怨念オバQと、決戦の時が来ました。
真元さんが到着したので、
さっそく夢の話をしました。
「完璧やった・・・ってどういうこと
なんですかね?」
『呪いが完璧やったってことかなぁ?』
と、この時はわからなかったのですが、
呪った相手が姿を見せたのは、
確かだったようでした。
そして、呪いをかけられたKさんを、
結界をはった中央に座らせて修法開始。
私の目の前にKさん、Kさんの斜め後ろには
真元さんがいてくれました。
真元さんは、Kさんが暴れ出さないように
術をかけながらサポートしてくれています。
そのお陰でスムーズに進んでいきました。
しかし、途中で何故か、
Kさんが何度も真元さんの方を
向こうとしていました。
真元さんに後から聞いたのですが、
この時、実はもう一人の術者が姿を現して、
睨みつけながらこう言ってきたそうです。
『お前が教えなかったら、
呪いは完璧やったのに・・・。
お前のせいで~
』
実は、2人の術者がかけてた
呪いだったんです。
だから、真元さんの方に
向こうとしてたみたいですが、
真元さんは、
「教えたんは俺じゃないし。
後ろの人や」
と思われていたようです。笑
つづく
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