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シャッタースピーズのテーマ

わかっちゃいるけどUP&DOWN

 

 

 

いけだ「千葉県民の誇りを捨て埼玉県民になりました。どうも、三菱地所レジデンスオーナーです!!」

 

司会者「新居購入おめでとうございます。その挨拶で今年一年引っ張れそうですね」

 

いけだ「いや、持って3週間でしょ。引っ越しで忙しくて今年は2月になってしまいましたが『このマンガが凄いっ!と思うよ20-21』です」

 

司会者「今年もこの季節がやってきたわけですが、今年からタイトルが前年の西暦から「20-21」と欧州サッカーみたいに変わりましたね」

 

いけだ「2021に見えつつ、20→21みたいに書けるのって次は2122年ですからね。さすがにその頃はこのブログも電子的に無くなっているでしょうけど」

 

司会者「いけださんが死んでいるのはともかく、アメブロもサービス終了で無くなっているかもしれないですしね」

 

いけだ「やっぱ古巣のライブドアに復帰しようかな…」

 

司会者「たぶん、ライブドアブログも何らかの理由で消えてるんじゃないですかね。ジオシティーズみたいに。」

 

いけだ「いやー、ジオシティーズは本当に消えてくれて助かったけどね。さて、今年からタイトルが変わったということでレギュレーションが少し変更になります。2021年現在に連載中または2020年中に完結した作品が対象になるという点はそのままですが、実験的に昨年ランクインした作品は対象外となります」

 

司会者「なるほど、出来るだけ最新のマンガを加えたいのと、旧作に長期ランクインさせず新作にスポットを当てたいとうい意図からですね。」

 

いけだ「すげー、説明してくれるな・・・まぁそんな感じです。それではとりあえず、早速昨年のベスト10を振り返りましょう」

 

「このマンガが凄い!っと思うよ2019」

1位「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」

2位「王様ランキング」

3位「あせとせっけん」

4位「かげきしょうじょ!!」

5位「北北西と雲と往け」

6位「1122-いいふうふー」

7位「邦画プレゼン女子高生 邦キチ映子さん」

8位「金剛寺さんは面倒くさい」

9位「マンガに、編集って必要ですか?」

10位「個人差あります」

 

【2018年はコチラ】

 

いけだ「『わたモテ』とか、『かげきしょうじょ!!』とか今年もぶっちぎってたので、ランクインして当然なんだけど殿堂入りという扱いで入れませんでした」

 

司会者「1122や個人差ありますも2020年に完結したのにランクインできないのは若干可哀想ですが」

 

いけだ「できるだけ新作を紹介したいってのがずっとあったので。そのかわり、1年置いてそれでも面白かったら、再ランクイン出来るようにしたいと思います。それでは20位から11位までを一気に発表します。」

 

20位      まくむすび

19位      ゆりあ先生の赤い糸

18位      ミギとダリ

17位      サターンリターン

16位      パリピ孔明

15位      ダーウィン事変

14位      なれの果ての僕ら

13位      推しの子

12位      定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万千円の金欠ライフ~

11位      九龍ジェネリックロマンス

 

いけだ「今さらだけど、オール新作にすると昨年ランキングからの順位変動に関するコメントが出来なくて、それはそれでつまらないな・・・AKB総選挙的なゲーム要素が無くなってしまうし、20~17位あたりは旧作可だったら圏外でしょうね。」

 

司会者「そんな元も子もないこと言わないで下さい!」

 

いけだ「12位の『こづかい万歳』は色んな意味で凄かった。」

 

司会者「結構Twitterでバズりましたよね。色んな登場人物達の2~3万円内のお小遣いライフを紹介する漫画ですけど、ヤバイキャラがいっぱい出てくるのが面白いですよね」

 

いけだ「うちは共同出資制だから、おこづかい生活している気もあまりないんで他人事なんだけど、登場人物達が良く言う『○○して楽しんでます』っていう言い方が狂気じみてて怖いんですよ。ただ、自分も名古屋勤務時代に貯金する為に結構切り詰めた生活してた時期があって、その頃『○○して楽しんでる』とかツイートしてたことを思いだしまして。8年ぐらい経ってあれ自分が自分で怖かったなって」

 

司会者「過去の自分の狂気がフラッシュバックしたわけですね」

 

いけだ「11位の『九龍ジェネリックロマンス』は惜しかったな。10位でも良かったんだけど僅差で負けました。『恋は雨上がりのように』の作者が描く、九龍城砦という街の不動産屋を舞台にした恋愛マンガなんだけど、サスペンス要素もありつつ、九龍の町並みの雰囲気とかが良くてオススメ。主人公がスイカを食べたあとに吸うタバコが旨いって言っていて一度真似してみたいんだけど、普段タバコ吸わないし一生実現出来ない気がする」

