生執事リコリス再演の感想を書いていきます。全く気を遣わずに書いているので、ネタバレは当然ありますし、あらすじはあったりなかったり、キャラやキャストの偏りも大きく読む方によっては不快感があるかもしれません。
そして腐女子全開です。以前朝夜でも小出しにしていましたが、今回はフルスロットルです。そういうの勘弁して、という方はさっさとウィンドウを閉じてください。
構わん!お前の萌えを吐き散らせ!という方のみ読むべきものです。ここまで注意書きをしたので、この先読んだ方がどんな感情を覚えようと私の責任ではありませんからね!知りませんからね!!
開幕直前、ボーンという大きな音で客席のお姉さんの何人かがビクッとなる。それくらい大きい音が鳴る。これから観に行く方は気を抜き過ぎないようにお気を付け下さい。
那由他坊ちゃんの第一声、度肝を抜かれた。これが去年、初舞台で緊張を隠し切れずに必死で演じていた可愛らしい那由他君かと。最初の子音からシエルだと感じさせられた。
初演では「初舞台でこれだけの声を張れて音を合わせられるなんて」と那由他君の才能の程に目を見張ったが、再演の那由他坊ちゃんは歌っているのではなく「語っている」のだ。声色に複雑な感情が乗って、迫力が増している。
焼印を押し当てられたシーンの叫び声は初演から絶望に染まっていたが、今回はより色濃く、その痛みが胸に迫る。これが悪魔を呼び出す程の憎悪かと納得させられるだけの濃い闇を、その声と前髪の隙間から覗く瞳だけで表現し切っていた。
アンサンブルさんもいい。那由他坊ちゃんの非力さを嘲笑うかのように、命を軽く弄び高笑いする厭らしさに本気でイラっとくる。
そして現れる古スチャン。ゆんのことは結構知っているつもりだった。今年の春先にやっていたタイタニックも観に行き、どんな舞台でどんな演技をしどんな評価を得てきたかは事ある毎に確認してきたから。だからこそ2代目として発表された時に少し不安を覚えた。王子様や透明感のある若者を演じさせたら素晴らしい、けれど、闇の化身のようなセバスチャンを演じられるものだろうかと。そんな私の不安は「おやおや」の一言で丸めてポイっと捨てられた。
そんな声持ってたんですね…と衝撃を受け、代替わり直後によくある違和感が全く感じられないことにすら気付けない程だった。後から考えれば、古スチャンは完全に「2次元」なのだ。小野大輔さんの語り口を意識して、間もトーンも見事に再現している。それだけの再現をするならば見た目も勿論2次元に近くなければいけないのだが、そこはもう持ち前の美形と小顔と細長い手足と美しい動きで説得力抜群の2次元っぷりを披露してくる。まさに異次元。
特にマント捌きの美しさは絶品で、2次元のセバスチャンが纏う闇を表したマントを腕や脚で広げはためかせる様子を観ていると自然と「ああ、これは悪魔だ」と思えてくる。また、那由他坊ちゃんに向ける目と周囲の有象無象に向ける目との差が素晴らしい。周囲には全く興味を持たず、大して力を入れることもなく薙ぎ倒していきながら那由他坊ちゃんに近付いて行き、甘く優しい声で契約を迫る。
たった1曲の中で声のトーンがころころ変わっていくので聴き応えも抜群だ。那由他坊ちゃんの耳元で囁くシーンはこの後も何度か出てくるのだが、色気の塊が微笑みと共に殺し文句を置いていくという垂涎のシーンが繰り返される度に、私の中の腐女子魂が呼び起こされる。
セバ下からは「捕食者」という弱肉強食の頂点にいるようなオーラを感じたものだが、古スチャンからは「美食家」のオーラを感じるのだ。セバ下はたまたま坊ちゃんの許へやって来たように思えていたのだが、古スチャンはわざわざ選んで呼び出されるのを待っていたように思える。溢れ出すBL感。さらには古スチャンが那由他坊ちゃんを見る目の色気…ここに骨を埋めたいと願った腐女子は私だけではないはずだ。
所変わってファントムハイヴ邸。
執事としての古スチャンが、数秒前の悪魔とはまるで違う。声から立ち振る舞いから、何もかもが違う。裏の無い優しさと保護者としての幾分かの厳しさが、まるで人間のようだ。
そして那由他坊ちゃんに靴を履かせるところ。古スチャンが燕尾服の裾を両手でふわっと跳ね上げ膝を付き、もう片方の膝に那由他坊ちゃんが当然のように足を乗せる。この一連の動きがもう…堪らない。那由他坊ちゃんが初演の時よりも大きくなって少し男の匂いを漂わせているせいか、いけないものを見ているような気になってついつい凝視してしまう。ありがとうございます。
また、ゆんは「眼帯を付けるのが苦手」と言っていたのだが、眼帯を付けた後に那由他坊ちゃんの髪を丁寧に整える様子がまた…ありがとうございます。わざとしつこく触っているのでは?などと思ってしまう。この時にベッドに腰掛ける坊ちゃんを古スチャンが見上げる形になっているところも堪らない。
ちょっと飛ばして使用人トリオ。待ってました!
