近々、映画が公開されると聞き、久々に読み返しました。





ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾


うん、やっぱり面白い。私、東野圭吾の熱烈なファンという訳ではないですが、この作品は誰にでもおススメできます。

この人の作品は大きく分けると
①わりとハードなミステリー②ハートウォーミング路線③ハチャメチャギャグ
ということになるかと思うんですが、これはその中では②に属する部類。しかもかなりファンタジー入ってます。

そう聞くと「ぇ~」と思う人もいるかも知れませんが、相変わらず一気に読ませる文章、細部まで張りまくった伏線が綺麗に収束してゆく快感、そしてもちろんほろっとさせるストーリーと、この人のいい所を凝縮したような作品。損させないですね~。


ストーリーとしては…
「悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。

廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。
時空を超えて過去から投函されたのか? 3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが……。
次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?」
というもの。


「人と人のつながり」や「明日への希望」が強調されているのは東日本大震災後という時期のせいもあるのかもしれませんが、ナミヤ雑貨店のおじさんが語る「明日は今日より素晴らしい」とか、「白紙に地図を書く無限の可能性」という言葉は時代に関係なく素直に感動できます。

秋の夜長に、酒を片手にどうぞ。

(J)









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