令和4年8月12日(金) 乗鞍山麓・五色ケ原の森

  雌池・布引滝(2時間のガイドツアー)  雨のち曇

 

 

 

前日に焼岳登山を終えて後、

五色ケ原の森案内センターに立ち寄り、

急遽、空いていた2時間コースの参加を決めた

ほうのき平駐車場で前夜泊

 

 

雨音で眼を覚ました~予定通りの雨

 

 

乗鞍登山の畳平行のバスが朝6時に出発していった

登山客は数名いたようだった

 洗面とトイレを済まし、ガイドツアーの案内所へ移動する

 

 

朝7時には、雨の中8時間のロングコースのツアーが出発して行った

更に7時半には別のロングコースがスタートして行く

 屋根付きのベンチで朝食を摂り、身支度をする

傘は不可で雨具のみ着用

 

 

8:50集合、マイクロバスで出発する

女性ガイドOさんと夫婦2組と私の5名

 

 

R158号線を西に下り、旗鉾の慈雲寺から林道に入り、

くねくね道を登って行く

乗鞍神社、平金鉱山跡(銅山)を過ぎ、ゲートを開けて閉めて、

出合い小屋に到着した、30分のドライブ

出発時にはすっかり雨は止んでいた

 

 

ゴゼンタチバナの赤い実

 

 

シラタマノキ

 

 

 

苔むした溶岩台地の登山道を進む

登山道の下は土ではなく溶岩の間に落葉等の堆積物が
積み重なったものだそうである

濁河温泉から御岳へのルートも最初はこんな感じだった

 

 

シラビソの森を通過

 

 

自然のオブジェ

 

 

 

 
 

赤い実の成ったものが多い

Oさんがその度に名前を教えてくれるがとても覚えられない

 

 

春に白い花が咲くオオカメノキに赤い実がついていたのには驚いた

 

 

トサガワラの樹皮

 

 

 

黒いネズコ(黒檜)の木も教えていただいた

 

 

雌池

夏から秋にかけて現れる幻の池

地底から水が沸いてくるらしい

 

 

 

ゴゼンタチバナの白い花(花と実を同時に見られた)

 

 

 

そして待望の布引滝!

驚くことにこの滝は地中から噴き出してくる水で

出来た滝で、水量はほぼ変わらないそうである

 

 

左手から白川の滝が合流してくるがこちらは凄い水量

 

 

 

白川にかかる横手滝も凄い水量

 

 

 

 

 

布引滝

 

 

 

 

出合い小屋から、布引滝展望台まで、滝を見るために設置された

車椅子専用の遊歩道はあちこち痛んでおり滑りやすく、

もう使われていないそうである

 

 

18年前に開設されたこの森は昨今のエコツーリズムの台頭と

隔離コロナ社会の中で、社会的に認知されつつあるようだ

 広大な敷地の林道や登山道の整備、草刈りだけでも莫大な経費が必要であり、

5月~10月のガイド収入だけで維持していくのはたやすくはないと思う

 

 

ガイド料金は高いが、少人数制で、見ることが出来ない貴重な自然を

安全に効率良くガイドしてもらうというのは他にはない得難い体験である

ガイド個人に対する満足度、案内所の快適な設備、職員の接客態度等

を勘案するとCS(顧客満足度)は高いと言える

ガイド料がもっと安ければ嬉しいが・・

 

 

秋にはもう一度訪れたいところです