坂田メイリンのとてとて走る姿は可愛らしくドジをして慌てる姿には萌えを引き出され、鷲尾バルドの最早ベテラン臭の漂うダメっぷりには安心感を覚える。そんなふたりにじわじわとイライラさせられた後、たーフィニに止めを刺される古スチャンの感情のクレッシェンドが描かれる。
このシーンにおけるたーフィニの責任は重大だ。そこをたーフィニは完璧と言っても差し支えない程に客席の空気と温度とを読み切っている。客が笑うまで待つ、古スチャンのツッコミ易い間を作る、トリオとしての揃いの笑いも全員の呼吸をしっかり合わせていく、その力量。受ける方の力も高いのだが、たーフィニが醸し出す空気感がかなりいい。たー最高。
使用人トリオの曲は大幅に変わった。楽しそうに踊る使用人トリオと、それを眺めたり呆れたり巻き込まれたりする古スチャンとの温度差がいい。その時に古スチャンが見せるコメディアンな表情がまた2次元的で、円盤が届いたらアニメと見比べてみたいなと思う次第。
そしてWチャールズの登場。
もっくんから矢田ちゃんに代わったことで、ヒロの動きも変わった。初演のWチャールズはほとんど目を合わさず、しかし動きとハモりはぴったり合わせてくるという背中合わせでありながら深い信頼で繋がっている二人だったのだが、再演ではよくアイコンタクトをしている。あれはタイミングを合わせるための役者同士の会話ではなく、矢田グレイとヒロフィップスとの会話だろう。お陰様でここも何となく…魂が揺り動かされる部分があるというか…ありがとうございます。
矢田グレイの誇張されたハイテンションな嫌味っぷりを受けて、ヒロフィップスの落ち着き払いながらもすっとぼけた天然っぷりも見事に強調された。そんな強烈なキャラ造形でありながら、歌い出すと美しいハモりとビブラートでその有能さを見せつけてくる。アクションは激しくもスマートで、無駄な動きは一切無い。矢田グレイが全て剣で捌くことに対して、ヒロフィップスが剣を振るったり枕を投げたり鈍器を避けたり針仕事をしたりと初演よりもバラエティに富んだ動きをするところで二人の差が見えるのが面白い。そんなこんなで見応えは抜群なのだが…ああ、目が足りない。使用人トリオとWチャールズとが入り混じったアクションが板の上いっぱいに繰り広げられるせいだ。
矢田グレイは自分が可愛いことを自覚している。そこが腹の立つ部分でもあり、魅力的な部分でもある。気軽さと身軽さが連動していて、ヒロフィップスの心身共にブレないところとよく引き立て合っていた。しかしビブラート凄いな…
古スチャンがWチャールズの暴走を止め、那由他坊ちゃんが姿を現す。初演では怒りを滲ませていた那由他坊ちゃんだが、今回は完全に嫌味をぶつけている。非常にイギリス人らしい振る舞いだ。直接的な言葉ではなく質問という形式で相手を見下す様に気位の高さを感じる。再演の那由他坊ちゃんは完璧な貴族だ。
ここで使用人トリオがはけて古スチャン・那由他坊ちゃん・Wチャールズの4人になるのだが、はける寸前に古スチャンが運んできたカスタードパフをたーフィニが食べていいか聞く部分は初演同様ある…のだが、セバスの返事が違う。セバ下は許可を出していたのだが、古スチャンは微笑んで首を横に振る。ああ、なるほど古スチャンはそういう方向性なんですね。がっくり肩を落とすたーフィニも隙無く可愛い。
そして、切り裂きジャックを説明するシーン。初演では台詞だったのだが、再演では歌と台詞が入り混じる。ヒロはそこのところの使い分けが上手いので切り替えに違和感を持つことなくすっと受け入れられる。さすがである。ヒロフィップスの朗々とした歌で語られると初演時よりも切り裂きジャックの不気味さが増し、舞台後方で繰り広げられる殺人劇が薄ら寒く感じられる。初演では恐ろしさを全面に押し出していたので無意識に「犯人は人間だ」と思ったが、ここで不気味さを強調されると人ならざるものの関与を考えてしまう。
そんなこんなでアバハンの登場。コントの内容をどうこう言うのは不躾が過ぎるので置いておくとして、今回は何だか格好いい。笑いをもたらすための存在なので勿論おかしみが強いのだが、今回はポンコツさよりもポンコツでありながらも彼らなりに一生懸命に事件に向き合う姿勢が印象に残った。とはいえ笑いっ放しだったが。
お待たせ致しました、ここでやっとメインの登場!
