2024年6月12日(水)

 

 この日は、快晴で陽ざしは暑くまるで夏日を思わせる天気でした。春日公園テニスコートで行われた福岡県シニアの年齢別ダブルステニス大会に今年もエントリーし、男女合わせて76組が出場された。

 男子は60歳から80歳までを5歳刻みでクラス分けし、70歳代の参加が最も多く、11組の激戦区となり、2グループに分かれ、上位同士で決勝戦を行う形式です。

 

(開会式の様子)

 

 結果は1勝2敗で、決勝には進めず残念でした。パートナーの吉原さんにも頑張っていただきましたが、もう一歩足りませんでした。特に第一試合は5-5になるかの、最後のポイントのところで決めきれず悔しい思いをしました。

 しかし、仲間たちは素晴らしい結果を残しました。女性70歳の部(藤岡、深川ペア)で優勝、50歳の部(吉原さんの娘さんペア)で優勝、男子65歳の部(木曜会の松山、松尾ペア)で準優勝と、優秀な成績を収めました。

 

(日の丸のウエアーで臨んだ二人)

 

(優勝のなかま)
 

 春日公園は、飛行機の着陸コースの真下にあるため、時折大きなエンジン音が聞こえます。飛行機からは見えないと思うが、手やラケットを振ることもあります。木陰で試合の順番を待ちながら涼んでいると、熟したヤマモモがポトリと落ちてきます。吉原さんの帽子にも落ちて、まるでジャムがついたように汚れてしまうほどです。「昔は食べていたなぁ」と懐かしむ声が聞こえてくる年代の集まりです。私は食べたことがありませんが、宮尾登美子の小説『櫂』の冒頭を思い出し、「この季節だったのだなぁ」と一人感慨にふけり、ぼんやりと過ごす時間もありました。

 この日は、朝5時に起き、8時前にはコートに着くように計画していました。抽選の結果、午前中は試合の順番がなく、仲間の応援をすることになります。待つ時間が長いのを嫌って出場しない人も多くいますが、多くのプレイヤーとゲームができる楽しみで、参加する人達もいます。私たちもその一組です。