さらに奥に進んでいくと
都会の大通りなのにバカでかい敷地が
いくつか空いていて柵の中には
ゴミが散乱しています。
木刀リョー「この土地、何か問題あるんかなぁ?」
『ガレージとかやったらええけど、
人が使うにはキツイ土地やで』
木刀リョー「そうなん?」
『ここT字路の突き当りになってるやろ?
向うからの気が直接ぶつかるから大凶殺や』
木刀リョー「そうなん」
『突き当りは統計的にも
離婚とか家庭崩壊とか、
早期の死別も多いねん』
木刀リョー「さすが坊さんやな」
『しまったー』
木刀リョー「どないしたん?」
『トイレ行きたい』
M「俺も行きたい」
木刀リョー「コンビニ行ったら?」
『ここのコンビニにトイレが
あるわけないやろ』
トラック野郎K「駅行ったらええねん」
『たぶん駅もないんちゃうか』
とりあえず暗ーい地下鉄の駅の
階段を降りていきます。
『暗すぎるやろ』
改札をくぐっても
トイレの気配もない。
外国人達が数人前から歩いてきたので、
ナイフでも出されたらかなわんので
地元感を出しながら歩いていきます
『懐かしの熱血くにお君を思い出すわ』
そんなことで地下を歩いていると
千日前駅のホームに出ました。
『明るい眩しいくらいや』
かなり暗いはずの千日前駅の
ホームが光り輝いてみえるほどです。
『あそこおったらマヒすんで』
ずっと進んでいくとトイレ発見
入るとトイレの中にバックが散乱しています。
『置き引きしよったな』
仕方なく隣のトイレに入ります。
『トイレットペーパーを盗るんじゃない
いやいやここはまだオアシスよ』
そんなことで、また地獄の一階のような
地下を通りぬけて地上にでました。
木刀リョー「えらい遅かったな」
『この駅にトイレないに決まってるやろ』
木刀リョー「そらそうか」
トイレなんかあったら、
女性なんか一瞬にして
連れ込まれるでしょうし、
何に使われるかわからないのです。
トラック野郎K「じゃあ、あっち行きますか」
『もうお腹いっぱいやけどな』
木刀リョー「見学だけですよ」
すると「突然の暴力に注意」の看板が・・・。
M「気をつけなあかんな」
『こんな看板、ほとんどの人が
見たことないはずやで』
トラック野郎「さすがですな〜」
つづく