マダムにグレルに劉。他者紹介曲は初演よりも豪華になっている。初演では3人が交代しながらひとりずつ紹介していくだけだったが、再演ではアンサンブルさんも使って間奏も長めに各々じっくり魅せてくる。男性たちを惹き付けて止まないマダムの美しさと可憐さ、チャイナ美女に囲まれ意思の読み取れない薄ら笑いを貼り付ける劉の軽薄さ。そんな豪華なふたりの間にグレルがアンサンブルを伴わずにひとりで舞台上を跳ね回るのだが、さらりと難易度の高いことをやってのけている。グレたく推しとしては登場数分でこんな見せ場を作ってもらえるとは思っておらず喜びと驚きで釘付けだった。なお、マダムと荒木劉は歌唱力の高さを見せつけてくる。表現力豊かにたおやかさを披露し客席毎魅了するマダムとまるで流しているように見えるが的確にリズムを掴んでくる食えない荒木劉。総じて曲の難易度は上がっているのだが、それにつられてか努力の末かそもそも実力か、各キャストの歌唱力は右肩上がりだ。
そんな3人とは逆に那由他坊ちゃんの歌は減った。劉の挑発に対して初演では歌で応えていたが、再演では台詞を返している。歌の方が感情を強く出せるところを台詞に変えるとなると、歌で出していた分の力を台詞に込めなければいけなくなる。単純にハードルが上がると思うのだが、那由他坊ちゃんは1年足らずで身に付けた「圧」で劉の歌をはねつけ黙らせた。
シエル役の成長を観るのは今まで公演期間中だけで、こういう楽しみ方は出来なかったのだが…さすがに成長期。大きくなったのは体だけではなかった。セバスの代替わりがあったから那由他坊ちゃんの続投が決まったのだろうが、これだけの伸び代を持った努力家である役者の成長を見届けられる機会を与えてもらったことは素直に有り難い。
言い忘れたが私が観たのは生執事及びグレルと葬儀屋の100回記念公演である。カテコの挨拶はおそらく収録されていただろうから、円盤で是非楽しんで頂きたい。
というわけで、葬儀屋の登場だ。安定の葬儀屋。2次元からようこそおいで下さいました。和泉さんは顔出しについてやたらこだわっているが、安心してください。原作にもアニメにも似ていないにも関わらず人気を誇るアゴデチョフがいます。…というか、初演のカテコで和泉さんが顔を出そうとした時に黄色い悲鳴が上がったのをすっかり忘れてしまったのだろうか。出せ出せ!
葬儀屋について語るのは難しいんですよね。出てきた瞬間に異質さを感じさせる佇まいや、説明台詞を当たり前のように口語として聞かせる技術や、笑いを生み出す時の絶妙な間とツッコミや、文字にしようと思えば出来ないこともないのだが…あの短い出演時間でも強烈な印象を残す力量は実際に観なければピンとこないものなので。とりあえずは、安定の葬儀屋ということで。
馬車のシーンはあるのですが、馬がいなくなりました。セバ下を生んだ馬もセバ下と共に卒業しました。乗っている最中の揺れも無くなりました。かなりスマートになったと思って頂いて構いません。もしかしたら一番差を感じるのはここなのでは?
古スチャンが調査を終えたことをマダムに報告するシーン、古スチャンがわざと早口で結果を並べ立てその横でマダムがドン引きする様子が可愛らしいです。あと…グレたくが鳩。観て頂ければ分かります。グレたくが鳩です。古スチャンに興味を持って近付くもすーっと距離を置かれてしまう可哀想な乙女グレル。グレたくが古スチャンに向けてかわいこぶりっこを発揮し始めるのはここでしょうか。いやもうほんと…可愛い。赤ふたり可愛いです。
はい、やって参りました。生執事にて登場前、姿も声もまだ出てこない瞬間から笑われるのは彼だけです。ヒデイットの登場!!
初演よりも動ける範囲が広くなったせいか、ヒデ様が完全に楽しんでいる。ブルーシアターは客席が中々の配置なので前列のど真ん中に座っていても観辛い部分があったのだが、赤坂ACTシアターは全部見える。ヒデイットの暴走を余すところなく楽しめる。素晴らしい劇場だ。なお曲も振り付けも大幅な変化は無いのだが、上手から下手、そして上下と激しく移動し続けるのでこっちも目線の移動が激しくて疲れる。あとヒデ様、歌上手くなりました?
