今田奈美子さんのチャート
出生時刻がわからないとハウスを読むことは出来ませんが、
個性的な人生を歩んだ方は、天体とサイン、アスペクトだけ
を読んでも、特徴が表れているもの。
今田さんのチャートを見て特徴的だと感じたのは、
金星がらみのYODです。
金星ふたごサイン22°水星おうし22°冥王星かに23°
semi(変則)YODを形成。
YODというのは、AとBの天体が60°を形成、
天体Cが、各A、B天体に対して150°のところに位置して
“Y”の字を形成するアスペクトです。
Finger of God、宿命のYの字などと言われますが、
簡単にいえばハードなアスペクトの一種で
3天体で構成するコンフィギュレーションのなかに60度と言うソフトなアスペクト
があるため、悪いこと、危ないことだと認識しにくく
危険を回避しにくいと言われています。
YODについて書いているとまた長くなってしまうので
割愛したいのですが、YODの働きというのはやや個性的なうえ、
今田さんのチャートを読むうえで欠かせないため少し書きます。
出生チャートの中にあるハードアスペクトというのは、
いつも効いているけれど、トランジットやプログレスで
スポットライトが当たった時にはさらに際立ちますよね。
葛藤や緊張の角度である90°や180°というのは、
基本、物事はスムーズに運ばないので、
そこに意識がフォーカスされるわけです。
対してソフトアスペクトの60°や120°は安定の角度。
物事は基本的にうまい具合に進むし、
もし期待通りでなかったとしても
あまり問題意識を持ちません。安定しちゃっているからね。
なので低めで安定しちゃったりすると、
葛藤が少ない分、抜け出せなくなったりするという…。
YODは上記したようにAとC、BとC天体の間に
150°というクインカンクスが形成されているわけです。
この150°というのは同じクオリティ、エレメント、
±において何も共通するものがないので、
力を合わせるのが難しく、適応が必要な角度。
とはいえAとBがソフトな角度を形成しているために
問題点を意識して改善することが難しい。
「それって大丈夫? 前にも××してなかった?」
「大丈夫だよ。なんとかなっているし(AとB天体による)」
……なんて感じで。
そしてさらに厄介な点は、
このYの字を形成するABC天体に
トランジットやプログレス天体が頻繁にアスペクトを
形成するので、ABC天体が年中刺激され、
活性化されてしまうんですね。
これは他人から見るとYODの効いた人生、
つまりYOD指し示す事柄にスポッと“ハマった”人生を
送っているように見える、という事態になるわけです。
(2に続きます)
