寒くなってくると恋しくなる酒がブランデー。

先日も「久々にグラッパでも飲もうかな」とおっしゃる男性に
サッシカイアをお出ししたんですが、

「あれ!?いつからこんなボトルになったの??」

と、逆に驚かれてしまいました。

そうか、我々は日常的に目にしてるんで忘れてましたが、確か
一年半位前にこのボトルに切り替わったんですよね。

今後は熟成を長くした『バリーリ・ディ・グラッパ・ディ・
サッシカイア』だけの生産にするって言って。

慣れ親しんだ酒のボトルチェンジはいつも少しだけ寂しいもの
ですが、この新しいグラッパをお試し頂くと…

「う~ん美味い!」

と納得されたご様子でしたニコニコ


$粋七日記


ご存知、ワインを醸造した後の搾りかすから造られるグラッパの
中でも銘酒の誉れ高い『グラッパ・ディ・サッシカイア』。

鼻を近づけるとナッツのような香りがパッと広がり、アタックは滑らか、
上品な甘みが口に広がりデリケート、しかしゆっくりゆっくりと
充実感を感じさせてくれます。

食後にはもってこいのバランスですし、シガーとも間違いなく合います。


カベルネ・ソーヴィニヨンと少量のカベルネ・フランの葡萄滓から
つくられるこのグラッパは、大変手間のかかる酒。

葡萄滓を大釜の中にいれ、蒸気でじっくりと3時間かけて、
2回単式蒸留をするんですが、蒸留の度に、葡萄滓を手作業で入れ
直さなければならないのですショック!

しかも蒸留原酒の最初と最後は、不純物が含まれるためカットされ、
純粋な部分のみを取り出します。

4年間、静かなセラーにてフレンチオークで熟成させたあと、
更に1年間サッシカイア(ワイン)の熟成に使った樽で熟成させます。

「現役で稼動しているものの中では最も古い銅製蒸留器でつくられて
いる」というこのポリ社のグラッパ、ぜひじっくりと味わってみて
下さい。

(J)


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