バラナシ中心地の近郊にあった

仏教八大聖地の一つである

サールナートへの巡礼を終えて

翌日はブッダガヤですが、

 

 

その前に、このバラナシという地域は

ヒンドゥー教最大の聖地であり、

 

 

あの有名なガンジス河【ガンガー】が流れていて、

インド各地から、年間100万人を超える巡礼者や

参拝客が、この聖地を訪れるという場所なので、

このガンジス河のことを

少しく書いておきたいと思います。

 

そんなガンジス河の沐浴風景の

観光があると言うことで

日の出前の早朝より向かいました。

 

 

途中でガイドさんが、

 

 

「おいしいチャイの店があるからご馳走するよ」

 

 

と言って写真の通りのお店でチャイを頂きました。

 

ガイド「この容器は飲み終わったら割るんだよ」

 

 

法妙「え~っ、勿体ないびっくり

 

 

ガイド「不可触民って聞いたことある?」

 

 

法妙「はい、あります」

 

 

ガイド「穢れを落とすために割るんだよ」

 

 

法妙「???」

 

 

この時、説明を聞いた法妙さんも

意味がわからなかったようでしたが、

 

ようするに不可触民の

出したモノは穢れているので、

穢れを払うような意味も含めて

割るということです。

 

 

上位カーストの人が使ったモノを

下位カーストの人が再利用しては

いけない感じです。

 

「チャイは飲むの?」

 

 

という疑問がありましたが、

紅茶は外国から入ってきた飲み物なので

大丈夫ですが、カップはダメという

日本人にとったら謎すぎるルールです汗

 

 

ガイドさんも「当たり前のことだよ爆  笑

というような感じで話していたので、

インドでは普通のことのようです。

 

この辺から色々な場面を目撃して

カースト制度の怖さを

少しずつ実感していくのでしたぐすん

 

 

ちょっと説明すると、

不可触民が車で轢かれても

そのまま道端に放置されたりもしますし、

上位カーストに殺されたとしても

何も言えないことが多い。

 

 

訴えたところで不可触民の人達が

悪者にされたりして、

復讐で何をされるかわかりません。

 

 

不可触民の結婚式を襲撃して

花嫁を襲って旦那を殺害したりしても

上位の人は罪にならないことが多いようで、

同じような事件が跡を断たないと言います。

 

 

そんな不可触民の子供達の生活を見たら、

日本人なら泣けてきますよぐすん

 

話をガンジス河に戻しますが、

お釈迦様の聖地以外に興味のなかった私達は、

 

 

法妙「ガンジス河ってただの川ですよね?

見学なんて必要ですかね?」

 

 

『確かに・・・、日本人が川に入ったら

病気になるって書かれていたので、

汚れてるでしょうしね。大きい川やな~

で終わりそうな感じですしね汗

 

 

法妙「そうですよねうーん

 

 

と言う感じでしたが、

フェイスブックの動画でお見せした通り

法妙さんはめっちゃ楽しそうにしており、

 

法妙「ガンジス河、

めちゃくちゃよかったですね爆  笑

 

 

『何でも実際に行ってみないと

わからないですねびっくり

 

となっておりました。

 

 

というのも舟に乗せてもらった時に、

女の子がお花を売りにきました。

 

舟に乗る人を探して、

花とろうそくを入れた紙皿を

子供たちが売りにくるのです。

 

女の子「花はいりませんか?」

 

ガイド「ブディストは

そんなことしないビックリマーク

あっちに行けビックリマーク

ヒンドゥー教の奴に売りに行けムキー

 

 

どちらもヒンディー語でしたが、

この会話は何となくわかりました。

 

 

『あれは何ですか?』

 

 

ガイド「供養の為に花を流すんだよ。

仏教徒はそんなことしないから、

ヒンドゥー教の人を探せと言ったんですよ」

 

 

法妙「やりたいニコニコ

 

ガイド「やる?やりたいの?」

 

『日本のお坊さんも

同じようなことするんですよニコニコ

 

ガイド「あ、そうなの?

ちょっとまって!おーい!」

 

と言ってさっきの女の子を呼びますが、

舟が岸から離れてしまったので

別の舟を呼んで売ってもらいました。

 

 

花だけではなく、

ロウソクに火をつけて流すものも購入。

 

『精霊流しやんびっくり

 

ガイド「魚もあるよ」

 

『放生(ほうじょう)もすんねやびっくり

捕獲した魚や鳥獣を川や野に放して、

殺生を戒める放生会(ほうじょうえ)という

仏教の儀式があるのですが、

 

調べるとインドに起源をもつ行事らしく、

中国や日本に伝えられたものだと

いうことでしたびっくり

 

 

インドから伝わったものだと

知らなかったから、

現地で知って感動できました。

 

 

知らなくて良かった(笑)

 

 

日本の宗教はヒンドゥー教に

似ている部分がかなりあって

知ればなかなか面白いので、

この辺の話しは特別仏教塾の

天竺編にてお伝えしますね。

 

 

語り出したらブッダガヤに行かれへんので、

ガンジス河のことは次で終わらせようと思う。

 

つづく
 

金剛山 一光寺

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