2024年8月11日 平瀬からワリ谷(白山) 

  13時間  4名  晴

 

 

白山・東北東の稜線(中宮道)の北阿弥陀ケ原を源頭とするワリ谷を溯行してきた

 

 

4:50,平瀬登山口発

車道を戻り、白水滝前の白山ブナの森キャンプ場の看板を見て左折

キャンプ場の管理小屋・トイレを過ぎ奥へ進む

 

 

6:00,最後の堰堤から入渓

 

 

特に大きな滝もなく普通のゴーロ歩きが続く

 

 

 

 

 

 

前方に茶色のガレた岩塔が見えてきた

 

 

 

 

 

傾斜は次第に増してくるが、ロープを出すほどでなく谷をどんどん登る

 

 

 

 

 

 

ついに水が切れだした最後の源頭部かと思われたあたりで大休止、1940m辺り

ここまでで10時、楽勝かと思われたが核心はここからだった

 

 

 

岩場に咲く美しいミヤマダイモンジソウ

 

 

 

涸れ谷を進むが岩に阻まれ、2回のロープ出し2000~2050m辺り

 

 

 

この切れ落ちたトラバースの支点に

真新しい残置スリングが残されていた

 

 

 

岩と草付きの混在する急傾斜の崖~この辺りのルート取りは難しい

 

 

 

これを過ぎるとようやく北阿弥陀ケ原の草原が眼前に広がる、11:56

 

 

 

この草原が曲者で藪にはまり込んで進退窮まったり、溝にはまったり

草付きをトラバースしたり(左方向に寄り過ぎたためかも)

標高差80mを40分かかって中宮道に辿り着いた、12:40

 

 

 

 

 

ミヤマアキノキリンソウが多い

 

 

クルマユリ

 

 

 

お花ロードの中宮道を登り下りしヒルバオ雪渓、14:45

 

 

 

雪渓からは250mの登りで翠ケ池、16:16

 

 

この登りで炎天下のもと私に熱中症の症状が現れる

(吐き戻しとムカつき)で足がふらつき、一気にペースダウン

 

 

イワギキョウ

 

 

 

 

室堂着17:40

 

 

 

日帰りの予定が急遽、室堂の小屋に泊まることになりメンバーには申し訳なかった

夕食はまったく受け付けずだが、炭酸飲料は辛うじて飲めた

 

 

 

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翌朝、体調は戻り平瀬に向けて大倉尾根の下山開始

 

 

別山~三ノ峰~二ノ峯~一ノ峰~銚子ケ峰の稜線が一望できる

 

 

ヤマハハコが多い

 

 

タカネマツムシソウ

 

 

 

大倉山の避難小屋は現在改築中で使用出来ない

 

 

 

 

 

 

 

 

4時間の大倉尾根下りで平瀬登山口に到着

 

 

 

 

白水湖畔の大白川露天風呂(トヨタ白川郷自然学校経営¥500)

に浸かりさっぱりした(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

変化に富んだこの周遊ルート、ネットでは登下降ともに

安易に通過できそうに載っているが、ワリ谷の核心部は登攀を伴う

上級者レベルであり、けっして侮ってはいけない

安易に踏み込んではならない領域である

 

 

 

お花はもう最盛期を過ぎていたが、登山道の両脇には様々な花が

まだまだ咲いていて目を楽しませてくれた

7月中旬~8月初旬ならば最高のお花畑に出会えるだろう!