2019年2月10日  単独  6時間10分  晴・風強し 



昭和山は泉南の374mの低山だが、
タイトル通りで大阪最後の秘峰とはよく言ったもの。

ちょっと骨のある箇所が随所に出てきて、
ドキドキハラハラとなかなかに面白い展開だった。


道の駅発7:21-川上新道取付7:27-つづら畑越7:46-
車道8:15-槌ノ子峠9:00-小ピーク9:19-尾根に乗る9:48-
鉄塔NO,5410:10-昭和山山頂10:50-楠峠11:32-
346P12:27-つづら畑越13:26-川上新道取付13:40-
道の駅着13:51


7:21、道の駅・根来さくらの里発。


非常に寒くおまけに風が強い~こりゃ、前途多難やなぁ・・。
取り付きがわからず車道側道を北側へ歩いていくと、前方に鉄塔が見えてきた。
あの尾根あたりか。(広い車道を横切ったら早いけど、よゐこはそんな危ない
ことはやめましょう。いったん車道の下へ降りてトンネルを潜り向こう側へ。)


山の方に向かって行くと、玉ねぎ小屋の柱に川上新道の看板が架かっていた。
ピンポーン!

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ジグザグの斜面を登るとそこはもう別世界。小さな沢沿いに
植林の薄暗い、湿気の多い小道が続いている。
20分足らずの歩きで、最後に一登りで、峠の稜線に出た。


峠はつづら畑越で4つ辻になっている。左手は昭和山へ、右手は尾根の縦走路?、
直進は信達楠畑へ通じているらしい。


今回周遊コースを考えているので
まずは槌ノ子峠を目指す為、信達楠畑へ降りることにする。
峠から当初は道もテープもあったが、ふっつりと途絶えた。
30mも降りれば沢に出るだろうと斜面を下っていく。


沢沿いの道のこのタコ足の木の辺りへ降りてきた
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右岸に明瞭な巻き道が続いていて、橋を左岸に渡り、20分足らずで車道に出た。


取り付きの関電道の標識が目印
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しばらく車道を歩き、信達楠畑の集落で橋を渡り、左岸沿いに道を進み、
槌ノ子峠まではひたすらに歩く。


9:00、槌ノ子峠発~川上新道(昭和山)は左手へ、四ツ石山は右手へ
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テープと踏跡は明瞭である。最初の小ピークへの登りは左手へと方向が変わる。


登りの枯谷と尾根の両方にテープが随所にあるが、足元が見えない藪である。
登り易い所を登ると道が出て来た。


小ピークからは下りに転じる。
風を避けた陽だまりで最初の休憩を摂る。
牛乳とリンゴ1個を平らげ一息ついた。


この青い杭はコース中ずっと続いていた(楠峠から先の広い尾根にはなかった)
どなたか奇特な方が設置されたのか
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倒木が処理されていた
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急傾斜を下った後、向こう側の見晴らしの良い尾根に乗る。


尾根に乗ったところで方向が変わり右手へ。
方向が変わるところでは必ず道標がある
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道は緩やかに下っていき、この道標は左手へ進む(広い右手の道は境谷へとある)
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この辺り猪のヌタ場が多い。


10:10、道は登って行き、やがて鉄塔NO.54が姿を現す
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関電道を登り詰めると道は下りに転じ、
やがてアップダウンを繰り返すようになる。


槌ノ子峠からのコース上には立派なヤマモモが多い。


ヤマモモの木の向こうに昭和山が見えて来た
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泉南らしい羊歯に覆われた明瞭な歩きやすい道になって来た。


10:50、昭和山374m 
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山頂は小広場になっていて、和歌山・紀の川方面の展望が開ける。


昭和山から楠峠までは小さなアップダウンを繰り返すが、
倒木が多く、テープ・踏跡が薄い箇所もあり、注意が必要。
テープを忠実に伝わなければ迷ってしまうだろう。


11:32、楠峠

最後は突然切れ落ちていて、古い短いトラロープを伝い楠峠へ降り立った
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着地したところに楠峠の看板あり
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掘割状の楠峠から先はテープがない。大阪側は藪が酷く進めない。
対岸の崖が高すぎてどこから取り付けばよいかわからず、
和歌山側に少し下って対岸の尾根に乗った。


広い尾根を登って行くが、テープ・踏跡・青い杭が全く見当たらず(><)
とりあえず上へ上へと登って行く。


と、人声が聞こえて中年の男女ペアが降りて来られた。いや~ほっとした!
テープ・踏跡がないので思案しているようである。
楠峠の崖の縁まで案内し別れたが、
無事に昭和山まで辿りつけたのだろうか。


稜線近くまで登るとテープと道が現れた。安堵!!
さて現れた明瞭な道とテープは左手に下りに転じている。
ジグザグの道は谷方向に下って行くではないの?


やがて道は酷い藪の下を潜るようになり、目の前に現れたのは、
“楠峠”の看板だった?!
先の楠峠より大阪側に位置している。


その先を確かめるゆとりもなく、踵を返してジグザグ道を上がり
最初のテープまで戻る・・。

倒木の大きな根っこを向こう側に越えると
果たして、その先に本来のコースの道とテープが現れた(>喜々<)
この稜線上のテープを最後に、楠峠までの下りの広い尾根は
故意にテープが外されているようだ。


誰が?何の為に?藪の楠峠に導く為?う~ん、気になる!!
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北へ向かう稜線尾根歩きは極めて明瞭。(一部倒木で不明瞭)
12:27、346Pまでがとても長く感じた。


痩せ尾根を過ぎ、眼下に鉄塔が見えて来た時は嬉しかった。


13:26、つづら畑越
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13:51、道の駅着



2つの楠峠の謎~解明しに行かないと!又、宿題がひとつ増えました。



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