パーティーへとやってくる5人。恥という概念を全く理解しようとしない古スチャンと恥ずかしさの塊である那由他坊ちゃんの食い違いは勿論、再演ではマダム・グレル・劉が見事なトリオ芸を見せてくる。どこでどうとは言わないが、3人揃っているところではちょこちょこ披露してくるので是非楽しみにして頂きたい。息もぴったりで、まさかこんなところで新トリオが生まれるとは…使用人もうかうかしていられないぞ。
ここからが問題だ。上手と下手で同時にコントが繰り広げられる。どちらかを重点的に観ていると、もう片方を見逃すことになるので注意が必要だ。マダムとアンサンブル、古スチャン・那由他坊ちゃんとヒロフィップスのコントは完全にタイミングが被っているのでどちらを観るか決めておいた方がいい。ちなみにどちらを観ても損は無い。キャストの好みでどうぞ。マダムは若干AKANEさんの素が出て可愛らしく、ヒロフィップスは体幹の強さとそもそもの笑いのセンスの良さを見せつける。那由他坊ちゃんの成長も面白い。…キャストの好みでどうぞ。
古スチャンと那由他坊ちゃんの息の合った動きも必見。そしてそれらを遥かに凌駕するヒデイットの存在感は観ようと思わずとも視線を持っていかれる。初演とは比べ物にならない程に隙無く暴れ回っているのでヒデ様ファンは生きていてよかったと思ったことだろう。私もです。
古スチャンと駒鳥那由他君のダンスシーンもあります。ただ本当に申し訳ないのですがヒデイットに視線を完全に持ってかれて余り記憶に残っていません。那由他君が男になってきているためか女装姿が完全にいけないものと化していて、それを2次元体型の古スチャンが振り回すと何というか完全に眼福だったことだけは覚えています。あんなタブーの塊を直視し続けられる腐女子は最早貴腐人なのでは。
ヒデイットと駒鳥那由他君、Wチャールズのやりとりでは笑いをてんこ盛り。下半身に正直なヒデイットとさっさと事を進めたい駒鳥那由他君とどうしても駒鳥那由他君に近付きたいヒロフィップスとツッコミの矢田グレイと。忙しい。ヒデイットとヒロフィップスとのセンスアップコメディアン対決が中々味わい深く、お互いにしっかりと見せ場を作り合うところで同じ事務所所属とはこういうものかと思い知らされる。ただの暴走に見えて計算し尽くされている。素晴らしい…
また、那由他坊ちゃんの心の声の演出が変わっているのだが、ここでも那由他坊ちゃんのスキルアップが確認出来る。そっち方面の力も着実に上がっているので是非お母さんのような気持ちで成長を喜んでください。
マジックのくだりは舞台上の全員が笑わせようとしてくる。多分どこを観ていても笑えるはずなので、お好きなキャストに目を光らせていましょう。ちなみに私はWチャールズばかりを観ていました…「すげえ」。
捕らえられた駒鳥那由他君や犯罪者丸出しなヒデイット、悪魔剥き出しな古スチャンは初演とそんなに違いは無いです。細かな演出は変わりましたが、そのシーンの持つ雰囲気やテンポは同じかなと。ただ、アバハンとヒデイットのゴールデントリオのやりとりはだいぶ派手になりました。えっと…妙な方向に目覚めた方はいらっしゃいませんか?ようこそこちらの世界へ。そしてヒデ様は生執事に出る度に腰の動きを激しくしていく癖をどうにかして。夏にあなたにハマったファンに申し訳ないと思わないのか。
夜。調査に精を出す那由他坊ちゃんのピリピリした空気とチェスボードを運ぶマダムの柔らかい雰囲気がいいコントラストになっている。ここのシーン、よく考えてみれば大人ぶる子どもと大人になり切れない大人のやりとりなのだ。
覇道を突き進もうとする甥を止めようとするマダムから、利己的な部分だけを感じ取る人はそういないだろう。確かにその道を選ばれるとマダムには不利に働くのだが、それよりもマダム自身の抱える後悔を甥に抱えて欲しくないという願いのようなものも感じ取れる。そして、どうしてもその道を進むというのならば衝突も仕方なしと腹を括ったことが最後の「キス!」の台詞に表れているのではないだろうか。この一言だけ、初演では歌だったところが台詞に変わっている。
第一幕の最後である。真実に辿り着けない那由他坊ちゃんにしつこくヒントを与え続ける古スチャンの厭味ったらしい笑顔が印象的だ。やっと気付いた那由他坊ちゃんに執事として屁理屈で対応した直後、その忠誠だけは本物だと悪魔の顔を見せる古スチャン。
初演でも「歌詞が聞き取り辛い」と思った第一幕最後の曲。再演でもやっぱり聞き取り辛かった!ただし立ち位置が変わったおかげで誰が歌っているかはしっかり見える。そこは大きな進歩。使用人トリオとWチャールズ、アバハンは初演でユニゾンだったが再演ではハモりになっている。まさかアバハンがこんなにしっかりハモれるとは思っておらず驚いた。格好いい…
第一幕の感想でした。
那由他君の声の成長により古スチャンが高音・那由他坊ちゃんが低音というパート分けになっている面白さ。低音は音が取り辛そうなのにブレさせることなく歌い切った那由他君は本当に凄い。
第二幕に関しては…余裕があれば!結構疲れるので。
そして腐女子全開です。以前朝夜でも小出しにしていましたが、今回はフルスロットルです。そういうの勘弁して、という方はさっさとウィンドウを閉じてください。
構わん!お前の萌えを吐き散らせ!という方のみ読むべきものです。ここまで注意書きをしたので、この先読んだ方がどんな感情を覚えようと私の責任ではありませんからね!知りませんからね!!
