ランチで起こったこと | 絶望から這い上がった女のブログ

絶望から這い上がった女のブログ

ほんの2年前は死にたがっていた
絶望にふるえ、男を追いかけ、男に捨てられ
性欲がなくなり、でも恋はしたくて
今は孤独、ではなく、楽しい自由気ままな一人暮らしと言えるよう頑張っています

この出来事を京子にLINEしたら

 

 

「陶子ちゃんにしかありえないね」

 

 

「え?どういう意味?」

 

 

「陶子ちゃんは持ってるから」

 

 

え、どうなんだろ。

 

 

さて、眼鏡を取りに行くだけに40分歩いたのはもったいないので、

 

ランチに行くことにした。

 

 

結構行列のお店。

 

時間はあるので並ぶ。

 

 

私の次に並んだ人が

 

 

この店ではあまり見ない年代。

 

70代後半くらいのおじいさん。

 

服装とか表情も含めて私の苦手な雰囲気。

 

 

ま、自分が嫌いだからって

 

何かしたりはしませんよ。

 

 

一切顔に出さず

 

我慢してました。

 

加齢臭も。

 

 

 

そして、私はカウンターに案内され、

 

 

野菜炒め定食を注文した。

 

 

食べ始めてすぐくらいに

 

隣の席の人が食べ終え、

 

 

不安的中。

 

となりにそのおやじがやってきた。

 

 

よりによって私の見てか最初からかわからんが、

 

 

野菜炒め定食を注文した。

 

 

 

カウンターの席は結構近く

 

 

間についたてなどもない。

 

 

私はスマホをカウンターの奥の方にスタンドを使って立て、

 

 

ネットフリックスでドラマを見ていた。

 

 

ワイヤレスイヤホンで

 

 

快適にご飯食べられるよね。

 

 

前は自分の咀嚼でイヤホンが動いたりしたけど

 

今は

 

大丈夫

 

 

カウンターで奥にスマホを立てると

 

両隣の人や、後ろを通る人も見えてしまうので

 

 

エロなし、グロ無し、キスなしの平和なものを選ぶようにしている。

 

 

今日はバカリズムの殺意の道程を見ていた。

 

 

ネットフリックスを私が愛用している理由は、日本のドラマでも字幕が出ることだ。

 

 

微妙に聞き取れないときがあると嫌なので字幕でくっきりと見たい女。

 

 

今回はそのネットフリックスの優秀な機能があだとなった。

 

 

 

なんと、

 

 

私のそのドラマを

 

 

おやじが見ているのである。

 

 

最初は

 

 

ちらっと気になったのかな

 

と思ったが

 

 

違う

 

コイツ

 

がっつり見てやがる。

 

 

定食やさんの壁にかかっている大画面のテレビを見るおやじのように

 

 

私のスマホを見てやがる。

 

 

 

あなたならどうする?

 

 

 

 

京子に聞いたら、

 

そのおやじの顔を嫌そうに見ながら画面の斜めにする

 

 

なんて言ってたけど

 

 

何しろ両隣が近い。

 

 

斜めにしたら

 

右隣側の人に見せるみたいになっちゃう

 

 

(おやじは左隣ね)

 

 

ま、にらめばやめるかもしれないけど

 

 

私はもう気持ち悪くて

 

 

すごい勢いでご飯を食べ

 

 

スマホをがっとつかみ立ち上がった。

 

 

恥ずかしさなどなく

 

あーあって感じで普通にしているおやじ。

 

 

 

うっざ!

 

 

でも京子に話して笑われてすっきり。

 

 

私に起こったこういうくだらない話をお母さんに話しているらしい。

 

それを想像するとほのぼのする。

 

 

この前は、

 

「お母さんに風呂の掃除頼んだらタイプの人が来て

 

一番汚いお風呂場見せてショック、という話をしたらウケてた」

 

なんて言ってくれたな。

 

 

私のアホ話が誰かの笑いになってると思うと嬉しい。