Color of Lifeの感想・考察ははどうした?という意見が出たら困るので先に断っておきます。書けませんでした!筋はざっくり書けば5行くらいで終わってしまうし、でも考察を書こうと思うと書いても書いてもしっくりこないし…というわけで、私にはまだ荷が重いと判断しました。DVDが手に入ったら書くこともあるかもしれませんし、ないかもしれません!現状全く分かりません!
…というわけで、今回は舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』について。今回の上演は、2013年にキャラメルボックスさんが上演したものを、劇団の枠を取り払い外の風を取り込んでの再演という形です。
泣かされました。かなり泣かされました。途中から目当てのキャストがどうこうなんて、どうでもよくなりました。それくらいいい作品でした。歌もあるし…
いつもの通りネタバレもあります。時系列分からないでとりあえず書いてあるところもあります。記憶力曖昧です。お気を付けて。
一人の老婆が昔話を始める。若い頃の姉の話だ。些細なきっかけで知り合った女学生の姉と年上の工員が恋に落ち、その果てに駆け落ちを試み、そして失敗した。二人とも本当に相手を想っていたがゆえに、男は身を引き、姉は生涯独身を貫いた。その男の名は波矢雄治であった――
現在。理性的で投げやりな敦也・激情家でロマンチストな翔太・思考が斜め上な幸平の青年3人組が真夜中、無人の雑貨店へと忍び込む。警察を恐れて一晩を過ごすつもりだった3人。そこへ一通の手紙が投函される。宛名は間違いなく3人が忍び込んだ「ナミヤ雑貨店」であり、差出人は「魚屋ミュージシャン」であった。
部屋の中にある雑誌の記事から、ナミヤ雑貨店が悩み相談を受け付けていたことを知った3人。放っておけと言う敦也をなだめ、幸平は返事を書き牛乳箱へ入れる。そこで敦也は、幸平が手袋を脱ぎ指紋を残してしまったことに気付く。しかし牛乳箱から手紙は消えており、郵便口からは幸平の書いた内容に沿った魚屋ミュージシャンからの返答が差し込まれた。
何度見に行っても人の姿は見えない。おまけに魚屋ミュージシャンの発言がどこかおかしい。そんな違和感を抱えた3人は、ある仮説を立てる。その仮説を証明するために翔太がした質問により、魚屋ミュージシャンは過去の人物だと判明する。彼の生い立ちを知った3人は、現在活躍するミュージシャンに当てはまる人物がいないことを理由に彼にその道を諦めるよう勧めるのであった。
大学を中退して東京でミュージシャンを目指しながらフリーターを続ける克郎。魚屋を営む実家を離れていたが、父が倒れたことで故郷を訪れる。実家では妹から正論で責められ、父の病室では叔父から跡継ぎにならないことを責められた克郎。そんな時、父は克郎にではなく叔父に食ってかかった。父の本心に初めて気付くも将来に悩む克郎は、幼い頃に通っていたナミヤ雑貨店へ悩み相談をする。しかし、その返事は全て「ミュージシャンを諦め魚屋を継げ」というもの。聞いてもらえれば分かるのではと、克郎は人の気配がするナミヤ雑貨店の前でオリジナル曲「再生」を演奏する。
3人は突然返事の方向性を変える。魚屋ミュージシャンに音楽を続け人の心を救うよう伝えたのだ。そんな折、克郎は父に魚屋を継ぐと宣言する。しかし父はそんな克郎の覚悟のなさを見抜き、何か一つものにするまで帰ってくるなと伝えるのであった。
ギター一本で様々な施設を回り音楽活動を続ける克郎。ある時、3人の出身地である児童養護施設・丸光園を訪れた。そこで頑なに口をきこうとしない男の子タツユキと、その子を庇う気丈な女の子セリの姉弟に出会う。演奏後にもう一度克郎の元にやってきた二人。セリは克郎のオリジナル曲「再生」を気に入り、たった一度だけ聞いた曲を口ずさんだ。その美しさに感動した克郎はセリに歌手の道を勧める。タツユキはそんな克郎を信用したのか、姉以外と初めて会話を交わした。
その夜、丸光園は炎に包まれる。タツユキを探しに行こうとするセリを押し留め、克郎は建物へと戻った。恐怖で立てなくなったタツユキをおぶって階下へと進む克郎。しかし、途中で足を挫いてしまう。タツユキに外へ向かうよう言った後、克郎は力尽きた。そんな克郎の遺した言葉通り歌手になりトップアーティストにまで上り詰めたセリ。そのセリがステージで歌う「再生」を、3人は聞いたことがあったのだ――
