「直接そちらの営業と関係ないんだけど、ちょっとお尋ね
してもいい?」

夕方、営業中にかかってきた電話。

口調からすると、中年女性のようです。

「ハァ…どうぞ」

「あのね、そちらのお店の裏手に●●って美容室、あったでしょ?」

「あ~、ありましたね。
でも、ずいぶん前になくなりましたよね」


「そうなの。それで困ってるのよう!

私、ずっとそこに通ってたんだけど、知らないうちに
なくなっちゃってて。」

「あぁ…なるほど」

「それで、こうして近所のお店に電話かけて、聞いて回ってるとこ
なの。
何かご存知ないかと思って。」

「イヤ、うちも直接交流はありませんでしたし。

しかし…一軒一軒しらみつぶしに電話かけられてるんですか?」

「そうなのよう!もぉ~~必死よ!!」



「…あのですね、それよりネットで捜す方が早いと思いますよ」

「え!?」

「だから、その美容室とか、担当美容師さんの名前で、
インターネットで検索したら、どこかに引っかかると思いますよ。」

「…そうなの?」

「ハイ。もしくは元の店舗のビル管理会社にあたるとか」

「へぇ~なるほど。そんな方法があるのねぇ~!!

…でも今まで電話した店では、誰もそんな事教えてくれなかったわ。
アナタって、親切な人なのね。」

「いえいえ。じゃ、仕事中なので、失礼します。」

「あ、ちょっと待って。

そちらは何屋さん?

「…え~と…バーです」

「バーって…あの、カクテルとかの?」

「はい。」

「ふ~ん。じゃ、どうもお世話さま。」


商売やってると、いろんな電話がかかってきますが、
こんなアナクロなのも珍しいですよね。

最後のやり取りは意味不明でしたけど(笑)

(J)

$粋七日記


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