鹿児島に帰ってみた。目的はもちろんラーメンである。
帰省前からどこの店に行こうか考えあぐねていたのだが、やはり鹿児島で最も歴史ある「のぼるや」に行くことにした。なにせうちのおじさんは名前がのぼるだし。
創業が1947年だというのだから現在61歳ということか。戦後間もない復興の頃にタイムスリップしたかのような店構え。

あれ、店あいてんのかな・・・と思ったら裏にのれんが・・

中に入るともはや戦後。非常に古い。
こんな店が鹿児島市内に残っていたなんて・・・。
客は僕一人。なにせ一杯千円のラーメン屋だから若者が一人で来るなど珍しいらしく、僕は珍客と化した。
珍客ならば珍客らしい言動というものがある。
ここにきたのはあくまでイレギュラーということをアピるわけだ。帰省ついでにきたんですよ、と。僕はばあちゃん4人くらいの中にいたのでひたすら喋りまくった。そうでもしていないと間が持たないし、写真も撮りづらいであろうから。
まずでてきたのは鹿児島のラーメンに必ずつく大根のつけもの。淡白で大根が固かったがしかたない。夕方にきた僕が悪いのさ・・・
さあ、そして出てきたラーメン!

おお・・・これが還暦ラーメンか・・・。
麺はちゃんぽん麺のようで、豆もやしをメインとした具が盛られている。あとは歯ごたえのいいチャーシューと青ネギ。
脅威なのはこの量。かなり多い。かなり空腹じゃないと食べきれないんではないだろうか。
完食。最初は薄いな~と思っていたが食べすすむうちになじんでくる。今まで食べたことがないラーメンだ。やはりここで大事になってくるのはこの歴史。
鹿児島の火山灰に降られながら生き抜いてきたこのラーメンを今時分こうやって食すことができた。ありがとう、のぼる屋のばあちゃんたち・・・・。
そして僕の舌はしばらく麻痺し続けた。