開幕直前、ボーンという大きな音で客席のお姉さんの何人かがビクッとなる。それくらい大きい音が鳴る。これから観に行く方は気を抜き過ぎないようにお気を付け下さい。
那由他坊ちゃんの第一声、度肝を抜かれた。これが去年、初舞台で緊張を隠し切れずに必死で演じていた可愛らしい那由他君かと。最初の子音からシエルだと感じさせられた。
初演では「初舞台でこれだけの声を張れて音を合わせられるなんて」と那由他君の才能の程に目を見張ったが、再演の那由他坊ちゃんは歌っているのではなく「語っている」のだ。声色に複雑な感情が乗って、迫力が増している。
焼印を押し当てられたシーンの叫び声は初演から絶望に染まっていたが、今回はより色濃く、その痛みが胸に迫る。これが悪魔を呼び出す程の憎悪かと納得させられるだけの濃い闇を、その声と前髪の隙間から覗く瞳だけで表現し切っていた。
アンサンブルさんもいい。那由他坊ちゃんの非力さを嘲笑うかのように、命を軽く弄び高笑いする厭らしさに本気でイラっとくる。
そして現れる古スチャン。ゆんのことは結構知っているつもりだった。今年の春先にやっていたタイタニックも観に行き、どんな舞台でどんな演技をしどんな評価を得てきたかは事ある毎に確認してきたから。だからこそ2代目として発表された時に少し不安を覚えた。王子様や透明感のある若者を演じさせたら素晴らしい、けれど、闇の化身のようなセバスチャンを演じられるものだろうかと。そんな私の不安は「おやおや」の一言で丸めてポイっと捨てられた。
そんな声持ってたんですね…と衝撃を受け、代替わり直後によくある違和感が全く感じられないことにすら気付けない程だった。後から考えれば、古スチャンは完全に「2次元」なのだ。小野大輔さんの語り口を意識して、間もトーンも見事に再現している。それだけの再現をするならば見た目も勿論2次元に近くなければいけないのだが、そこはもう持ち前の美形と小顔と細長い手足と美しい動きで説得力抜群の2次元っぷりを披露してくる。まさに異次元。
特にマント捌きの美しさは絶品で、2次元のセバスチャンが纏う闇を表したマントを腕や脚で広げはためかせる様子を観ていると自然と「ああ、これは悪魔だ」と思えてくる。また、那由他坊ちゃんに向ける目と周囲の有象無象に向ける目との差が素晴らしい。周囲には全く興味を持たず、大して力を入れることもなく薙ぎ倒していきながら那由他坊ちゃんに近付いて行き、甘く優しい声で契約を迫る。
たった1曲の中で声のトーンがころころ変わっていくので聴き応えも抜群だ。那由他坊ちゃんの耳元で囁くシーンはこの後も何度か出てくるのだが、色気の塊が微笑みと共に殺し文句を置いていくという垂涎のシーンが繰り返される度に、私の中の腐女子魂が呼び起こされる。
セバ下からは「捕食者」という弱肉強食の頂点にいるようなオーラを感じたものだが、古スチャンからは「美食家」のオーラを感じるのだ。セバ下はたまたま坊ちゃんの許へやって来たように思えていたのだが、古スチャンはわざわざ選んで呼び出されるのを待っていたように思える。溢れ出すBL感。さらには古スチャンが那由他坊ちゃんを見る目の色気…ここに骨を埋めたいと願った腐女子は私だけではないはずだ。
所変わってファントムハイヴ邸。
執事としての古スチャンが、数秒前の悪魔とはまるで違う。声から立ち振る舞いから、何もかもが違う。裏の無い優しさと保護者としての幾分かの厳しさが、まるで人間のようだ。
そして那由他坊ちゃんに靴を履かせるところ。古スチャンが燕尾服の裾を両手でふわっと跳ね上げ膝を付き、もう片方の膝に那由他坊ちゃんが当然のように足を乗せる。この一連の動きがもう…堪らない。那由他坊ちゃんが初演の時よりも大きくなって少し男の匂いを漂わせているせいか、いけないものを見ているような気になってついつい凝視してしまう。ありがとうございます。
また、ゆんは「眼帯を付けるのが苦手」と言っていたのだが、眼帯を付けた後に那由他坊ちゃんの髪を丁寧に整える様子がまた…ありがとうございます。わざとしつこく触っているのでは?などと思ってしまう。この時にベッドに腰掛ける坊ちゃんを古スチャンが見上げる形になっているところも堪らない。
ちょっと飛ばして使用人トリオ。待ってました!
