5~6年前にロンドンへ旅行した際、
セント・ジェームス街にあるBBRのショップにも立ち寄りました。

BBRとはベリー・ブロス&ラッド社の略で、
1698年創業の老舗ワイン・スピリッツ商。

日本のウィスキー・ファンにはブレンドの「カティ・サーク」や
シングルモルトの「グレンロセス」の製造元としても有名ですが、
私の目的は「BERRY'S OWN SELECTION」と名付けられた
同社のボトラー物シリーズ。

日本でそのシリーズを何本か仕入れてハズレがなかったので、
ぜひ本店で色々探したいと思って足を運んだのですあし

$粋七日記

1730年代に建てられたという重厚な建物に足を踏み入れると、
店内には巨大な秤やコーヒーミル、古いテーブルなどが飾られ、
一瞬ここが世界的に有名なワイン商だという事を忘れてしまうほど目

気を取り直してスピリッツ類のコーナーを探し出し、
物色し始めたのですが・・・

案外、ボトラー物が置いてないガーン

何だよ~、せっかく日本からワザワザ来たのにぃ~~と思い、
年輩の店員さんをつかまえて、ボトラー物はないの?と聞くと、

「何!?わざわざジャパンからウチの独自のセレクション・モルトを
探しに来たって?よしよし、んじゃ待ってろ」(←英語)

と早口でまくし立て、店の奥に消えたかと思うと・・・

あるわあるわ、そのおじさん両手にたくさんの箱を抱えて戻って来ました。

しかも、「見てるだけじゃ分らんじゃろ。ホレホレ音譜」と
次から次へニューボトルの封を切り、試飲用のグラスに注いでいきます。

ここで引き下がっては日本男児の恥、とばかり私も半ばヤケになって
(でも嬉しいじゅる・・)出されるままストレートでグビグビ。

「デリ~シャス!」とか「グレイト!」とか言いながら飲んでるんですが、
もうどれがどの味だかよ~ワカラン状態ショック!

あんな立派なお店の片隅で、昼間っからさんざん酔いちくれた挙句、
結局最初に試飲した2本のボトルだけを買って帰ったのでした。


しかし、あんなに景気よくニューボトル開けちゃって、
あのおじさん大丈夫だったんでしょーか?

まぁ、貴重な体験でしたけどにひひ

$粋七日記


「独立瓶詰業社」としてのBBRがリリースするモルトは、
どれも安定感があり、見事に一本筋が通っています。

最近入荷したこちらも、素晴らしい出来ばえでしたよ。

$粋七日記

ベリーズ・オウン・セレクション
グレンリベット1977(31年物) 46%


クリーンでエレガント、華やかなハウス・スタイルはそのままに、
熟成感ある仕上がり。

トロピカル・フルーツやマーマレード様の香り、
柑橘類やバニラを思わせるなめらかな味わい、
ホワイト・ペッパーのヒントを伴うフィニッシュ・・・

伝統ある同社だからこそ選びえたこの一本、
ぜひストレートやトワイスアップでお試し下さい。

(ストレートの試しすぎには十分ご注意を汗

(J)

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