お加代の独り言

    

 

  先日 周りが田んぼの小さな田舎の公民館で 

    友達が来るのを待ってました。

 

何となく椅子の後ろにあるラックのチラシを一枚二枚と抜いて、

 

  偶然 この2枚を発見

 

 

   我が現在の抽象水墨画の荒井先生の千葉市美術館の案内

      と

   市原市収蔵作品展のチラシです。

   

 

    偶然 お加代がとてもお世話になっている・いた先生のチラシに興奮しました。

   

    えっ~、お二人ともお加代に身近な先生。

   

 

    市原市のチラシの裏を見ると

 

    昔 姉ヶ崎にいた頃 ご指導いただいた

     時田正彦先生の作品が展示されていると書いてありました。

    

 

  あれから30年以上経ってます。

 

   習っていた時期から東京方面に転勤になり

    電車で月一回姉ヶ崎の先生に自宅に通ってました。

 

   駅からは友達が車で先生の家まで 連れて行ってくださってました。

    ありがたい事でした。

 

   途中 お加代の会社勤めが始まり日本画をすることがなくなりました。

 

    その先生の作品が 生で観れるという事を知り

 

    市原湖畔美術館の最終日 昨日 観に行ってきました。

 

    多分 本物の時田先生の日本画を目にすることは 

     もう一生ないだろうとの

     気持ちが心の奥底にありました。

 

    (市がいつ展示企画するかは、分からない・・

     お加代も年齢を重ねている・・。)

  

     

 

    左 梅鶴図     右 雨後

 

     この2点が展示されており、色づかい 筆づかい

      構図 隅から隅まで 観ました。

 

      この2枚の年賀状を頂いた記憶があります。

 

     素晴らしい日本画です。

 

    会場で先生が 84歳で天に召されたことも知りました。

      人伝手に亡くなった事は なんとなく知ってはいたのですが・・。

 

   ご自宅での指導 仲間との会話が思い出されて鑑賞しながら

     ぽろぽろ 涙 涙。

   

    時田先生は、日本画壇巨匠 川端龍子氏に直接指導を受けられたようで

     その時の様子も話されてました。

 

     先生との出会いは お加代の人生に大きく影響しました。

 

     その当時描いた絵が 今、玄関とリビングに飾ってあります。

 

     日頃飾っていてなんとも感じないのですが、

  

    今朝は、人生の出会いという事まで 想いを巡らせました。

 

 

     住んでいた社宅からの眺め

    

 

 

     ユリの花

    

 

   今 手が止まって広げたままの40号の和紙に描こう

     描きたい気持ちが 沸々とわいてきました。

 

     抽象水墨画ですが・・・。

 

    人生は 出会いによって随分変わり

       宝物でもありますね。

 

    出会いは 宝物。

 

     『友達が遅れないできちんと来ていたら 

       今回の日本画は観れなかったはず・・。』

     友達に感謝。(笑)