坂田メイリンのとてとて走る姿は可愛らしくドジをして慌てる姿には萌えを引き出され、鷲尾バルドの最早ベテラン臭の漂うダメっぷりには安心感を覚える。そんなふたりにじわじわとイライラさせられた後、たーフィニに止めを刺される古スチャンの感情のクレッシェンドが描かれる。
このシーンにおけるたーフィニの責任は重大だ。そこをたーフィニは完璧と言っても差し支えない程に客席の空気と温度とを読み切っている。客が笑うまで待つ、古スチャンのツッコミ易い間を作る、トリオとしての揃いの笑いも全員の呼吸をしっかり合わせていく、その力量。受ける方の力も高いのだが、たーフィニが醸し出す空気感がかなりいい。たー最高。
使用人トリオの曲は大幅に変わった。楽しそうに踊る使用人トリオと、それを眺めたり呆れたり巻き込まれたりする古スチャンとの温度差がいい。その時に古スチャンが見せるコメディアンな表情がまた2次元的で、円盤が届いたらアニメと見比べてみたいなと思う次第。
そしてWチャールズの登場。
もっくんから矢田ちゃんに代わったことで、ヒロの動きも変わった。初演のWチャールズはほとんど目を合わさず、しかし動きとハモりはぴったり合わせてくるという背中合わせでありながら深い信頼で繋がっている二人だったのだが、再演ではよくアイコンタクトをしている。あれはタイミングを合わせるための役者同士の会話ではなく、矢田グレイとヒロフィップスとの会話だろう。お陰様でここも何となく…魂が揺り動かされる部分があるというか…ありがとうございます。
矢田グレイの誇張されたハイテンションな嫌味っぷりを受けて、ヒロフィップスの落ち着き払いながらもすっとぼけた天然っぷりも見事に強調された。そんな強烈なキャラ造形でありながら、歌い出すと美しいハモりとビブラートでその有能さを見せつけてくる。アクションは激しくもスマートで、無駄な動きは一切無い。矢田グレイが全て剣で捌くことに対して、ヒロフィップスが剣を振るったり枕を投げたり鈍器を避けたり針仕事をしたりと初演よりもバラエティに富んだ動きをするところで二人の差が見えるのが面白い。そんなこんなで見応えは抜群なのだが…ああ、目が足りない。使用人トリオとWチャールズとが入り混じったアクションが板の上いっぱいに繰り広げられるせいだ。
矢田グレイは自分が可愛いことを自覚している。そこが腹の立つ部分でもあり、魅力的な部分でもある。気軽さと身軽さが連動していて、ヒロフィップスの心身共にブレないところとよく引き立て合っていた。しかしビブラート凄いな…
古スチャンがWチャールズの暴走を止め、那由他坊ちゃんが姿を現す。初演では怒りを滲ませていた那由他坊ちゃんだが、今回は完全に嫌味をぶつけている。非常にイギリス人らしい振る舞いだ。直接的な言葉ではなく質問という形式で相手を見下す様に気位の高さを感じる。再演の那由他坊ちゃんは完璧な貴族だ。
ここで使用人トリオがはけて古スチャン・那由他坊ちゃん・Wチャールズの4人になるのだが、はける寸前に古スチャンが運んできたカスタードパフをたーフィニが食べていいか聞く部分は初演同様ある…のだが、セバスの返事が違う。セバ下は許可を出していたのだが、古スチャンは微笑んで首を横に振る。ああ、なるほど古スチャンはそういう方向性なんですね。がっくり肩を落とすたーフィニも隙無く可愛い。
そして、切り裂きジャックを説明するシーン。初演では台詞だったのだが、再演では歌と台詞が入り混じる。ヒロはそこのところの使い分けが上手いので切り替えに違和感を持つことなくすっと受け入れられる。さすがである。ヒロフィップスの朗々とした歌で語られると初演時よりも切り裂きジャックの不気味さが増し、舞台後方で繰り広げられる殺人劇が薄ら寒く感じられる。初演では恐ろしさを全面に押し出していたので無意識に「犯人は人間だ」と思ったが、ここで不気味さを強調されると人ならざるものの関与を考えてしまう。
そんなこんなでアバハンの登場。コントの内容をどうこう言うのは不躾が過ぎるので置いておくとして、今回は何だか格好いい。笑いをもたらすための存在なので勿論おかしみが強いのだが、今回はポンコツさよりもポンコツでありながらも彼らなりに一生懸命に事件に向き合う姿勢が印象に残った。とはいえ笑いっ放しだったが。
お待たせ致しました、ここでやっとメインの登場!
