お久しぶりです。いっかだいちです。
テストの結果が散々だった事もあって、若干ブルーになっておりますw
さて、最近この記事をよく目にします。
http://d.hatena.ne.jp/goto-ahiru/touch/20130207/1360241556
要は、プロに無償で仕事を依頼してはいけないのか。という話。
プロ、アマ含め色々なパフォーマーが自分の周りには多いので、どうしてもこういった関係の記事には敏感になってしまいます。
因みに、自分のパフォーマーとしての歴史を紐解いてみると、最初はボランティアでパフォーマンスをやらせていただいていました。
理由はとっても簡単で、「自分のパフォーマンスによって金銭が発生する事が信じられない」というのと、まずは名前を浸透させる事を重要視した結果、一時の金銭よりもパフォーマンスの場を増やしていこうとしていたからです。
今考えてみても、この時の思考が正しいのか間違っているのか。自分にはよく分かりません。確かにそこから派生した交流で最終的に大きな仕事やTV出演に繋がったりもしたので、あながち間違っていたとは言い切れないのが現状です。
まぁパフォーマンスの練習を始めて数週間で依頼をとってきていた自分も自分なんですけど(今だから言える話w)
さて、それではそもそも「プロに無償で仕事を依頼してはいけないのか」という事なんですけど。
正直、どっちでも良いです(´・ω・`)
無償で依頼をするという事は、その産業自体が甘く見られているという事です。
例えばマジックで、自分は最初の依頼は水晶玉一つ、トランプ一つ、コイン数枚だけで1時間のクロースアップショーを行いました。
実はそれだけでも結構なお金がかかっています。最初は交通費すら請求していませんでしたから、その時点でマイナスです。
残念ながら、クライアント様は、ここでかかる諸経費について考慮していません。
マジックの練習時間についても同様で、例えば、自分がマジックを始めた期間を2ヶ月として、3時間/日練習したとしましょう(実際はもっとするんですが)。費用対効果を考えれば、ここで時給1000円のアルバイトをその時間にあてていれば、3000円/日 のプラス。2ヶ月で180000円。費用対効果を考えるとこうなります。
勿論、この原価をクライアント様に「マジック始めて2ケ月ですけど、18万円欲しいです」とは言えませんw 色んな人にぶん殴られますw
自分は最初は無償での依頼を一通りこなし、色々な場でのパフォーマンスを経験しました。夜の店や老人ホーム、児童館、クラブ、バー。因みにゲイバーでもやった事がありますw その辺の経験が生きて、今のこのパフォーマンスが確立されているので、まぁ良かったのかなぁ。という感想。
これがマジックを無償で受ける事の利点。ただ、これは結局「金銭と経験を秤にかけて」というのが前提条件になるのは言うまでもありません。
次に欠点。
欠点は単純明快です。マジックそのものの価値が落ちます。
クライアント様は、マジシャンの「マジックにかけた時間」に対してお金を払っているわけではありません。それは先に述べた通りです。では何にお金を払ってくれているのか。単純に結果なんです。
「マジックが不思議だった!」
「マジックで盛り上がった!」
「マジックで笑顔になれた!」
マジックは第三次産業にあたるものなので、結果が形として成立しません。相手の感情に訴え、感情を変化させる事に対して金銭が発生します。
しかしそれを無償で受ける事で、「この感情の変化を0円で体験できる」という前提が出来上がってしまうんです。
これは個人での活動でしたら感じにくいと思うんですけど、多くの「金銭を発生させているマジシャン」に対して迷惑になります。そりゃまぁ、閾値を下げているんだから当然っちゃ当然です。
これが欠点。
この利点と欠点の双方を天秤にかけて、その個人が「それでも俺は経験が欲しいんだ!」というのであれば無償でやれば良いと思います。でも、金銭の発生させ時が分かりにくいのでズルズル行ってしまう場合もあると思いますので、その辺は注意をw
逆に、「マジックの価値が下がったらパフォーマンスの価値が下がる!」というのであれば、どんどんお金を取るべきです。
ただ最近よく感じるのですが……。
「レベルが低いから無料で受けています」という事をどうどうと言っているマジシャンが非常に多いんですよね……。しかも「じゃあ普段どんな練習してるの?」と聞くと、練習をしていないか、観客ウケしないマニアック技法ばかりを練習してたり。