 

司会者「登場人物のクセとか嗜好が気になる漫画ってなんか良いですよね」

 

いけだ「んーーー!なにか良い例え出したいけど出てこない…うう…あずきちゃんのエビフライにお醤油・・・ではないな。麻倉葉の『うぇっへっへっ』も違う…ごめんなさい。何も出てこないです。」

 

司会者「それではベスト10の発表にうつりましょう」

 

いけだ「はい。」

 

10位      少年のアビス (ヤングジャンプ連載)

 

 

 

 

いけだ「田舎町に縛り付けられながら、“ただ生きている”高校生の主人公・令児がいろいろな女に翻弄されては絶望したり希望を見いだしたりするボーイミーツガール漫画です。」

 

司会者「地元の有力者の息子にパシリにされてたり冴えない主人公なのに、なんやかんやモテまくるの謎ですよね」

 

いけだ「ろくな登場人物がこの漫画にはいないんだけど、主人公の幼なじみのチャコちゃんだけはまともなので、チャコちゃんには幸せになって欲しいです。早稲田大学志望なのがまた良いよね」

 

司会者「でも一度は認めてくれた早稲田受験を親に反対されるシーンは胸くそでしたよね」

 

いけだ「あれを乗り越えて早稲田入学したら早稲田魂に合格体験記書けるわ」

 

司会者「(注・いけださんが学生時代サークルで作っていた雑誌の話です)」

 

いけだ「可愛い女キャラが複数出てくるなかで、チャコちゃんもかわいいんだけど、体型がすごいぽっちゃりで、脱いだらもっとぽっちゃりなのが、リアルで面白かった。制服補正すごいな」

 

9位        ハコヅメ~交番女子の逆襲~ (モーニング連載)

 

 

 

司会者「交番勤務の新人女性警察官の内情を描いた警察日常モノですね」

 

いけだ「すごい不思議な感覚の漫画で、ギャグがものすごい面白い回と、そもそもギャグとかそんなに無い回があって、ギャグ漫画とも言い切れないし日常モノでほのぼのした回もあれば、シリアスなサスペンス要素もある回があったり振り幅が大きいのもポイントです。」

 

司会者「結構、一話の詰め込みが凄くて読むの時間かかるんですよね」

 

いけだ「文字数が極端に多いわけじゃないのに、なんでなんだろう。濃密ですよね。あと女キャラの絵が妙にエロいんですよ。俺自身、二次元には萌えないタイプですけどハコヅメの絵はなんかリアルに性的。」

 

司会者「たしかに妙に性的なキャラが男女ともに多いですよね」

 

いけだ「友達になりたい魅力的なキャラが多い気がする。警察の体育会系的なノリや飲み会のシーンも好きで、宅飲みするエピソードは外れ無しです。刑事ドラマには出てこないリアルなところが垣間見えて好きですね。あっ、そのリアルさが性的に繋がってくるのかも」

 

8位        スキップとローファー(アフタヌーン連載)

 

 

司会者「石川県の田舎から上京してきた勉強だけは得意だけど天然な主人公、みつみが東京での生活に苦労しながらも、そのまっすぐさが周囲に色んな影響を与えていく青春コメディが8位」

 

いけだ「コメディというか、すごい幸せな気持ちになれる漫画で、みつみちゃんがいるともうそこはジョイフルなんですよ」

 

司会者「ジョイフルとは・・・」

 

いけだ「イケメンの同級生との恋の行方も気になるし、ずっと続いて欲しい漫画の1つです。登場人物もみんな素敵で絵もいいんですよ。イケメンの同級生との恋とか言っちゃたけど、そんなキラキラした少女漫画みたいな感じではなくて、文化祭とか期末試験後の放課後ボーリングとか、普通の高校生活を普通に描いているだけなんですけど、キャラの魅力で引き込ませてくれるのが凄い。」

 

司会者「それがジョイフル」

 

7位        娘の友達(コミックDAYS連載終了)

 

 

 

司会者「これまたSNSで軽く炎上した、オッサンサラリーマンと女子高生の禁断の関係を描いた問題作がランクインですか」

 

いけだ「まず最初に言いたいのは連載当初におっさんとJKの恋愛なんてキモい!こんなもの連載するなって感じで炎上したわけですけど、連載当初1~2巻を読むと、そんなキモい恋愛漫画ではなく、ただひたすらJKの古都ちゃんが怖いサスペンスホラー漫画なんですよね」

