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10月になってやっと、大阪も秋の気配がしてまいりました。
でも、まだ30度前後が多く、もしかしたら大阪は「亜熱帯」になったのでは?と不安になったりします。
さて、このたびは、英会話スクールが無駄になる3つの受け方をお伝えしたいと思います。
逆に言えば、この受け方を避けると、英会話教室は非常に有効で、上達のスピードは格段に早まっていきます。
当校の体験レッスンでいただく質問の中に
「私も英語が話せるようになるでしょうか?」があります。
「もちろんです!私にお任せください!」とは絶対に答えません。
「魔法の杖はないです☺️ できるだけ発話回数を増やして、地道に続けられるか…によります」と答えます。
この言葉で入会しない方も何人かいますが、そこで覚悟できる方のみ Welcome! です。
ネイティブが365日聞いて話している言葉を、途中参加の日本人が追いつくには、発話回数×日数で勝負するしかありません。
回数を重ねていく…すでにこの動作が地道極まりないですよね。音楽では、ボイストレーニング、水泳では、ビート板での足の訓練のようなものです。
(華やかに見える世界の裏には、必ず地道なトレーニングが潜んでいます)
このトレーニングをサポートするのが、英会話スクールの役割です。
英会話スクールに通う頻度を上げろ!…という意味ではありません。
もちろん、通う回数が多いのは理想ですが、レッスンや自宅学習の『中身を濃くしていくこと』が、もっともっと大切です。
前置きが長くなりましたが、下記に英会話スクールが無駄になる3つの受け方を記載いたします。
その①
『ひたすらノートをとる』
ノートをとる事自体を否定するわけではないですが、『ひたすら』が付くとNGです。レッスン中、ずっと手を動かして講師の一言一句を書いているような状態です。
ノートをとる心理は「後で見直そう」、すなわち無意識の「後回し」です。「今覚えなくても良い」という潜在意識が働き、確実に現時点での集中力が弱まります。
忘れないように書く。
→後で書いた内容を見て安心する。
→書いた内容は時の経過で忘れていく。
→次のレッスンでも忘れないように書く。
…以下繰り返しです。
書いた内容はどんどん溜まっていきます。
しかし、その量に比例する英語が身についていくとは思えません。
逆に、書かないと「今しっかり聞かなければ!」という潜在意識が何倍にも働くので、集中力がぐっと増します。
しかも、レッスン内容を溜め込まないので身軽です。無用なプレッシャーがありません。
さらに『ひたすら』書くことが問題なのは、書く行為に没頭している=ほとんど下を向いている、ということです。
英会話スクールは講師と生徒様がコミュニケーションをはかる場です。
レッスン中、前を向いてもらった方が、コミュニケーションがしっかり取れるのは言うまでもありません。
その②
『単語にこだわる』
日本語をそのまま英語に変換しても、英語らしい表現にはなりません。
例えば「彼は失礼な態度を取ることもある」を英語にするプロセスで、
『「態度」って英語でなんて言うのだろう?』
のように、単語単位で思い浮かべる習慣がついてしまうと、何年スクールに通っても上達は見込めません。
「彼は失礼な態度を取ることもある」→ He can be rude.
どこにも 態度 =attitude はありませんよね?
非常に大切なことなので、太大文字で書きます
↓↓↓
日本語の単語を単体でそのまま英語に変える癖がつくと、いつまでも英語は話せません。
単語単位で思い浮かぶのを、英語上達の初期段階と認識しないでください。
「まだまだ単語しか浮かばないので😅⤴︎」ではなく、「悪い習慣で単語しか浮かばないので😰⤵︎」です。
それぞれのスクールの方針はあるかと思いますが、当校ではこの習慣をやめるよう導きます。これは、講師と生徒様、相互の力を合わせないとなかなか改まらないです。
従って、素直に聞き入れる生徒様はこの悪習慣を脱して、間違いなく上達していきます。
その③
『理屈で突き詰める』
例えば、a と the の違い、Happy birthday to you. はなぜ Happy birthday for you. じゃないのか? などを突き詰めないと気がすまないタイプは要注意です。
納得してもらうために、図解しながら説明をします。その説明後に「今後はこのような説明に長い時間を費やしません☺️」と伝えます。
総じて、a-the にはこだわるのに、単数で "a" が全部抜けていたりします。"I went to bar." "I met friend." は気にせずに言ってることがあります。
こっちの方がずっと問題です。欧米人は 「リズム」を非常に大切にする国民だからです。
Happy birthday to you. に関しては、
to の説明を長々しくしても、別の構文での "to" … 例えば " I'll attach this massage to the email. " の構文はすぐに作れません。
今度は「なんで "on" や "by" じゃだめなのか?」という質問がしたくなります。
このように、理屈で突き詰めるより、I'll attach this massage to the email. と文ごと把握することをお勧めいたします。
さらに、他にも to が含まれる構文をどんどん発話して、"to" のニュアンスをつかむことが大切です。前述した回数勝負です。
限りのあるレッスン時間、理屈に関する長々しい説明を講師にさせて費やすより、発話の時間に多くを使う方がずっと有意義です。
…以上
英会話スクールが無駄になる3つの受け方を記載いたしましたが、すべてに共通するのは、
自己流を通す。
ということです。
もちろん、自己流で上達しているなら、それに越したことはないですし、その場合、英会話スクールは必要ないと思います。
最後に『番外編』として、英会話スクールが無駄になる受け方に「ほとんど発話しない」があります。
質疑応答で発話できない方には、私がいくつか日本語でヒントをお伝えいたします。簡単に英語にできるヒントばかりです。
例えば、「忙しい」とか「時間がない」って答えもありですよね?…と、その方のスキルなら絶対英語にできる範囲でお伝えいたします。
ヒントを与えると、自分なりに文を作ろうと努力される方がほとんどですが、
それでも「うーん」と一言も発話されないパターンが…もっとしっくりくる返答がほしいのでしょうか…??
英会話スクールに通えば、すらすらと答えが出てくる『魔法の杖』が手に入るわけではありません。
冒頭でお伝えした通り「魔法の杖」は存在せず、いかに発話回数を増やして、地道に続けているか…により、このような場面で差が出ます。回数✖️日数で勝負です。
英会話スクールは、その回数を増やすサポートをし、適切なアドバイスをする場所です。
「スクールに通いされすれば」または「やみくもにがんばりさえすれば」→自然に英語が話せるようになる…というわけではございません。
以上、英会話スクールが無駄になる『3つの受け方』&『番外編』でした。
現在英会話スクールに通っている方、これから通おうと思っている方々のご参考になれば幸いです☺️✨
---教室の棚の上にハロウィンの飾りつけをしました---
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(大人のみ)
楽しみにしております。
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「話せない」から「話せる』へ
代表 Yuko Fujikawa