「マジックのレベルが低い事」は仕方ないと思います。ただ、だったら練習して下さい。
「無償で依頼を受ける」のも良いと思います。それに勝る経験ができるのであれば。
ただ、だからと言って今のレベルで慢心して良いわけではありません。
もっと言うと
「お金を取ったらきちんとしたパフォーマンスをしなきゃいけないから」=「お金を取っていないから適当なパフォーマンスで良いや」
となっている方をよく見かけます(自分の周りでは)
まず、第三次産業において、提供側は与えられた金銭以上の仕事を求められます。これは摂理みたいなモノですので仕方がないと思います。自分も、1万円の依頼、3万円の依頼、10万円の依頼では、それぞれに付加価値をつけた以上のパフォーマンスをしようとしています。
では0円だったら。
0円でも、観客はお金を払っています。
それは交通費であったり、そのイベントの参加費、何よりも「その人がその場にいる」というだけで、その人にとっては「仕事なんかで稼げる時間をそこにいる事で浪費している」わけですから、無償と言いながらもそれはクライアント様の話であって、お客様の都合とは切り離して考えるべきです。
どんな依頼であれ、そんな場所であれ、お客様の満足を第一に考えられるようなパフォーマーは、必ずいつか評価されます。
無償で依頼をされても、ギャランティが発生しようと、目の前のお客様を最大限楽しませる。その根幹を崩しては絶対にいけないんじゃないかなー。と思ったり思わなかったり。
ただいまお部屋のお片付け中。
最近良い事が少ないので、部屋の片づけをする事にしましたヽ(^o^)丿
心理学では、部屋の汚い人は自罰性が高いと言われる事があります。つまり、部屋を汚くする事によって、自らを罰しているのではないか。という理屈。
この理屈が正しいのか間違っているのかは取り敢えずおいておいて、
クリエイティブな事をする人は、部屋を綺麗にすべきだというのが俺の持論です。
クリエイターというのは、0を1にする作業という風に思われますが、そうではありません(少なくとも俺の活動はそういったものではありません)。
それは0.1をいっぱい集めて1にする。という作業なのです。
0.1の材料というのは、自分の周囲にあるものをそのまま使います。そしてそれらの持つ特性をそれぞれ活かし、どうにかして作品に昇華させる事。これがクリエイティブという事だと考えています。
つまり、自分の周りに一体何があるのか。これをきちんと把握していないと、モノを作る事ってできないと思うんです。単純に「あれってそういえばどこにあったっけ?」となった時に、その位置がすぐに分からないというのも、パフォーマンスの低下に繋がります。
というわけで部屋の片づけ頑張りますw
最近良い事が少ないので、部屋の片づけをする事にしましたヽ(^o^)丿
心理学では、部屋の汚い人は自罰性が高いと言われる事があります。つまり、部屋を汚くする事によって、自らを罰しているのではないか。という理屈。
この理屈が正しいのか間違っているのかは取り敢えずおいておいて、
クリエイティブな事をする人は、部屋を綺麗にすべきだというのが俺の持論です。
クリエイターというのは、0を1にする作業という風に思われますが、そうではありません(少なくとも俺の活動はそういったものではありません)。
それは0.1をいっぱい集めて1にする。という作業なのです。
0.1の材料というのは、自分の周囲にあるものをそのまま使います。そしてそれらの持つ特性をそれぞれ活かし、どうにかして作品に昇華させる事。これがクリエイティブという事だと考えています。
つまり、自分の周りに一体何があるのか。これをきちんと把握していないと、モノを作る事ってできないと思うんです。単純に「あれってそういえばどこにあったっけ?」となった時に、その位置がすぐに分からないというのも、パフォーマンスの低下に繋がります。
というわけで部屋の片づけ頑張りますw
最近、ほぼ毎日ルノアールにいるいっかだいちですこんばんは。
いやね。もっと学生はルノアールを利用すべきだと思うんですよ。特に騒がないで勉強できる高校生や、大学生の連中は。騒ぐならマックか何かで勉強すればいいと思うのですが。
ルノアールの利点。
すげー簡単に言うと、何しても何も言われません。
俺は最高、開店の10時から、閉店の23時まで居座った事があります。なんという嫌な客でしょうか。
しかも頼んだのは一番安いコーヒー一杯だけ。いやあの、気づかなかった俺も俺ですけど、文句言っても良いんですよ……?