 

司会者「序盤の古都ちゃんはヤバイヤツ過ぎて、主人公の晃介はハメられてるんだと思いました」

 

いけだ「ただ、3巻の最後で情け無さ過ぎる晃介の前に現れる古都ちゃんにはヒーロー性を感じずにはいられなかった」

 

司会者「3巻ラストはチョット期待しちゃいましたよね」

 

いけだ「4巻以降は当初炎上してたようなキモい路線に片足突っ込んでいくんですけど、先日連載終了したんで、ぜひこの漫画の是非を最後まで読んで考えて欲しいです。俺は好きです。」

 

6位        付き合ってあげてもいいかな(裏サンデー連載)

 

 

 

司会者「いけださん、百合漫画なんて読むんですね」

 

いけだ「うーん、百合漫画だから読んでいるわけじゃなくて、まぁこういう漫画が流行るのは時代的なものもあるよなという思いで手に取ったとこはありますねが、青春恋愛漫画として非常に面白いなと。ちなみに公式では百合ではなくガールズラブと表現されてます」

 

司会者「どう違うんですかね」

 

いけだ「そもそも百合を良く知らないので、なんとも言えないですが、たまたま女同士というだけであって、大学の軽音サークルやバイト仲間の人間関係を中心に描いているから、百合漫画とか読んだこと無い人でも普通に楽しめる内容だと思う。特に、最新4~5巻の展開はドキドキしっぱなしなので、凄い面白いです。」

 

5位 後ハッピーマニア (FEEL YOUNG連載)

 

 

 

 

いけだ「安野モヨコ先生の名作『ハッピーマニア』の続編なんですが、名作とか言っておきながら前作は読んでなくて、こっちを先に読みました」

 

司会者「前作の主人公シゲカヨが旦那に離婚を切り出されるところから始まるんですよね」

 

いけだ「そう。前作読んで無くても楽しめるし、結局旦那に別の女が出来たことが原因と思いきや、それがよくよく知っていくと全然相手と上手くいってなくてストーカー扱いされているのがストーリーとして面白い。大学生の頃に『働きマン』を読んでドハマりした身としては、2008年の休載以降ずっと復活を願っていたけど、割とこの漫画であきらめが付いたというか、もう働きマンじゃなくてこっちを書いてくれと自己完結できた感じです」

 

司会者「いや、働きマンの続きは読みたいですけどね」

 

いけだ「ちなみに、これが面白かったので、前作の『ハッピーマニア』も読んだんですけど、これがちょっと無理過ぎて最終巻までたどり着かずに挫折してしまった。なんか話もキャラも古くて感情移入できなかった。これは時代のせいで仕方ないと思う」

 

司会者「時代性関係なく楽しめる漫画もあれば、その時代に乗っていたからこそ名作となった作品もあるんですよね」

 

4位  メダリスト (アフタヌーン連載)

 

 

 (アフタヌーン連載)

 

司会者「アフタヌーン連載のフィギュアスケート漫画が4位にランクイン」

 

いけだ「あんまりフィギュアスケート興味ない俺がこの漫画にハマるとは思わなかったです。フィギュアスケーターの夢破れた青年が、ある少女に出会うことでコーチとしての夢を描き始める、年を越えたボーイミーツガールであり、青春スポ根漫画であり、バディものでもある。また、その少女も親からはスケートに関しては見捨てられていて、引っ込み自案なんですけど、少しずつ成長していく王道少年漫画みたいな煌めきもあって!!」

 

司会者「贅沢てんこ盛りですね」

 

いけだ「そうなんですよ!この漫画の推しポイントは贅沢てんこ盛りです。フィギュアスケート好きな人はもちろん、フィギュア興味無くても青年漫画としても、少年漫画としても楽しめる、てんこ盛り漫画です。アフタヌーンは本当に良い漫画がたくさん連載してて凄いです」

 

司会者「そういえば今年から急に連載雑誌を記載するようになりましたね」

 

いけだ「やっぱり、どこで連載してるかって凄い大事で、音楽のレーベルみたいに雑誌のカラーって出るじゃないですか。アフタヌーンって今、発行している漫画雑誌の中で断トツで面白いと思いますね。」

 

司会者「アフタヌーンといえば、2017年1位、18年2位の『波よ聞いてくれ』や、18年5位の『ブルーピリオド』が連載してますし、今年も15位の『ダーウィン事変』や8位の『スキップとローファー』もアフタヌーンですね」

 

