梅雨のシーズンに入ると公園やお寺や神社、そして河原などで美しい花を見せてくれるのが「アジサイ」ですね。
このアジサイ、アジア、北アメリカに約40種類ある低木で、そのうち日本には10数種類あるといわれています。
比較的なじみの深いアジサイですが、種類も多く、意外と奥深い花だったりします。
そんなアジサイはユキノシタ科の落葉低木で、体系によってはアジサイ科と分類されています。
アジサイの大きな特徴は花の形。
たくさんの花が集まって一つの形を作っているのが特徴で、アジサイの名前の由来も、藍色の花が集まるという意味の
「あづさあい(集真藍)」が変化したものと言われています。
その花も、両性花といわれる、おしべとめしべをもつ花と、装飾花といわれる、おしべとめしべを持たない花の2種類
があります。
実はおしべとめしべを持つ両性花はいわゆる花本体なのですが、咲いてもほとんど目立たず、おしべとめしべを持たない装飾花はいわゆる萼(がく)の部分で大きな花びらを持ち、一般的に花と言っている部分は、この装飾花の部分、ということになります。
判りやすいのが「ガクアジサイ」という種類のもので、まんなかの目立たない部分が「両性花」、絵画などの「額」に
見立てたという周りの部分の花が「装飾花」ということになります。
そのほか、もっともポピュラーな種類なのが「西洋アジサイ」と言われる品種で、大きな花びらをもつ花の集まった形が特徴的ですが、こちらはほとんどが装飾花でできた花、ということになります。
ところで「ハイドランジア」とも言われるこの「西洋アジサイ」、なぜ西洋かというと、日本に自生しているアジサイが
中国経由でヨーロッパに渡って、そこで品種改良されたのちに、日本に逆輸入されたため、ということだそうです。
一説には、ドイツの医師で博物学者のシーボルトが日本から持ち帰った紫陽花を元に、オランダで改良が進み、それを
日本に逆輸入した、と言われているようです。