しかも店にコピー機とかあったりする。これすごい素敵。
集団で勉強する時とか、プリントが足りなかったりする事がある。それをその場でコピれる。これすげー素敵。しかもコピーも一枚10円と、普通の料金。ぶっちゃけ、30円とかでも使う。
あと、コンセント使い放題。
場所によっては携帯の充電器まで貸してくれる。パソコンの持ち込みも勿論可能。
んで、席同士が離れてる。
ワンチャン、電話がかかってきてもその場で出られる。いや自重はすべきだけど、どうしても仕方のない時とかは仕方ない。
ソファーのすわり心地も中々素敵。
あと一番大きいのが、温かいお茶のサービスがある。別に「帰れ」って意味ではないらしい。これすげー。
よく「ルノアールは高い」って言われるんですけど、ぶっちゃけそうでもないです。
コーヒー一杯600円しないくらい(場所によって値段が違うらしい)。
これを単なる場所代として考えて、10時間とかいてみなさいと。どんだけ安いんですかと。
あと個人的には、この「コーヒー一杯にしては地味に高い」ってのが大好き。理由は簡単で、安い場所を求めてくる、うるさい中学生や高校生が来ないから。そういう人は前述した通り、マックにでも行ってて欲しい。多分その方が合ってる。
しかも分煙してるし。ぶっちゃけコーヒーが美味しいかと言われると美味しくないけど、勉強に使うだけなら単なる眠気覚まし以上の効果を期待していないので、味は二の次なのです。
なんでみんな使わないんだろうか。
図書館とか居心地悪い上にタバコ吸えないわ飲食禁止だわ。研究室は人がいっぱいいるわ。自習室はコンセント使えないわ。
それらのデメリットを考えると、600円の価値はあるんだと思ってしまうよ。
いやね。もっと学生はルノアールを利用すべきだと思うんですよ。特に騒がないで勉強できる高校生や、大学生の連中は。騒ぐならマックか何かで勉強すればいいと思うのですが。
ルノアールの利点。
すげー簡単に言うと、何しても何も言われません。
俺は最高、開店の10時から、閉店の23時まで居座った事があります。なんという嫌な客でしょうか。
しかも頼んだのは一番安いコーヒー一杯だけ。いやあの、気づかなかった俺も俺ですけど、文句言っても良いんですよ……?
しかも店にコピー機とかあったりする。これすごい素敵。
集団で勉強する時とか、プリントが足りなかったりする事がある。それをその場でコピれる。これすげー素敵。しかもコピーも一枚10円と、普通の料金。ぶっちゃけ、30円とかでも使う。
あと、コンセント使い放題。
場所によっては携帯の充電器まで貸してくれる。パソコンの持ち込みも勿論可能。
んで、席同士が離れてる。
ワンチャン、電話がかかってきてもその場で出られる。いや自重はすべきだけど、どうしても仕方のない時とかは仕方ない。
ソファーのすわり心地も中々素敵。
あと一番大きいのが、温かいお茶のサービスがある。別に「帰れ」って意味ではないらしい。これすげー。
よく「ルノアールは高い」って言われるんですけど、ぶっちゃけそうでもないです。
コーヒー一杯600円しないくらい(場所によって値段が違うらしい)。
これを単なる場所代として考えて、10時間とかいてみなさいと。どんだけ安いんですかと。
あと個人的には、この「コーヒー一杯にしては地味に高い」ってのが大好き。理由は簡単で、安い場所を求めてくる、うるさい中学生や高校生が来ないから。そういう人は前述した通り、マックにでも行ってて欲しい。多分その方が合ってる。
しかも分煙してるし。ぶっちゃけコーヒーが美味しいかと言われると美味しくないけど、勉強に使うだけなら単なる眠気覚まし以上の効果を期待していないので、味は二の次なのです。
なんでみんな使わないんだろうか。
図書館とか居心地悪い上にタバコ吸えないわ飲食禁止だわ。研究室は人がいっぱいいるわ。自習室はコンセント使えないわ。
それらのデメリットを考えると、600円の価値はあるんだと思ってしまうよ。
よくお客様から言われる事
「いつからマジック始めたの?」
「やっぱ師匠とかっているの?」
こういった質問をよくされると思います。
特に自分は顔が童顔なので(実は今年25歳です)、マジック歴を言うと「えっ、それすんごい長くない?」と返される事もしばしば……w
因みに俺のパフォーマンス歴を言うと
高校時代にダンスに出会い
大学に入ってジャグリングに出会い
大学二年生の頃にはマジックに手を出していました。
すげー大ざっぱに言うとこんな感じですw
で
やっぱり、マジックで誰かに教えを乞う事ってするわけなんですよ。
