時間が無かったので、

 

「先祖は祟る?祟らない??」

 

という記事を簡単に書いたのですが、

 

「先祖は祟る派」

 

「先祖は祟らない派」 

 

だけではなく、

 

「先祖による派」

 

「どっちでもいい派」

 

「そもそも信じない派」

 

とかもおるでしょうな。

 

 ネットを見てみると色んなことが

書かれていましたが、そういうのを

見ていたら、私は個人的な意見よりも、

 

先祖は祟ると信じられてきた時代とか、

先祖は祟ると信じられている国の方に

興味が出てきました口笛

 

 

俗世間の考え方なんて

時代によってコロコロ変化するので、

そんなのに影響されてたらやりたいことも、

やらなあかんこともできんくなるからな。

 

 

これも時代によって少しずつ

変化はしてはいるようですが、

 

「病気や災害は、天や祖先の祟り」

 

と考えられてきた中国の祖先崇拝の宗教観では、

 

「祖先は真明や鬼魂との中間的存在であって、

適切な供養を欠かさなければ一族を栄えさせるが、

供養を怠ると鬼魂へと変化し子孫に悪影響を及ぼす」

 

という考え方をしています。

 

台湾映画のキョンシーも先祖の霊ですもんね。

供養してたら暴れないし、

供養しなかったら暴れるという

祖霊崇拝の考え方に影響されるかのように

お札をはってると暴れないし、

お札をはっていないと人を襲いますな。

人を襲わないキョンシーもいるのは

祟らないのもいるということですかねうーん

 

ベビーキョンシーはイタズラだけする。

ちょい悪な座敷わらし的な存在かなびっくり

他の国のことなんてほぼ知らんけど、

韓国、ベトナム、タイ、ミャンマー、

インドなんかの話も面白いし、

 

古代のギリシャ、ローマにおいても、


「祖霊に対する供養を怠れば、

祖霊は直ちに墓地を抜け出して怨霊となり

生存者達を苦しめた」

 

という考え方があったのも

興味深いところでした。

 

 

日本では歴代の天皇方も

先祖の祟りを認めて祭祀を重視し、

密教や呪術などに頼ってきた時代の

方が長かったしね。

 

「先祖の祟り」を鎮めてきた

その時代にいた最強の密教僧や、

稀代の呪術師と呼ばれたような人達も

「祟り」などと言うてた者達は、

デタラメな嘘つき野郎達であると

言う人もいましたが、

そんな口先八丁だけでやっていける

わけがないのですけどねうーん

 

飛鳥時代に盂蘭盆会を行った推古天皇なんかは

「先祖は祟る派」でしょうし、

 

そういった天皇家の考え方もあって

日本の仏教や神道が栄えて

いまだに残っていることを考えるだけでも、

仏教思想を基本とする愛民治国の政治を

行ったとされる推古天皇には感謝なのです照れ

 

そんなことで、

 

「怒る奴もおれば、怒らん奴もおる」

 

と同じように、

 

「祟る先祖もおれば、祟らん先祖もおる」

 

ということでしめたいと思います。