いけだ「私のマイベスト漫画の『波よ聞いてくれ』が連載しているだけでも凄いのに、『ブルーピリオド』だけでなく『青野くんに触りたいから死にたい』や『来世は他人がいい』もアフタヌーンです。他にも来年あたりランクインしそうな『ワンダンス』や『スポットライト』など注目作だらけですよ」

 

司会者「いけださんのツボを抑えてるんでしょうね」

 

いけだ「なんか、良い意味で世界観や絵柄も近いものがあるんですよね。特に『ブルーピリオド』や『スポットライト』、『波よ聞いてくれ』あたりの絵柄はドストライクで好みなので。読む前に絵だけで『あっ、これ好きかも』って思えちゃうんですよね。いまジャンプよりも何よりも一番熱い雑誌です。」

 

司会者「最近は電子書籍だったり、ウェブ漫画なんかはTwitterから直リンクで読めたり買えたりするのでレーベル意識が落ちている気もしますが、作品単体で無くレーベルで推せるのは漫画読みとしては愉しいですよね。無料の漫画アプリではそこは味わえないですよ」

 

いけだ「漫画アプリって乱立してますが、無料系も良いですけど講談社が運営しているコミックDAYSの有料プランがオススメですよ。月額720円で私のイチオシ雑誌『アフタヌーン』だけでなく『モーニング』『イブニング』『ヤングマガジン』『kiss』『BELOVE』がスマホで読めちゃう!!960円で講談社の21誌が読めるプランも凄いですが、とりあえず720円のプランで月刊の『アフターヌン』と週刊の『モーニング』読むだけで元が取れるっていう。無料コンテンツも充実してるし合わせ技で完全に理想のマンガサブスクです。」

 

司会者「サブスクと言えるほど無制限ではなくバックナンバーが読める期間が決まっているので要注意ですが、っていうか宣伝モード入ってますね。」

 

いけだ「マンガのお仕事来ないかなってこっそり思ってます」

 

司会者「業界の皆さん!!お仕事依頼はTwitterのDMまでお願いしますね!」

 

 

3位   僕のヒーローアカデミア (週刊少年ジャンプ連載)

 

 

 

 

司会者「えっ、今更ですか」

 

いけだ「今更です。世の中は鬼滅や呪術廻戦ですが、俺はヒロアカ派です。序盤の体育祭あたりで離脱していたのを、2020年にイッキ読みして個人的に鬼滅超えました。今年唯一の少年ジャンプからのランクインです」

 

司会者「鬼滅や呪術と比べて、ヒロアカのどの辺が好きなんですか?」

 

いけだ「学園ものゆえの明るさと豊富なキャラクターですかね。突出して好きなキャラはいないけど、みんな好きみたいな。たぶん主人公デクへの評価でこの作品の好みは分かれると思うんだけど、俺はデクみたいな、突然授けられた能力を悩みながら自分のモノにしていく葛藤が好きだし、かっちゃんみたいな性格の悪いライバルキャラも、深みがって好き。あと、最初は魅力が無かった敵チームもヴィランアカデミア編で、ラスボス(?)の死柄木弔の魅力が増してきて作品のクオリティが上がってきた」

 

司会者「敵の魅力は少年漫画の胆ですからね。」

 

いけだ「今まで敵チームは、トガちゃんとトゥワイスしか魅力的なキャラいなかったけど、弔くんの覚醒で、これから面白くなるよね。」

 

司会者「トガちゃんって、あのメンヘラ女子高生みたいなキャラですか?」

 

いけだ「トガヒミコね。ヤンデレキャラみたいな出方したけど、間違い無くストーリーの根幹に関わって来そうでこれからの活躍にも期待。あと、セーラー服の上にカーディガンは間違い無いよね」

 

司会者「今年はやたら制服制服言ってますね。まぁそんな私はお茶子派です」

 

いけだ「いやー、お茶子は無いわ。クラスメイトなら梅雨ちゃん派。個人的に、主人公のクラスにいるかもしれないヴィラン連合への内通者は梅雨ちゃんだったら面白いと思うけど、アニオリで梅雨ちゃん主役回あるから、その可能性はメッチャ落ちるんだよね。そうそう、梅雨ちゃんと轟君のカップリング同人とかpixivで読んだりしたよ。」

 

司会者「またマニアックな…しかし、ヒロアカは年に一回の人気投票企画が盛り上がりますよね」

 

いけだ「2020年は、昨年ベスト10入りしたお茶子とトガちゃんが仲良く2000票以上を落とし、ベスト10陥落したのが忘れられない」

 

司会者「組織票か太ヲタ票を感じられずにいられないですね…」

 

