こんにちは、IKKAです。
さて『そういう時に、そういう相手』②からの続きです。
最初から読みたい方は、↓こちらから
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かたや悪い形で、そういう時に、そういう相手。
そういう出生図だからそういう相手、という場合もある。
出生図においてパートナーとの関係が難しそうな人が、
おっとその相手かっ! と言うような
難しい相手を連れてくるケースが多い、というところから
続いている記事です。
「えーっ、出生図に難しい点があれば、気を付ければいいでしょ?」
「そのために占ってもらったり、占星術を学ぶんじゃないんですか?」
これについて理解を深めるため、今日は少し深く掘ってみましょう。
こういうタイプの人たちは、占いに来て
「どうやったら結婚できますか」「いつがいいですか」と、真剣に聞いてきます。
しかし一生懸命幸せになりたいと言っているわりに、いざという時に行動しなかったり、
おっとそんな人…という相手を見つけて、
付き合って、破局して、振出しに戻って、また同じ質問をしてきたりするのね![]()
なので同じ質問を何年にもわたって・・・ということも多々あります。
で、こちらも質問に答えます。
するとその時はああそうか![]()
と分かったような気になる。
「次は私を幸せにしてくれる人を探します!」「次は〇〇します」「大丈夫です」と言い、
心から「次こそ」と思っている。
けれど、夢は実現しない・・・![]()
どうしてか?というと、その理由の一つに
出生の傾向とこれまでの経験によって
『本人の行きたいところに向かう橋が落ちている』
意識が落ちている、ということがあるのね。
この『橋が落ちている』って、どういう状態か?
ひとつ実例を出してみます。
60歳手前の女性、5ハウスに山羊サインの土星、オポジション11ハウスの火星(出生図)で、
夫と間に、若干DVを含んだモラハラ問題があり、本当はそこから逃れたい。
けれど彼女の口から出るのは
「夫はこういう行動をとるから、ちょっと人格的におかしいんです」。
こんな風におかしい、あんな風におかしい…
何がどうしておかしいのか色々(心理学などを)勉強してきたけれど、
やはり人格的にどうみてもおかしい…モラハラだ…
でも人格だけじゃなくて、相性の問題も関わっているだろうか?…以下続く
という話の流れになっちゃう。
一生懸命そういう話をするわけです。
これ、変でしょう?
これは、自分の「嫌だ」という気持ちを、そのまま認められない。
認められないことが、見えてない、気付いていない状態なの。
精神科医や裁判官なら、人格的に問題あり/なしのラベルを貼ることに
意味があるかもしれません。
けれど妻という立場でいくらラベルを貼っても、結局自分はどうしたいか。
モラハラだから離婚したいのか、モラハラしてくるイケメンだから楽しくてたまらないのか![]()
お肉の付いたおデブさんだから見るのも嫌のか、見ていて癒されるのか
極論、個人の自由なのです。
堂々と自分の「嫌だもん」「好きだもん」を認められれば、
理由などあげつらう不要はないし、ましてそれを他人に訴える必要もない。
自分の気持ちを認める意識が「ごっそり落ちて」いるから、
色々勉強しました、やはりあの人はおかしいです、でも相性なんでしょうか?
という発想になっちゃう。
勉強するのは素晴らしいことだけど、理論武装なんて言葉もあるくらい
自分の心を見ないために色々勉強する人もいたりします。
(心理学的なDVによるトラウマといった視点は脇に置いており乱暴ですが)
これはアストロロジーで見た場合、とても分かりやすい例。
5ハウスという、自分を表現するハウスに土星があることで
自分を認めることに強い抑圧がかかっている。
これは『橋が落ちている』、意識がおちている状態と関連しそうな配置。
強く抑圧すると、認識することができなくなるからね。
(注・5ハウスの土星=橋が落ちている、といっている訳じゃないですよ)
この5ハウス土星は、火星とオポジション。
火星土星は我慢の象徴。火星の行動力と土星の抑制が対向して
非常にフラストレーションがたまる配置です。
この土星火星がテーマになっている人生らしく
彼女の出生図DESは、夫の火星と重なり
ICは夫の土星とオーブ1度位以内で重なっている。
まるで意図したかのように、火星土星の影響を強化する相手を夫に選び
(出生図のアングル上に土星火星が重なるのだから)
厳しい結婚生活を続けて、骨(土星)に炎症(火星)も起きている。
で、星回り的に、ちょうど二度目のサターンリターン。
土星tは出生の土星nとピタリと重なり、
火星土星に象徴される問題の、最終的な落ち着き先を模索しているような状態です。
自己肯定なんて使い尽くされているような言葉は、
誰もが意識するし、ほとんどの人が頭ではわかっているはず。
でも、その意識が落ちていると『見えない』。感覚的にわからない。
つまり頭では自己肯定がどんなものか理解しているけれど、
『実際にその感覚が分からない』ため、落ちていることすら分からない。
で、もしもの話。
この女性が、結婚していなくて独身だったとします。
あくまで想像なので、木村拓哉がジャニーズに入っていなかったら
何になっていたと思う?みたいな想像になっちゃうんですが、
もしも、この女性が仮にアラフォーで
「これまで付き合った“良い人”とはなぜか別れる結果となり、
プロポーズしてきた男性はすごく乱暴だったので、これまで結婚しませんでした」
と相談に来たとします。
そして「結婚して幸せに過ごしたいんです。次はうまくゆきますか?」
と質問してきたら、占星家は
「将来(プログレスやトランジットが良い時さえくれば)、素晴らしい結婚ができるますよ」
と答えられるでしょうか?
