1964年の出版以来、30以上の言語に翻訳され、
世界各地で人々の手に取られてきたロングセラー絵本
「おおきな木」が最近村上春樹の新訳で登場しましたね。
![$粋七日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20101010/12/ikisiti/b0/47/j/t02200220_0300030010792874017.jpg?caw=800)
おおきな木
シェル・シルヴァスタイン著 村上春樹訳(あすなろ書房)
作者は「ぼくを探しに」などでも有名な人ですが、実は
詩人・漫画家等活躍は多岐に渡り、何とソングライターとして
グラミー賞まで取っているというから驚きですね![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
そんな経歴もあってか、この本もいわゆる「児童文学」として
書かれている訳ではなく、やさしい言葉使いながら
そう簡単にのみ込めない奥深さがあります。
しっかりと毒を含んだ文章、と言いますか![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
私も最初に意識して読んだのは確か20代のはじめ頃で、読後、
胸に何とも言えないモヤモヤしたものが残った記憶があります。
それが今回改めて新訳で読み返してみて、むしろじわ~っと
悲しみ(慈しみ)の感情が訪れたのには驚きました。
そんな風に、何度読み返しても心に残るものがあるからこそ
世代から世代へと読み継がれてきたのでしょうね。
また今回は、訳者によるあとがきも秀逸。
いわく「物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです」。
なるほど・・・
この木は母性の象徴なのか・・・などと熱心に意味を探りながら
読むも良し、酒飲みながらパラパラ眺めるも良し・・・
読書の秋にはぜひ。
(J)
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おおきな木
シェル・シルヴァスタイン著 村上春樹訳(あすなろ書房)
作者は「ぼくを探しに」などでも有名な人ですが、実は
詩人・漫画家等活躍は多岐に渡り、何とソングライターとして
グラミー賞まで取っているというから驚きですね
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そんな経歴もあってか、この本もいわゆる「児童文学」として
書かれている訳ではなく、やさしい言葉使いながら
そう簡単にのみ込めない奥深さがあります。
しっかりと毒を含んだ文章、と言いますか
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私も最初に意識して読んだのは確か20代のはじめ頃で、読後、
胸に何とも言えないモヤモヤしたものが残った記憶があります。
それが今回改めて新訳で読み返してみて、むしろじわ~っと
悲しみ(慈しみ)の感情が訪れたのには驚きました。
そんな風に、何度読み返しても心に残るものがあるからこそ
世代から世代へと読み継がれてきたのでしょうね。
また今回は、訳者によるあとがきも秀逸。
いわく「物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです」。
なるほど・・・
この木は母性の象徴なのか・・・などと熱心に意味を探りながら
読むも良し、酒飲みながらパラパラ眺めるも良し・・・
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