「因果一如」という禅の言葉があります。
これは、原因と結果は一緒であり、
その結果はすでに原因をつくった時に一緒に生まれている、
という意味。
「因果応報」とは違った意味を持つ言葉です。
「これだけ頑張ったのだから」「これだけ努力したのだから」と、
あまりにも『因果応報』的に考え過ぎると、
自分を苦しめることもあります。
それに対して「因果一如」は、
何かを始めた瞬間に何らかの結果は必ず出るのだから、
結果を気にせず始めることに意味があると、
新たなチャレンジに対して背中を押してくれる言葉であり、
結果にとらわれずにその努力した分を
素直に認めてあげることでもあります。
この10月は上期を終え、
下期を迎えた方も多いと思います。
次の半期をどうチャレンジして、
どう生きていくのか?
今まさに「因果一如」の精神を、
自身に問われているような気がします。
皆さんはいかがでしょうか?