老人になった波矢雄治は、寂れた雑貨店の中で悩み相談を受け続けていた。息子・貴之はそんな父を心配していた。老いた父を一人にさせてはおけない、妻も望んでいるから自分たちと一緒に過ごして欲しいと告げるそんな時に届いたのが「グリーンリバー」からの相談であった。不妊が原因で三行半を突き付けられた女性が妻子ある男との間に子どもを作ってしまい、産むべきか産まないべきかと悩んでいた。
数年後、雄治は病に倒れる。意識を取り戻した雄治から、貴之はグリーンリバーのその後を知らされた。新聞には生後1年の女の子を遺し自動車事故で女性が亡くなったこと、ブレーキ痕のないことから無理心中と判断されたことが記されていた。それを読み、過去の回答で不幸になった人がいるのではと不安になった雄治はある夢を見る。未来から自分の元へ手紙が届く夢…それが現実になるのではと考えた雄治は、貴之を説得し一晩だけナミヤ雑貨店へと戻った。
雄治の夢は正夢であった。そして多くの人々から感謝の手紙が届く中には、グリーンリバーの娘からの手紙もあった。
母の死後、児童養護施設・丸光園に引き取られた若菜。ある時偶然、母の起こした事故のことを知ってしまう。若菜は母が自分を殺そうとしたと深く落ち込み、自殺未遂を図る。そんな若菜の元を訪れたのはセリだった。セリは言う。若菜の母は貯金も尽き果て30kgまで体重が落ちる中でも、若菜にだけは食べ物を与えしっかりと成長させていたと。無理心中ではなく、栄養失調における不測の事態で事故を起こしてしまい、意識を取り戻してすぐに若菜だけは助かるように行動したのだろうと。セリは若菜の母がナミヤ雑貨店からの回答を大切に保管していたことも告げ、覚悟を決めて若菜を産み育てた母を、そして自分を大切にするよう話した。その後二人は天才アーティストとそのマネージャーとして過ごすこととなる。
目の前の奇蹟に驚く貴之。そんな時、白紙の便箋が一枚差し込まれる。雄治は最後にこの手紙の返事を書かなくてはと目を輝かせた。
現在。雄治の33回忌に合わせて悩み相談が一晩だけ復活することを知った3人。それは、雄治のひ孫が貴之の遺志を継いで告知したものだった。33回忌には魂が天国へ昇るのだと言う翔太と、だから今この場が過去と繋がっているのだとはしゃぐ幸平。それでも信用できない敦也は白紙の便箋を外から差し込むも、その便箋は店の中には届かなかった。
そして、また手紙が舞い込んだ。今度は「迷える子犬」から。腰掛けOLとして安い給料で過ごすことを嫌いホステスと両立しているが、会社を辞めようと考える若い女性。敦也は殊更に激しい口調で彼女を責める。そんな敦也に、彼女は噛みつき返す。
武藤晴美は事故で両親を亡くし、親戚の家で過ごしていた。6年間は丸光園に預けられたこともあったが、しっかりと育ててくれた養父母には感謝を欠かさなかった。そんな父が倒れたことでお金が必要となったことを知り、晴美はホステスの道を選ぼうとしたのだ。克郎の妹から「正直に書かないと」と勧められた晴美は、それを手紙にしたためる。そんな晴美に3人はバブルの時期と弾ける時期、その後に選ぶべき仕事を教える。信用できずにいた晴美は返事を持ってナミヤ雑貨店に向かい、そこで雄治の死を知る。そこでナミヤ雑貨店から示された返答のタイムリミットが雄治の命日であることに気付き、3人からの助言を信じることにしたのだ。
一代で大企業の社長となった晴美は、金にものを言わせ育ての母から全てを搾り取ろうとする娘夫婦を蹴散らした。その後、半焼した丸光園に向かった晴美は丸光園を創ったのは現園長の姉…若い頃に恋人を失い独身を貫き、子どもたちを救うことを第一に考えた女性・暁子であったことを知る。そんな暁子に晴美は憧れるのであった。
50代になった晴美は幼い頃に世話になった丸光園の経営不振をも救おうとしていた。しかしその真意は捻じ曲げられ、悪者として見られていた。それに倣った3人は、実家に戻った晴美を襲う。手持ちの金とハンドバッグを奪った3人は、去り際に晴美が「大事なものが入っている」と言ったことを思い出し、中にある手紙を読んだ。そこには悩み相談に答えてくれた3人への感謝が綴られていた。
これらは33年前に波矢雄治が現在からの手紙を受け取る裏で、現在に33年前からの手紙を受け取るという不思議な出来事であったと気付く3人。彼らは人のものに手を出した自らを反省し、晴美を救うため、そして警察に捕まるために晴美の実家に戻ることを決める。
敦也が何気なく牛乳箱を覗くと、そこには「名無しの権兵衛さんへ」という雄治からの返答があった。「将来の地図を持たず、道すら見えていないということは、これからいくらでも書いていけるということだ」という雄治の言葉に喜ぶ3人は、陽の当たる道を歩いていくのであった。
というわけで、感想は次回!
