2024年5月14日(火)

 

 テレビで「岩牡蠣祭り」の報道を見て、行ってみようという話になり、家内と次女と三人で大分県へ向かうことにした。この日は、良く晴れていて途中の「別府湾サービスエリア」では、遠くに別府湾が望め素晴らしい景観だった。

(別府湾を望む)

 「岩牡蠣祭り」で調べただけで、TELで確認せずに「鶴見海望パーク」を目指したが、そこでは岩牡蠣は提供していないとのことだった。すでに12時を過ぎておりお腹が空いていたが、目的の岩牡蠣がないと意味がないため、さらに30分南下し、蒲江にある「海辺の市」の海鮮焼き小屋へ移動した。

 やっとのことで海鮮焼き小屋に到着し、隣接する直売所で岩牡蠣、サザエ、ホタテ、ハマグリ、車エビなどを購入し、海辺に設置されたコンロで焼いて食べることができた。夏の牡蠣は当たりやすいのではないかと思っていたが、岩牡蠣は今が旬で、8月頃まで楽しめるとのことだった。

 目の前には浅瀬の海が広がり、海鳥が小石混じりの砂浜をついばんでいた。海を眺めながら食べる岩牡蠣はクリーミーで美味しく、サザエやホタテも堪能できた。

(岩牡蠣)(エビやサザエ、はまぐりなど)

 

 せっかく大分まで来たので、国宝である臼杵石仏も見に行くことにした。臼杵石仏は、平安時代から鎌倉時代にかけて刻まれたもので、誰が何の目的で造営したのかは分かっておらず、謎に包まれているとのことです。石仏は、何も語らず静かにたたずんでいるだけだが、昔の人々の信仰や文化、そして当時の人々の心の声に触れることができるような気がしてきます。

 九州には平家の落人伝説が多く残っています。私見ですが、この地域に逃れた平家の落人たちが石仏を建立したのではないでしょうか。平家の残党は、身を隠しながら石仏を彫り、源氏の追跡を逃れ、戦いのない静かで平和な余生を願ったのかもしれません。

 確たる証拠や記述はありません。

 

 平日だったため観光客はまばらで、鶯の鳴き声を聞きながら山道を登った。石仏の前では

家族の安寧を祈願し、私は最近寝つきが悪く睡眠不足だったので、良い睡眠が取れるようにと祈った。

(古園石仏の前で)