そんな中、俺はただの大学生ですよ。20歳も超えていないような人間だったわけです。
しかも「俺、マジックできるんだぜ。どやぁ!」みたいに天狗になっていた頃もありました。
多分そういう時期は誰にでもあるはず……(と信じたいw)
でも、ここにきて改めて考え始めました。
「マジックを俺が人に教える基準って何?」
幸い、自分の周りには後輩のマジシャンが多くいます。彼らはとっても素敵な後輩たちなので、仮に俺の持っている知識や経験が必要であれば、全てあげちゃっても良いとさえ思っています。
例えば数年前。福岡の某有名占い師に、占いを教えました。
トークから何から、自分が持っているものは全て彼に渡したつもりです。その結果、彼はTVに出演するほどの占い師に成長しました。
で、考えてみたんですよ。
マジックや信頼関係の形成の仕方、占い、催眠術って、きっと使う人が使えば、大きな犯罪を犯せてしまうんですね。
すんごい簡単に言うと、詐欺もできますし、俺のマジックを全て教えてしまったら、スリもできますし、銀行のカードの暗証番号さえも分かってしまいます。相手を信用させる事で、とても大きなお金を動かせてしまうんです。
多分俺が何かを教える基準というのは、「絶対に俺の得た知識で犯罪を犯さない。他人に迷惑をかけない人間」なんだと思うんです。
いや、だって目覚めが悪いじゃないですかw
先輩マジシャンにタバコのマジックを習う時も、身分証明書を見せて、20歳以上である事の確認がとれてからでないと、タバコのマジックは教えてくれませんでした。多分、そんな感じなんだと思います。
まぁ何が言いたいのかというと。
特にマジシャンの場合、「私はこういった違法な事や他人に迷惑をかける事をするような人間ではありません」という事をアピールする必要があると思うんです。
それは人間性であったり、言動や態度、物を扱う姿勢や、挨拶なんかに現れると思います。逆に言うと、それらをきちんとやりさえすれば、マジシャンは後輩に、自分のえた経験や知識を、喜んで教えてくれるものだと個人的には思っています。
マジシャンって、要はアクターなわけで。
観客の前でだけマジシャンであれば良いわけじゃないんです。観客にできる事は他のマジシャンや、友人、知人、家族に対してもすべきですし、そうする事で、「マジシャンって、礼儀正しい人が多いよね」とか、「マジシャンって、良い人が多いよね」と言われるようになるんじゃないでしょうか。
と、夜更かししてる悪い子がふと考えてみたりしますw
「いつからマジック始めたの?」
「やっぱ師匠とかっているの?」
こういった質問をよくされると思います。
特に自分は顔が童顔なので(実は今年25歳です)、マジック歴を言うと「えっ、それすんごい長くない?」と返される事もしばしば……w
因みに俺のパフォーマンス歴を言うと
高校時代にダンスに出会い
大学に入ってジャグリングに出会い
大学二年生の頃にはマジックに手を出していました。
すげー大ざっぱに言うとこんな感じですw
で
やっぱり、マジックで誰かに教えを乞う事ってするわけなんですよ。
そんな中、俺はただの大学生ですよ。20歳も超えていないような人間だったわけです。
しかも「俺、マジックできるんだぜ。どやぁ!」みたいに天狗になっていた頃もありました。
多分そういう時期は誰にでもあるはず……(と信じたいw)
でも、ここにきて改めて考え始めました。
「マジックを俺が人に教える基準って何?」
幸い、自分の周りには後輩のマジシャンが多くいます。彼らはとっても素敵な後輩たちなので、仮に俺の持っている知識や経験が必要であれば、全てあげちゃっても良いとさえ思っています。
例えば数年前。福岡の某有名占い師に、占いを教えました。
トークから何から、自分が持っているものは全て彼に渡したつもりです。その結果、彼はTVに出演するほどの占い師に成長しました。
で、考えてみたんですよ。
マジックや信頼関係の形成の仕方、占い、催眠術って、きっと使う人が使えば、大きな犯罪を犯せてしまうんですね。
すんごい簡単に言うと、詐欺もできますし、俺のマジックを全て教えてしまったら、スリもできますし、銀行のカードの暗証番号さえも分かってしまいます。相手を信用させる事で、とても大きなお金を動かせてしまうんです。
多分俺が何かを教える基準というのは、「絶対に俺の得た知識で犯罪を犯さない。他人に迷惑をかけない人間」なんだと思うんです。
いや、だって目覚めが悪いじゃないですかw
