こんにちは、一花です。

 

最近忙しさにかまけて、完全にブログをお休みしている状態。

ちょっとウォーミングアップを兼ねて、つらつらと書いてみます。

 

秋口くらいから

『オリンピック景気でもっと不動産が上がるのか?』

占星術をご存知の方からは

『土星、冥王星の会合があるけれど、こういう時は株を売った方が良いか?』というような、

家の買い替え、株の売買といったお金に関する質問が多いな、と感じます。

いかにも地サイン優勢の、昨今を反映した質問ですよね。

 

この手の質問って、最終的には各個人のチャートをみなければ答えは出ないのだけど

(景気が良くても損する人もいれば、経済危機に乗じて大儲けする強者もいる)

土星冥王星が重なる2020年に経済危機が起きると予測している占星家もいるので、

これからしばらくの天体の動きについて、簡単にまとめます。

 

下図は2019年の秋分図。

秋分図(9月24日)をみると、

1ハウス(民意)に海王星があり、国民は迷いや不安を感じやすく

また月も私たち国民を象徴する天体ですが、土星冥王星からアフリクトされた形で、

金星や水星を巻き込んだT字形を形成しており、「厳しい」配置です。

※ブルーの〇

 

この「厳しさ」は、10月1日から消費税が上がったり

9、10月は日韓問題も大きく報道されていた時期で

外交問題も厳しく、台風の被害もありといった状況を考えれば

状況にマッチしている。

ただ「厳しい」配置なのだから、もっと大変だと感じも良いはずだけど

木星がMC近いので、基調としては楽観ムード。

木星の影響を受ければ、ギスギスした感じにならないからね。

 

しかし冬至図になると一転してマレフィック(凶星)が目立つようになり

春分図と同じように、MCと土星冥王星がタイトに重なります。

ASCには天王星も重なるため、春分図よりもマレフィックが目立っている。

 

 

しかも年明け早々に土星冥王星のコンジャンクションが起きます。

 

そもそも地星座(火地風水4エレメントの地=牡牛、乙女、山羊座)のというのは

地に足のついた、down-to-earth、という言葉からイメージできるように

洋の東西問わず『現実的』でプラクティカルな面を大事にする、という認識よね。

 

だから地星座は物質的な力が強まると考えることができるし

実際に過去、山羊座に土星に入った期間は地価が上がったことは事実

 

かつて山羊座土星だった1959年~、1988年~というのは地価の上昇が激しかったため

(1960年は大都市圏の地価が60%も上昇、1989年はバブルのピーク)

セオリー的には、今回の山羊座土星は再び地価の上昇に影響するはずだし、

そう予測されていたわけです。

ただ、バブル崩壊後の日本は、だらだらデフレが続いたため

正直、私自身も「ホントに上がるのかな?」と訝しく思ったけれど

今回の山羊座土星期間も、見事に地価は上昇してゆきましたね。

 

ただし同時に、地星座に天体が集結すると景気が減速するという見方もある。

 

これは日本のバブル経済が崩壊した1990年を振り返ってもわかるように

(1990年は山羊座に土星、海王星、天王星が入っている)

ピークから転換する、つまり頭打ちになるというか。

 

この辺りはRoy Gillett氏の資料が分かりやすいと思うので(ご本人の了解を得て)

ここに張り付けておきます。

 

この図を見ると右下矢印下がる転換点、または右矢印横ばいになった

転換点の天体配置囲み内に表示されています。

多くの天体が、茶色で表示されている地サインの星座に入っていることがわかりますよね

 

(※上に秋分と冬至のチャートをあげましたが、

これらに対するGillet氏のコメントを最下段に入れます)

 

ひとつの鍵となりうるのは、12月26日に起きる日食です。

 

12月に起きる山羊座へのイングレス(冬至)は、

上記したように厳しい様相だということを踏まえたうえで

この日食を考えたいわけですが、気になるのは日食帯。

 

下図を見てわかるようによく問題になっているホルムズ海峡近くから、アジア一帯に影響します。

 

 

というわけで、繰り返すと

景気が良くても損する人もいれば、経済危機に乗じて大儲けする強者もいるため

各個人のチャートをみなければ答えは出ないのだけど

まあ、大枠が変化している時期

 

私たちの意識は物質的なものに向かいがちだし

(時代の基調をつくる木星以遠の5天体のうち4天体が地星座に集まっている)

 

うち山羊座に集結した3天体は私たちに野心や上昇志向をもたらすかもしれません。

 

山羊は悪路も駆け上がる強い生き物ですから、野心というキーワードが出てくるのですが

社会的に強くありたい、という気持ちですね。

 

これを追い風として、手にしたいものを手にするも良し。

 

とはいえ長らく不況が続き、給与が安い国となってしまった今の日本で

現実的な事柄にがっつり取り組むと、しんどさを感じる人も多いでしょう。

 

土星がルールする山羊座は、臆病な面があるため

自分が弱者側に立つことを恐れます。

 

価値観の刷新、対立などドラマが生まれがちな時だけれど

長いスパンでみれば、崩れるものは崩れ、風が塵を払うという

新たな時代に向けての前段でしょう。

 

 

さて何が起きるのでしょうか?

 

愛をこめて

IKKA虹

 

(頂いたメールの中から、上図秋分と冬至のチャートに対する

Roy Gillet氏のコメントをシェアしますね)

Of course, with the strong concentration of Capricorn and earth sign planets in the build up until now and right through until the end of 2020, there will be many trigger charts like the ones you show.

 

The world economy faces a radical confrontation with reality. Do we continue to 'print money' [QE], extend credit and consume ever more and more, or do we rise above desire, and devise a system with more give and take, less work, less production, more cooperation? Do we continue to blame and fight against others, or cross what divides us, and care for each other and planet?

 

At times like these,  when opinions are polarised and the unscrupulous are seeking to divide in order to gain power, it is vital to move away from fixed positions. Except that is a commitment to kindness, 'do not do to others what you would not wish them to do to you'. 

Roy Gillet氏プロフィール  roy.gillett@ntlworld.com