「えーっ!わしに何ができるの!?」

と思ったりもしましたが、

「住職にできる依頼しかこーへん」

という真元さんからの言葉と、

「正しい信念をもってやれば、

どんな悪い者にも引張られないし、

神仏が君を必ず助けてくれる」

というA先生の言葉を思い出しました。

霊視はできなくても、一つずつ探っていけば

何とかなるかもしれない。

そこで、その夢に出てくる方達と、

依頼者の先祖達にアクセスしながら、

その方達の罪障を消滅させる修法を施し、

悪の力を滅してくれる不動明王率いる神仏達と、

地獄から救って下さる千手観音さまの力をお借りして、

亡者達の供養を行いました。

何体くらいの亡者達が出てきていたのかは、

わかりませんが凄かったと思います。

「いけるかも・・・」と思った瞬間、

仏さまの後ろから夕日が差込み本堂が輝きました。

まだ読経は続いておりましたが、

一気に空気が変わり、「終わった」と感じておりました。

下の部屋にいた嫁も、空気が変わったことを察知して、

「終わったんやな」と思っていたようです。

最後に、涙を流しながら

「ありがとうございます。

こんなに拝んでいただいて・・・

体がスッとしました」と嬉しそうにして

帰っていきはりました。

「できることなら先祖供養は

やっていったほうがいいですよ」

と息子さんには言ったのですが、

若い人には難しいのかもしれませんね。

やる、やらないは、本人の自由ですが、

先祖に感謝する気持ちは

持っていてほしいなと思います。

合掌。