…というわけで、今回は舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』について。今回の上演は、2013年にキャラメルボックスさんが上演したものを、劇団の枠を取り払い外の風を取り込んでの再演という形です。
泣かされました。かなり泣かされました。途中から目当てのキャストがどうこうなんて、どうでもよくなりました。それくらいいい作品でした。歌もあるし…
いつもの通りネタバレもあります。時系列分からないでとりあえず書いてあるところもあります。記憶力曖昧です。お気を付けて。
一人の老婆が昔話を始める。若い頃の姉の話だ。些細なきっかけで知り合った女学生の姉と年上の工員が恋に落ち、その果てに駆け落ちを試み、そして失敗した。二人とも本当に相手を想っていたがゆえに、男は身を引き、姉は生涯独身を貫いた。その男の名は波矢雄治であった――
現在。理性的で投げやりな敦也・激情家でロマンチストな翔太・思考が斜め上な幸平の青年3人組が真夜中、無人の雑貨店へと忍び込む。警察を恐れて一晩を過ごすつもりだった3人。そこへ一通の手紙が投函される。宛名は間違いなく3人が忍び込んだ「ナミヤ雑貨店」であり、差出人は「魚屋ミュージシャン」であった。
部屋の中にある雑誌の記事から、ナミヤ雑貨店が悩み相談を受け付けていたことを知った3人。放っておけと言う敦也をなだめ、幸平は返事を書き牛乳箱へ入れる。そこで敦也は、幸平が手袋を脱ぎ指紋を残してしまったことに気付く。しかし牛乳箱から手紙は消えており、郵便口からは幸平の書いた内容に沿った魚屋ミュージシャンからの返答が差し込まれた。
何度見に行っても人の姿は見えない。おまけに魚屋ミュージシャンの発言がどこかおかしい。そんな違和感を抱えた3人は、ある仮説を立てる。その仮説を証明するために翔太がした質問により、魚屋ミュージシャンは過去の人物だと判明する。彼の生い立ちを知った3人は、現在活躍するミュージシャンに当てはまる人物がいないことを理由に彼にその道を諦めるよう勧めるのであった。
大学を中退して東京でミュージシャンを目指しながらフリーターを続ける克郎。魚屋を営む実家を離れていたが、父が倒れたことで故郷を訪れる。実家では妹から正論で責められ、父の病室では叔父から跡継ぎにならないことを責められた克郎。そんな時、父は克郎にではなく叔父に食ってかかった。父の本心に初めて気付くも将来に悩む克郎は、幼い頃に通っていたナミヤ雑貨店へ悩み相談をする。しかし、その返事は全て「ミュージシャンを諦め魚屋を継げ」というもの。聞いてもらえれば分かるのではと、克郎は人の気配がするナミヤ雑貨店の前でオリジナル曲「再生」を演奏する。
3人は突然返事の方向性を変える。魚屋ミュージシャンに音楽を続け人の心を救うよう伝えたのだ。そんな折、克郎は父に魚屋を継ぐと宣言する。しかし父はそんな克郎の覚悟のなさを見抜き、何か一つものにするまで帰ってくるなと伝えるのであった。
ギター一本で様々な施設を回り音楽活動を続ける克郎。ある時、3人の出身地である児童養護施設・丸光園を訪れた。そこで頑なに口をきこうとしない男の子タツユキと、その子を庇う気丈な女の子セリの姉弟に出会う。演奏後にもう一度克郎の元にやってきた二人。セリは克郎のオリジナル曲「再生」を気に入り、たった一度だけ聞いた曲を口ずさんだ。その美しさに感動した克郎はセリに歌手の道を勧める。タツユキはそんな克郎を信用したのか、姉以外と初めて会話を交わした。
その夜、丸光園は炎に包まれる。タツユキを探しに行こうとするセリを押し留め、克郎は建物へと戻った。恐怖で立てなくなったタツユキをおぶって階下へと進む克郎。しかし、途中で足を挫いてしまう。タツユキに外へ向かうよう言った後、克郎は力尽きた。そんな克郎の遺した言葉通り歌手になりトップアーティストにまで上り詰めたセリ。そのセリがステージで歌う「再生」を、3人は聞いたことがあったのだ――
老人になった波矢雄治は、寂れた雑貨店の中で悩み相談を受け続けていた。息子・貴之はそんな父を心配していた。老いた父を一人にさせてはおけない、妻も望んでいるから自分たちと一緒に過ごして欲しいと告げるそんな時に届いたのが「グリーンリバー」からの相談であった。不妊が原因で三行半を突き付けられた女性が妻子ある男との間に子どもを作ってしまい、産むべきか産まないべきかと悩んでいた。
