生きることで運命を変える
神仏のご加護を得る道
自らの人生を変える力は、生きることにある
人生には苦しみがつきものです。
しかし、その苦しみの中にこそ、
神仏の導きがあります。
苦難を乗り越えたとき、
初めて見えてくる景色があります。
神道(古流)の視点では、
「禊(みそぎ)」という考え方があります。
これは、苦しみや試練を通じて、魂を清め、
より強い存在へと成長することを意味します。
つまり、今の苦しみは「禊の時期」であり、
それを乗り越えることで、
自らの運命が変わるのです。
また、仏教では「発願(ほつがん)」
という言葉があります。
これは「願いを立て、それに向かって
努力すること」を意味します。
どんなに苦しくても「もう少し生きてみよう」
と願うことで、神仏の加護が働き、
思いがけない助けが現れることがあります。
神仏習合の教えでは、人生のどんな状況でも
「神仏の光」は消えていません。
ただ、私たちがそれに気づかないだけなのです。
苦しみに囚われるのではなく、
「生きている間に運命を変える」
という意志を持つことで、
神仏の力を受け取ることができます。
もし今、自殺を考えている人がいたならば、
どうか「あと一日だけ」生きてみてください。
そして、次の日も、また次の日も神仏に手を合わせ、
「どうか導いてください」と祈ってみてください。
必ず、その祈りは届くことでしょう。
神仏を信じ、導きを受けることで
道が開かれる
神仏習合の教えでは、人生のどんな状況でも
神仏の光は消えていないと説きます。
しかし、私たちは日々の苦しみに囚われ、
その光に気づけなくなってしまうことがあります。
では、どうすれば神仏の導きを
受け取ることができるのでしょうか?
その一つの方法が 日々の信仰と祈り です。
たとえば、朝や夜に神棚や仏壇に手を合わせる。
あるいは、神社やお寺に定期的にお参りし、
祈願をする。
そうすることで、神仏とのご縁が深まり、
自分の中の迷いが晴れていくことがあります。
また、仏教の宗派によっては
「念仏」や「真言」を唱えることも、
神仏の加護を受ける方法の一つです。
苦しいときに「南無阿弥陀仏」や
「南無妙法蓮華経」、「南無大師遍照金剛」
などと唱えることで、心が落ち着き、
神仏の守護を感じることが
できるようになる人も沢山います。
信仰は強制されるものではありません。
しかし、神仏に手を合わせることで、
「自分は一人ではない」という安心感を
得ることができます。
それが、生きる力に変わるのです。
最後に・・・
この「自殺の問題を神仏習合的に考える①~③」
を通して、自殺がいかに重い罪であり、
また、死後に続く苦しみについてお伝えしました。
しかし、最も大切なのは
「今ここで生きること」です。
苦しみの中にいても、
神仏の光は常に私たちのそばにあります。
生きることでしか運命を変えることはできません。
どうか、今日を生き抜いてください。
神仏は、必ずあなたを導いてくださるのです。