角打ち(かくうち)」ってご存知ですよね!?
(↑博多の方なら、の意)

酒屋の店先で、オッチャン達が呑んでるあの光景、
転じて”立ち飲みの店”。

私、てっきり「角打ち」って全国共通語だと思ってたんですが、
先般ラジオでそのスタイルの発祥が北九州で、「現在もその周辺に
残る特有の文化」だと聞いて驚いた次第です。

その位昔から当たり前に使ってきた言葉でしたからね~汗

念の為に東京・大阪から出張で来られた方々に確認したところ、
案の定「へ?何ですかソレ」と全くご存知なかったです。


そもそも「角打ち」が生まれるキッカケになったのは、炭鉱で
働く労働者達が交代制勤務の為、朝や昼の「仕事明け」に飲める
店が無く、酒屋が店頭で飲ませるようになり、ちょっとした
ツマミも出し始め・・・という具合に発展していった様ですひらめき電球

そしてその立ち飲みスタイルを飲食店として展開する「丸紅(@天神)」
のような店が生まれ、博多出身者が全国の繁華街で同じスタイルの
「一杯飲み屋」を出店し、”角打ち”というコトバは知らずとも
あぁ、立ち飲みのアレね・・・って感じに認知される現在に到る、
という事ですね。


$粋七日記


そう言えば「角打ち」に類するスタイルで最近「スタンドバー
という名称をよく見かけますが、これも本来は意味が違う。

元は「スタンドバー」とは”カウンターの中に女性が立ってる店”の事
だったそうです。

つまりその言葉が生まれた当時(恐らく昭和30~40年代)には、
現在の「バー」と「スナック」が混在する、カウンターの中に
バーテンダーもいてママ(接客する女性)もいる店があった・・・
という訳ですね。

この話、私「屋台バー えびちゃん」(博多の老舗バー)のご主人に
聞いたんですが、なるほど松本清張の古い小説なんか読んでると、
そういう店が登場したりしますね。


そんな「角打ち」スタイルの利点は、何と言ってもサッと飲んで
調子よく仕上げられる所ですね。

なんせ立って飲んでるんで、長居してると倒れちゃいますから。

まぁたまに、座って飲んでても立った瞬間に倒れちゃうヒト、
いますけどねにひひ

(J)


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