アートセラピー その3 | 絶望から這い上がった女のブログ

絶望から這い上がった女のブログ

ほんの2年前は死にたがっていた
絶望にふるえ、男を追いかけ、男に捨てられ
性欲がなくなり、でも恋はしたくて
今は孤独、ではなく、楽しい自由気ままな一人暮らしと言えるよう頑張っています

そんなこと言うのやめてください!

 

と怒った彼女。

 

 

「私は今無職で、病気で、子供も産んでなくて、誰の役にも立ってません。

 

でも自分を大事にしようって決めて今ここにいるんです。

 

あなたのいう言葉は間接的に私を傷つけているんです。

 

一番世の中のためになるというのなら、生まれてすぐ死ぬことです。

 

生きてるだけで迷惑なんですから、人間なんて」

 

 

マジギレされてビビる。

 

 

私があやまろうと口を開く前に、先生が笑顔で言った。

 

 

「あのね、陶子さんはね、まだその前のところにいるのよ。

 

〇〇さんのところにも行けてないの。だからわからないのよ」

 

うわー

 

最高。

 

私を下にしてくれた。

 

ありがたい。

 

 

私はあやまりつつも、あなたがうらやましい、と言った。

 

まずは自分を大事にしたいね。

 

「とにかく自分の一番のファンでありなさい、とよく言われるけど

 

そんなことすればいいってわかっててもできないわよね。

 

そんなときはね、、、」

 

 

とやり方を教えてくれた。

 

1つ1つ、自分が感じる五感を大切にすること。

 

美味しいとか、冷たいとか、キレイだと思う感覚とか何でもいいので小さなことを大きく。

 

そう、マインドフルネスみたいな、ね。

 

 

なるほど。

 

 

そして、

 

もやもやした思いを紙に書いて燃やしたり

 

Amazonで売ってる溶ける紙に書いてみずに流したり

 

感情を消す、という作業をするのよ

 

 

と教えてくれた。

 

 

 

隣の女性は許してはくれなかったが

 

私にはありがたいことだった。

 

私がそう思うことが誰かを傷つける。

 

 

そして誰の役にも立たないと感じている私に先生が言った。

 

 

「陶子さんがこの会に参加してくれて、こうやって自分の感情を出せたことで

 

私はとっても嬉しかった。セラピストという仕事をやってよかったなって思えたの。

 

それって陶子さんが私に幸せをくれたってことよね。

 

それは陶子さんには見えないかもしれないけどど、そうやって誰かが誰かを幸せにしてるのよ」

 

 

うまい!

 

すごいな。

 

 

とっても考えさせられるいい時間になった。