マダムにグレルに劉。他者紹介曲は初演よりも豪華になっている。初演では3人が交代しながらひとりずつ紹介していくだけだったが、再演ではアンサンブルさんも使って間奏も長めに各々じっくり魅せてくる。男性たちを惹き付けて止まないマダムの美しさと可憐さ、チャイナ美女に囲まれ意思の読み取れない薄ら笑いを貼り付ける劉の軽薄さ。そんな豪華なふたりの間にグレルがアンサンブルを伴わずにひとりで舞台上を跳ね回るのだが、さらりと難易度の高いことをやってのけている。グレたく推しとしては登場数分でこんな見せ場を作ってもらえるとは思っておらず喜びと驚きで釘付けだった。なお、マダムと荒木劉は歌唱力の高さを見せつけてくる。表現力豊かにたおやかさを披露し客席毎魅了するマダムとまるで流しているように見えるが的確にリズムを掴んでくる食えない荒木劉。総じて曲の難易度は上がっているのだが、それにつられてか努力の末かそもそも実力か、各キャストの歌唱力は右肩上がりだ。
そんな3人とは逆に那由他坊ちゃんの歌は減った。劉の挑発に対して初演では歌で応えていたが、再演では台詞を返している。歌の方が感情を強く出せるところを台詞に変えるとなると、歌で出していた分の力を台詞に込めなければいけなくなる。単純にハードルが上がると思うのだが、那由他坊ちゃんは1年足らずで身に付けた「圧」で劉の歌をはねつけ黙らせた。
シエル役の成長を観るのは今まで公演期間中だけで、こういう楽しみ方は出来なかったのだが…さすがに成長期。大きくなったのは体だけではなかった。セバスの代替わりがあったから那由他坊ちゃんの続投が決まったのだろうが、これだけの伸び代を持った努力家である役者の成長を見届けられる機会を与えてもらったことは素直に有り難い。
言い忘れたが私が観たのは生執事及びグレルと葬儀屋の100回記念公演である。カテコの挨拶はおそらく収録されていただろうから、円盤で是非楽しんで頂きたい。
というわけで、葬儀屋の登場だ。安定の葬儀屋。2次元からようこそおいで下さいました。和泉さんは顔出しについてやたらこだわっているが、安心してください。原作にもアニメにも似ていないにも関わらず人気を誇るアゴデチョフがいます。…というか、初演のカテコで和泉さんが顔を出そうとした時に黄色い悲鳴が上がったのをすっかり忘れてしまったのだろうか。出せ出せ!
葬儀屋について語るのは難しいんですよね。出てきた瞬間に異質さを感じさせる佇まいや、説明台詞を当たり前のように口語として聞かせる技術や、笑いを生み出す時の絶妙な間とツッコミや、文字にしようと思えば出来ないこともないのだが…あの短い出演時間でも強烈な印象を残す力量は実際に観なければピンとこないものなので。とりあえずは、安定の葬儀屋ということで。
馬車のシーンはあるのですが、馬がいなくなりました。セバ下を生んだ馬もセバ下と共に卒業しました。乗っている最中の揺れも無くなりました。かなりスマートになったと思って頂いて構いません。もしかしたら一番差を感じるのはここなのでは?
古スチャンが調査を終えたことをマダムに報告するシーン、古スチャンがわざと早口で結果を並べ立てその横でマダムがドン引きする様子が可愛らしいです。あと…グレたくが鳩。観て頂ければ分かります。グレたくが鳩です。古スチャンに興味を持って近付くもすーっと距離を置かれてしまう可哀想な乙女グレル。グレたくが古スチャンに向けてかわいこぶりっこを発揮し始めるのはここでしょうか。いやもうほんと…可愛い。赤ふたり可愛いです。
はい、やって参りました。生執事にて登場前、姿も声もまだ出てこない瞬間から笑われるのは彼だけです。ヒデイットの登場!!
初演よりも動ける範囲が広くなったせいか、ヒデ様が完全に楽しんでいる。ブルーシアターは客席が中々の配置なので前列のど真ん中に座っていても観辛い部分があったのだが、赤坂ACTシアターは全部見える。ヒデイットの暴走を余すところなく楽しめる。素晴らしい劇場だ。なお曲も振り付けも大幅な変化は無いのだが、上手から下手、そして上下と激しく移動し続けるのでこっちも目線の移動が激しくて疲れる。あとヒデ様、歌上手くなりました?
