リリーフランキー「東京タワー」と韓流ブームの共通点
本屋大賞を受賞したリリー・フランキー氏の「東京タワー」、お読みになりましたか? 本の帯には「号泣した」「こんなに泣ける本はない」などのコメントが溢れています。泣けるかと思って読んでみましたが、私は泣けませんでした。浅田次郎「鉄道屋」は涙で字が読めなくなるほど泣けましたが・・・
「東京タワー」、今も売れまくっていますが、「これほどヒットした理由は、韓流ブームと同じだ!」と気がつきました。
その1:今の日本では「クサイ」と片づけられることを真正面から描いていること。
その2:先入観と実際のギャップが、いい意味でのサプライズになっていること。
テレビでのリリー氏は失礼ながら「不真面目な業界人」というイメージがありますが、「東京タワー」では母、父、そして自分を正直に飾らない言葉で率直に語っています。韓国映画も、「韓国の映画ってどうよ?」という先入観に反して恋愛や死などに真剣に向かい合っています。例えば「ラブ・ストーリー」、腹の底から感動しました。
皆さんはどう思われますか?