先輩マジシャンにタバコのマジックを習う時も、身分証明書を見せて、20歳以上である事の確認がとれてからでないと、タバコのマジックは教えてくれませんでした。多分、そんな感じなんだと思います。
まぁ何が言いたいのかというと。
特にマジシャンの場合、「私はこういった違法な事や他人に迷惑をかける事をするような人間ではありません」という事をアピールする必要があると思うんです。
それは人間性であったり、言動や態度、物を扱う姿勢や、挨拶なんかに現れると思います。逆に言うと、それらをきちんとやりさえすれば、マジシャンは後輩に、自分のえた経験や知識を、喜んで教えてくれるものだと個人的には思っています。
マジシャンって、要はアクターなわけで。
観客の前でだけマジシャンであれば良いわけじゃないんです。観客にできる事は他のマジシャンや、友人、知人、家族に対してもすべきですし、そうする事で、「マジシャンって、礼儀正しい人が多いよね」とか、「マジシャンって、良い人が多いよね」と言われるようになるんじゃないでしょうか。
と、夜更かししてる悪い子がふと考えてみたりしますw
「万能鑑定士Qの謎解き」を読破しました!
万能鑑定士Qの謎解き (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

¥605
Amazon.co.jp
万能鑑定士シリーズは、個人的には若手のマジシャン全員に読んでほしいと思っている本の中の一つです。
ぶっちゃけ、内容がマジックのネタに使える。というわけではありません。
作者の松岡圭祐氏の持つマジックの知識に感服しますが、この作品を若手のマジシャンに読んで欲しい理由は、そんな小さなものではありません。
正直言うと、マジックの知識やトリックに至るまで、マジシャンであれば、実は想像できてしまうものが多いです。簡単に言ってしまうと、基本はターベルコースに載っていますし、他のマジックの教則本にも似たようなものは多く紹介されています。
しかし、若手のマジシャンに特に注目欲しいのは、それらの既存のトリックを中心にして、一冊の物語に昇華する。という事です。
マジックはトリックを淡々と演じれば良いわけではありません。それにはトリック同士の繋がりがある事が必須ですし、俺はその結果、観客が引き込まれるという状況ができあがると考えています。
少なくとも「あっ、このトリックにはこういった表現方法があるんだ」とか、そういった「気付き」に近い事をできたら良いなと考えています。
あと単純に、話のテンポが非常に良いので、読みやすいですね。タイトルや表紙からラノベのような感覚になりがちですが、今まで読んだラノベよりも読み応えがあるように自分は感じました。
因みに、5/31から映画も上映されるので、もし時間のある方は観に行ってみてはいかがでしょうか(実写映画なので個人的にはあまり期待していないのですが……w)
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万能鑑定士シリーズは、個人的には若手のマジシャン全員に読んでほしいと思っている本の中の一つです。
ぶっちゃけ、内容がマジックのネタに使える。というわけではありません。
作者の松岡圭祐氏の持つマジックの知識に感服しますが、この作品を若手のマジシャンに読んで欲しい理由は、そんな小さなものではありません。
正直言うと、マジックの知識やトリックに至るまで、マジシャンであれば、実は想像できてしまうものが多いです。簡単に言ってしまうと、基本はターベルコースに載っていますし、他のマジックの教則本にも似たようなものは多く紹介されています。
しかし、若手のマジシャンに特に注目欲しいのは、それらの既存のトリックを中心にして、一冊の物語に昇華する。という事です。
マジックはトリックを淡々と演じれば良いわけではありません。それにはトリック同士の繋がりがある事が必須ですし、俺はその結果、観客が引き込まれるという状況ができあがると考えています。
少なくとも「あっ、このトリックにはこういった表現方法があるんだ」とか、そういった「気付き」に近い事をできたら良いなと考えています。
あと単純に、話のテンポが非常に良いので、読みやすいですね。タイトルや表紙からラノベのような感覚になりがちですが、今まで読んだラノベよりも読み応えがあるように自分は感じました。
因みに、5/31から映画も上映されるので、もし時間のある方は観に行ってみてはいかがでしょうか(実写映画なので個人的にはあまり期待していないのですが……w)