パーティーへとやってくる5人。恥という概念を全く理解しようとしない古スチャンと恥ずかしさの塊である那由他坊ちゃんの食い違いは勿論、再演ではマダム・グレル・劉が見事なトリオ芸を見せてくる。どこでどうとは言わないが、3人揃っているところではちょこちょこ披露してくるので是非楽しみにして頂きたい。息もぴったりで、まさかこんなところで新トリオが生まれるとは…使用人もうかうかしていられないぞ。
ここからが問題だ。上手と下手で同時にコントが繰り広げられる。どちらかを重点的に観ていると、もう片方を見逃すことになるので注意が必要だ。マダムとアンサンブル、古スチャン・那由他坊ちゃんとヒロフィップスのコントは完全にタイミングが被っているのでどちらを観るか決めておいた方がいい。ちなみにどちらを観ても損は無い。キャストの好みでどうぞ。マダムは若干AKANEさんの素が出て可愛らしく、ヒロフィップスは体幹の強さとそもそもの笑いのセンスの良さを見せつける。那由他坊ちゃんの成長も面白い。…キャストの好みでどうぞ。
古スチャンと那由他坊ちゃんの息の合った動きも必見。そしてそれらを遥かに凌駕するヒデイットの存在感は観ようと思わずとも視線を持っていかれる。初演とは比べ物にならない程に隙無く暴れ回っているのでヒデ様ファンは生きていてよかったと思ったことだろう。私もです。
古スチャンと駒鳥那由他君のダンスシーンもあります。ただ本当に申し訳ないのですがヒデイットに視線を完全に持ってかれて余り記憶に残っていません。那由他君が男になってきているためか女装姿が完全にいけないものと化していて、それを2次元体型の古スチャンが振り回すと何というか完全に眼福だったことだけは覚えています。あんなタブーの塊を直視し続けられる腐女子は最早貴腐人なのでは。
ヒデイットと駒鳥那由他君、Wチャールズのやりとりでは笑いをてんこ盛り。下半身に正直なヒデイットとさっさと事を進めたい駒鳥那由他君とどうしても駒鳥那由他君に近付きたいヒロフィップスとツッコミの矢田グレイと。忙しい。ヒデイットとヒロフィップスとのセンスアップコメディアン対決が中々味わい深く、お互いにしっかりと見せ場を作り合うところで同じ事務所所属とはこういうものかと思い知らされる。ただの暴走に見えて計算し尽くされている。素晴らしい…
また、那由他坊ちゃんの心の声の演出が変わっているのだが、ここでも那由他坊ちゃんのスキルアップが確認出来る。そっち方面の力も着実に上がっているので是非お母さんのような気持ちで成長を喜んでください。
マジックのくだりは舞台上の全員が笑わせようとしてくる。多分どこを観ていても笑えるはずなので、お好きなキャストに目を光らせていましょう。ちなみに私はWチャールズばかりを観ていました…「すげえ」。
捕らえられた駒鳥那由他君や犯罪者丸出しなヒデイット、悪魔剥き出しな古スチャンは初演とそんなに違いは無いです。細かな演出は変わりましたが、そのシーンの持つ雰囲気やテンポは同じかなと。ただ、アバハンとヒデイットのゴールデントリオのやりとりはだいぶ派手になりました。えっと…妙な方向に目覚めた方はいらっしゃいませんか?ようこそこちらの世界へ。そしてヒデ様は生執事に出る度に腰の動きを激しくしていく癖をどうにかして。夏にあなたにハマったファンに申し訳ないと思わないのか。
夜。調査に精を出す那由他坊ちゃんのピリピリした空気とチェスボードを運ぶマダムの柔らかい雰囲気がいいコントラストになっている。ここのシーン、よく考えてみれば大人ぶる子どもと大人になり切れない大人のやりとりなのだ。
覇道を突き進もうとする甥を止めようとするマダムから、利己的な部分だけを感じ取る人はそういないだろう。確かにその道を選ばれるとマダムには不利に働くのだが、それよりもマダム自身の抱える後悔を甥に抱えて欲しくないという願いのようなものも感じ取れる。そして、どうしてもその道を進むというのならば衝突も仕方なしと腹を括ったことが最後の「キス!」の台詞に表れているのではないだろうか。この一言だけ、初演では歌だったところが台詞に変わっている。
第一幕の最後である。真実に辿り着けない那由他坊ちゃんにしつこくヒントを与え続ける古スチャンの厭味ったらしい笑顔が印象的だ。やっと気付いた那由他坊ちゃんに執事として屁理屈で対応した直後、その忠誠だけは本物だと悪魔の顔を見せる古スチャン。
初演でも「歌詞が聞き取り辛い」と思った第一幕最後の曲。再演でもやっぱり聞き取り辛かった!ただし立ち位置が変わったおかげで誰が歌っているかはしっかり見える。そこは大きな進歩。使用人トリオとWチャールズ、アバハンは初演でユニゾンだったが再演ではハモりになっている。まさかアバハンがこんなにしっかりハモれるとは思っておらず驚いた。格好いい…
第一幕の感想でした。
那由他君の声の成長により古スチャンが高音・那由他坊ちゃんが低音というパート分けになっている面白さ。低音は音が取り辛そうなのにブレさせることなく歌い切った那由他君は本当に凄い。
第二幕に関しては…余裕があれば!結構疲れるので。