2024年2月7日
書籍 帝国の慰安婦

植民地支配と記憶の闘い 2014年発行 

著者 朴 裕河 (パク ユハ)韓国・世宗大学教授



 やつと手に入れた書籍(帝国の慰安婦)を読み終えた。この本は、韓国では発行禁止になった本だそうで、それまでの韓国での世論を大きく塗り替える内容となっている。

 この本の内容で、著者は元慰安婦から名誉棄損罪で告訴され、1審で無罪、2017年2審で高裁は「虚偽の記載があった」と有罪判決。

 2023年最高裁は、「学問的主張、意見と評価」無罪の趣旨で差し戻した。

 著書では、朝鮮人業者が介在し、言葉巧みに女性を募集し慰安婦にした。

 お金をもらっていた売春婦である。

 一部は軍に協力し、ともに戦争を支えた場面もあった。

 旧日本軍が強制連行したとは、隔たりがある。

 この内容は、K国にとっては受け入れにくい主張であった。



 この時代、朝鮮は日本に併合されており、慰安婦も軍に同志的な関係があった。

 軍部も管理や移動に協力していたので、全く責任がないわけではない。

 昔、日本でも女衒と云われる業者が、貧困に苦しむ家から女子をお金で買い、酌婦や慰安婦にしていた悲しい歴史があった。

 

 最近、慶熙(キョンヒ)大学チエ・ジョンシク教授が講義中に「慰安婦は応募に応じ自発的に売春行為を行った」との趣旨の発言し、元慰安婦から告訴をされ、書類送検されたニュースが流れてきた。

 歴史を研究してきた人々は、実態を俯瞰的にみることができる。

 K国の慰安婦支援組織は、慰安婦像など設置し全世界に発信している。

 日本はお詫びとお金を出すだけで、実態を発信しているのだろうか?