何だか「モンゴルの遊牧民族」って言うと、羊肉ばっかり
食べてて、馬乳酒とか口噛み酒飲みまくってて、馬で
駆け回ってる…

つまり、結構野蛮な(&、どーやって生活してんだ?っていう)
イメージがあったんですが、この素晴らしい展覧会を観て、
それが覆されました目


$粋七日記

草原の王朝 契丹 ~美しき3人のプリンセス~
@九州国立博物館(~11月27日)


まぁタイトル通り、契丹が北アジアの草原地帯に一大帝国を築いて
いた時代の、3人の女性にまつわる品々を中心にした展覧会なので、
ことさら清らかで典雅な雰囲気を感じたのかも知れませんが。

しかしため息が出るほど見事。

仏塔に納められた極彩色の品々、繊細なガラス細工、まばゆい
輝きの宝飾品…

今だ謎が多いとされる契丹国の文化レベルの高さに、驚き、
胸が高鳴ること間違いなしの魅力的なお宝の連続ですきらきら!!

そして気付けば激動の時代を生きた3人のプリンセスの目を通じて、
遊牧騎馬文化の気風や仏教信奉の篤さなど、当時の人々の想いに
リンク出来ているのです。

さすが「九州国立博物館が開館前から取り組んできた渾身の
大型特別展」(!)と謳うだけの事はあります。


世界初公開50件、一級文物(国宝クラス)45件を含むこの
希少な展示の機会を、ぜひお見逃しなく。

(J)


↓豪華な木棺の中には髪の毛が残ったミイラ。ロマンだ…。
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