数年後、雄治は病に倒れる。意識を取り戻した雄治から、貴之はグリーンリバーのその後を知らされた。新聞には生後1年の女の子を遺し自動車事故で女性が亡くなったこと、ブレーキ痕のないことから無理心中と判断されたことが記されていた。それを読み、過去の回答で不幸になった人がいるのではと不安になった雄治はある夢を見る。未来から自分の元へ手紙が届く夢…それが現実になるのではと考えた雄治は、貴之を説得し一晩だけナミヤ雑貨店へと戻った。
雄治の夢は正夢であった。そして多くの人々から感謝の手紙が届く中には、グリーンリバーの娘からの手紙もあった。
母の死後、児童養護施設・丸光園に引き取られた若菜。ある時偶然、母の起こした事故のことを知ってしまう。若菜は母が自分を殺そうとしたと深く落ち込み、自殺未遂を図る。そんな若菜の元を訪れたのはセリだった。セリは言う。若菜の母は貯金も尽き果て30kgまで体重が落ちる中でも、若菜にだけは食べ物を与えしっかりと成長させていたと。無理心中ではなく、栄養失調における不測の事態で事故を起こしてしまい、意識を取り戻してすぐに若菜だけは助かるように行動したのだろうと。セリは若菜の母がナミヤ雑貨店からの回答を大切に保管していたことも告げ、覚悟を決めて若菜を産み育てた母を、そして自分を大切にするよう話した。その後二人は天才アーティストとそのマネージャーとして過ごすこととなる。
目の前の奇蹟に驚く貴之。そんな時、白紙の便箋が一枚差し込まれる。雄治は最後にこの手紙の返事を書かなくてはと目を輝かせた。
現在。雄治の33回忌に合わせて悩み相談が一晩だけ復活することを知った3人。それは、雄治のひ孫が貴之の遺志を継いで告知したものだった。33回忌には魂が天国へ昇るのだと言う翔太と、だから今この場が過去と繋がっているのだとはしゃぐ幸平。それでも信用できない敦也は白紙の便箋を外から差し込むも、その便箋は店の中には届かなかった。
そして、また手紙が舞い込んだ。今度は「迷える子犬」から。腰掛けOLとして安い給料で過ごすことを嫌いホステスと両立しているが、会社を辞めようと考える若い女性。敦也は殊更に激しい口調で彼女を責める。そんな敦也に、彼女は噛みつき返す。
武藤晴美は事故で両親を亡くし、親戚の家で過ごしていた。6年間は丸光園に預けられたこともあったが、しっかりと育ててくれた養父母には感謝を欠かさなかった。そんな父が倒れたことでお金が必要となったことを知り、晴美はホステスの道を選ぼうとしたのだ。克郎の妹から「正直に書かないと」と勧められた晴美は、それを手紙にしたためる。そんな晴美に3人はバブルの時期と弾ける時期、その後に選ぶべき仕事を教える。信用できずにいた晴美は返事を持ってナミヤ雑貨店に向かい、そこで雄治の死を知る。そこでナミヤ雑貨店から示された返答のタイムリミットが雄治の命日であることに気付き、3人からの助言を信じることにしたのだ。
一代で大企業の社長となった晴美は、金にものを言わせ育ての母から全てを搾り取ろうとする娘夫婦を蹴散らした。その後、半焼した丸光園に向かった晴美は丸光園を創ったのは現園長の姉…若い頃に恋人を失い独身を貫き、子どもたちを救うことを第一に考えた女性・暁子であったことを知る。そんな暁子に晴美は憧れるのであった。
50代になった晴美は幼い頃に世話になった丸光園の経営不振をも救おうとしていた。しかしその真意は捻じ曲げられ、悪者として見られていた。それに倣った3人は、実家に戻った晴美を襲う。手持ちの金とハンドバッグを奪った3人は、去り際に晴美が「大事なものが入っている」と言ったことを思い出し、中にある手紙を読んだ。そこには悩み相談に答えてくれた3人への感謝が綴られていた。
これらは33年前に波矢雄治が現在からの手紙を受け取る裏で、現在に33年前からの手紙を受け取るという不思議な出来事であったと気付く3人。彼らは人のものに手を出した自らを反省し、晴美を救うため、そして警察に捕まるために晴美の実家に戻ることを決める。
敦也が何気なく牛乳箱を覗くと、そこには「名無しの権兵衛さんへ」という雄治からの返答があった。「将来の地図を持たず、道すら見えていないということは、これからいくらでも書いていけるということだ」という雄治の言葉に喜ぶ3人は、陽の当たる道を歩いていくのであった。
というわけで、感想は次回!