アストロロジーの理論上、ネイタルの金星nにトランジット木星tが重なると
12年に一度の恋の季節です、なんて言ったりしますが、
そもそも自己肯定がない、自分の素直な気持ちさえ認められない状態で、
愛し愛される相手を引き寄せることができるでしょうか?
まず土星火星の問題を意識化して、
このテーマにある程度折り合いをつけ、
「これが嫌だ」という、自分の素直な感覚を受け入れることが出来るようにならなければ、
人生のテーマは変わっていないのだから、
おそらくは火星土星的な、我慢を強いる相手が再び登場するでしょう。
でもこのテーマに折り合いをつけることができたなら、
もしかしたらテーマが次に進み
火星土星で抑圧してきた自分を『解き放つ』ことや『癒す』ことにフォーカスが移り、
別のタイプの人を引き寄せる可能性が高まります。
トランジットやプログレスを取り入れて、自分の人生をより良くしていこうと思う時、
意識化されていないところは大変使いにくい。
時としてこの例のように、ごっそり意識できない箇所があり
まるで『橋が落ちている』ような状態になっていたりします。
意識化できなければ使いようがないのだから
行きたいところに行けないよね。
このことが最初に書いていた『そういう時にそういう人』と
どうつながるかと言うと、
リレーションシップを考えるうえで
シナストリーは確かに多くの情報をもたらすけれど
その相手を、そのタイミングで呼び込む視点を外すことはできない。
その人は、そういう人だから(出生図の傾向)
そういう時に(天体がアクティベートされたときに)
そのパートナー、またはその出来事と出会う。
これはキャサリン妃のようなケースもあるけれど
厳しい出生図の配置を、さらに難しくするような相手を選ぶことがある。
この例のように火星土星が大変目立つ出生図の女性が
なぜ、わざわざDESに火星、ICに土星のような配置の夫を選ぶのか?
同質のエネルギーは引き合う性質がありますから、
おそらく火星土星としての「対象物(人間や出来事)があること
ハードな出生図の配置を、明確に認識するようなハードな出来事を経験することで
そのエネルギーを「意識化」しやすい。
結果として、強く抑圧している「落ちた橋」を意識することができるから…。
こんな風に考えれば、どんな経験も意味のあることだと
受け取れるのではないかと思います。
まあ言うは易しで、この女性のように生涯かかる
テーマだということも多いのね。
昨今は情報の流れがとても速いので、
どうしても私たちは「さっさと片付ける=良いこと」のように感じてしまう。
けれど30代半ばから明確に浮上してくるテーマというのは、
人生における大きなテーマで、
早く片付けようとすればするほど
こじれたり、全く役に立たないということも多いもの。
落ちているということは、自動的に「見ない」「見えない」ことにするくらい
心のパターンが出来上がってるのだから、それを解いてゆくには
どうしても時間がかかります。
それでも真摯に取り組んで、気づきを得ることが貴重なのは
気づく以外、意識の光をあてる方法はないから。
ここまで読むと、パートナー選びというのは
AとBが組み合わさってCという結果になるというよりむしろ
Cという結果を求めるからこそ
そういう時に、Bという相手を選ぶという視点のほうが
実はマッチしているということが、少し理解して頂けるかなと思います。
この問いかけは、つねに、とても大切なのです。
愛をこめて
一花![]()

