キリスト教の弾圧の時に

拷問をしていたご先祖様をもつGさん。

 

 

萬霊供養で深く掘り起こしていくと、

「私は悪くない」という

強い思いをもった人が出てきました。

 

 

その強い思いの影響もあり、

子孫は自分の非を心から認めることが難しく、

 

滅罪に最も大事になる心からの懺悔が

し難いことに悩んでおりました。

 

 

今まで積み重ねてきた本人の業なので

仕方ないといえば仕方ないのですが、

 

自分と同じような先祖の思いを

解消していってあげる因を作ることで、

 

自分の直し難い性格を改善しやすく

なっていくものです。

 

 

もちろん自信の努力は必須ではありますが、

先祖の強い思いが大きな壁となることも

少なくないので、解消しておくのに

こしたことはありません。

 

 

そんな剛情なGさんのご先祖様を

調伏(悪心を教化して、仏法に導くこと)

することになった供養の時のことを

メールしてくれたのでご紹介しておきます。

 

 

【Gさん】

 

ご住職さま、いつも大変お世話になっております。

 

お礼のメールを書くのが大変遅くなり

申し訳ございません。

 

この度はU家の冥銭万霊供養を

執り行っていただき誠に有難うございました。

 

 

 ご住職さまより、前回

 

「次回は(島津藩でキリスト教弾圧で

拷問したご先祖さまで

 

「決して自分は悪くない」

 

と言っていた方の

 

『調伏・教化しましょう』

 

と言われていました。

 

 

その前回の万霊供養以降、

家で懺悔法や勤行の際に体が揺れるなぁ…

 

良くないなぁ…と思っていましたが止まらず、

 

どんどん揺れが震えになり、

 

供養の3日前からは体の内から

手も足も体もブルブルと震え、

 

グッと力を入れ「止まれっ」としても

一瞬止まっただけでまたブルブル震えます。

 

 

なんだコレは…と思っていたら

 

「(私は)悪くない…」と、出てきて、

 

あ、もしかしてご先祖さま?…と思い、

 

ご先祖さまに向かい、

自因自果…いつか返ってくる応報は

仏様にも止められない。

 

 

覚悟を持って受けるしかない。

 

自分に出来ることは、傷つけた人に謝り

懺悔することだけと私は考えます。

 

 

共に懺悔してもう二度と己れの

正義を振り回さないと決めて

変わっていきましょう…と

伝えたら黙っていました。

 

 

ご供養当日、ご住職さまから

 

「ああ、あの島津の…」と言われた後に

 

 

「東照大権現さんお呼びしたら

良いんちゃうかな。全ての武士のトップやし。

…そう入って来ました。」

 

 

と言われましたが、あまりにも凄い話しに、

私は驚いて言葉が出て来ませんでした。

 

 

そして、ご供養の際に

徳川家康公を呼んでくださいました。

 

 

ご供養の最中、私は雑念を減らさねば、

とかえって迷走してしまい、

本当に本当に申し訳ございませんでした。

 

 

ご供養から数日後の出勤時、

職場に向かい中に、

 

「(ふふっ…と笑い、)徳川さま…」

 

という言葉が私の口をついて出ました。

 

 

あ、今のご先祖さまや…と思いました。

 

よっぽど嬉しかったのだと思います。

 

なんと有難い教化・調伏なんだろう…と

改めて感謝いたします。

 

 

体はたまに揺らしてしまいますが、

震えはピタリと止まりました。

 

 

これからも私の中のご先祖様と共に

己れの正義を振りかざさないよう気をつけ、

自因自果を心に精進していきます。

 

 

有り難く貴重なご供養、

誠に誠に有難うございました。