法華ホテルに着くと、
法妙「胃がおかしいです」
『餓鬼霊ですね・・・』
法妙「ここもめっちゃいませんか?」
『どこも凄いですねさすがインド
』
と言いましたが、
法華ホテルはネパールでした(笑)
どこのホテルもオバケは沢山いますな
事故物件の自殺霊一体を頑張って
成仏させてた十年前くらいを考えると
ここまでできるようになれたのは
有難いことでありますが、
何の準備もなくホテル一棟を浄化するのは
負担がハンパありません。
しかーし、与えられた力を
出し惜しみしていたら
ある程度しか貸してもらえなくなるので、
根性で頑張ります
ということで、ご祈祷をしてホテル内を浄化
そして、食事を頂きます。
『うわ~、日本食や~』
法妙「お漬物も味噌汁もある」
ガイド「食材は日本から取り寄せてるからね」
『ただただ嬉しい』
ガイド「またこの先はインド料理ばっかりだから
味わって食べて下さい」
その日はゆっくりと休んで、
次の日【2月12日】の朝、
法華ホテルにて朝食会場に行くと、
「おはようございます」
と挨拶をされてきた日本の
お坊さんらしき人がいたので、
『日本の人ですか』
「はい、日本人です」
と言うことでお話することになりました。
日蓮宗系の宗派の方で
何度もインドに来ているようでした。
お上人「これからどこに行かれるのですか?」
『祇園精舎です』
お上人「私達も祇園精舎で会う人がいるので
数日後に行くんですよ。
蓮の花を研究されている
Hさんはご存知ですか?」
『いえ、知りません』
お上人「その方はお釈迦様が生きていた
2500年前の蓮の花の種を
見つけて現代にみ゙という咲かせようと
している方なんですよ」
法妙「えーっ、凄い方ですね」
そんな話をしながら
私達は日本食を頂いてましたが、
お上人(お坊さんのこと)と一緒に
来られた人達がやってきません。
お上人「7時に約束したんだけど、
全然来ないから間違えてるのかな?」
ガイドさん「年寄りだから
間違えてるんじゃない?よくあるよ」
お上人「う~ん、おかしいなぁ?
7時って伝えたんだけど」
電話をされたら7時半と聞いていたようで
他の方達も来られました。
そして、お上人が部屋に戻って
何やらプリントされた紙を
持ってきてくれました。
お上人「この新聞の記事にのってる方が、
Hさんです」
『ほんとや。全然知らんかった』
お上人「皆さんがお会いできるかわかりませんが、
もし祇園精舎でこの方に会うことができたら、
私のことをお伝えしたら
わかるので言ってみて下さい」
『わかりました~』
法妙「あの人が時間を間違えてなかったら
話すこともなかったので、
何か意味があったんでしょうね」
『仏縁有り難しです』
そんなことで我々はネパールを出て
インドへと戻り、祇園精舎へと
向かったのでした。
つづく