いけだ「爆轟、デク、轟の御三家はずっと変動無しですが、地味に上位をキープしている飯田君も良いですね。なんていうか彼は『信頼できる』んですよ。空回りキャラだし実力もそこそこだけど、カッコイイとか強いじゃなくて『信頼できる』という評価基準で飯田君は好き。」

 

司会者「新評価基準『信頼度』ですね。」

 

いけだ「信頼度じゃなくて『信頼出来る』ね。CoCo壱のグランドマザーカレーは信頼出来る。芸能界では内田理央と松井玲奈は信頼できる。みたいな」

 

司会者「全くわかりません」

 

2位 僕の心のヤバイやつ   (マンガクロス連載)

 

 

 

いけだ「去年の『わたモテ』枠で今年は『僕ヤバ』が2位にランクイン!」

 

司会者「陰キャの中二病少年・市川京太郎と、陽キャで雑誌モデルもしているクラスメイトの美少女・山田杏奈とのラブコメディですよね。話題の作品ですけど、いけださんはどの辺が好きなんでしょう?」

 

いけだ「この手の作品って非モテの妄想全開みたいなところが無理で読むに堪えないんですけど、僕ヤバはなんか許せちゃうんですよね。こういうのもアリかなって」

 

司会者「リアリティあるんですか?」

 

いけだ「いや無い。でも最初は中二病全開で『山田を殺したい』から始まった市川が、次第に『好き』という感情を受け入れていくところとか、古くはDNA2やI’sであったようなラッキースケベのライト版みたいなのに遭遇して『んーんー!』悶えるところとか、そんな経験ないけど中学時代に自分が抱えていた複雑な感情を棚卸ししてくれるんですよね」

 

司会者「感情の棚卸しですか。意識高い系のあれですね」

 

いけだ「意識高い系は僕ヤバで感情の棚卸しはしないし、俺は棚卸しする必要性を感じてないけど、中学生のときならただエロ目的で読んでいたであろうシーンも大人になるとちょっと違った角度から見られるのは面白かったな。」

 

司会者「まぁ山田のアレは反則ですけど大人だから許せますよね」

 

いけだ「あと読んで行くにつれて、市川が山田のこと好きなのもわかるし、山田が市川のこと好きになってくるのもわかってしまう。ウェブ連載でなんとなく読んでいただけの漫画だったんだけど、二人の感情が劇的に動く神回があって、そこでやられてKindleで全巻イッキ買いしてしまった。」

 

司会者「とりあえず3巻までイッキ読みしたらハマるのは間違いないですね。」

 

いけだ「3巻までイッキに読んだら、市川が山田で作中確認できるだけで何回抜いたかを検証するのも面白いかも。直接的な描写は一切ないからこそ」

 

司会者「その話はclubhouseでしてもらいましょうか。」

 

いけだ「わたしAndroidなんで、やるならマジ基地ラジオの方でやります」

 

司会者「(マジ基地ラジオって数年に一度Twitterで出てくるけどなんだったけ・・・?)さぁ、それでは残すところ1位の発表のみとなりました」

 

いけだ「僕ヤバ、ヒロアカは1位を検討したくらいなんだけど、悩んだすえ今年の1位となりました。」

 

1位 東京卍リベンジャーズ (週刊少年マガジン連載)

 

 

 

司会者「新宿スワンの作者が少年マガジンに移籍して書いたヤンキー漫画が20-21の1位となりました」

 

いけだ「正確にはタイムリープ×ヤンキーです。かつての恋人が殺害されてしまう運命を変えるべく、中学時代に何度もタイムリープして暴走族チームで成り上がっていくヤンキー漫画なんですが、サスペンス要素やアクション要素も高くて最高に震える漫画です。」

 

司会者「令和の時代にヤンキー漫画は絶滅したと思ってましたが、タイムリープを活用することで現代的にヤンキー漫画を描くことに成功していますよね」

 

いけだ「そうなんですよ!上手い具合にサスペンス要素を織り交ぜてるから古くさくなくて、でも熱いヤンキー漫画になってくれてる。あとストーリーが進むごとに魅力的なキャラクターやチームが増えてきて、ハイローヲタクには絶対に読んで欲しい作品です」

 

司会者「でた!何年連続でハイローの話してるんですか!」

 

いけだ「隙あらばハイローの話をねじ込みますよ。でもハイロー以降、『FAKE MOTION卓球の王将』とか、王子が大渋滞の『PRINCE OF LEGEND』とか、ポストハイローのイケメンチームドラマが何作か作られてきたけど、ポストハイローとして『東京卍リベンジャーズ』はかなりアリだと思ってる」

 

司会者「琥珀さんみたいな面白お兄さんキャラなんていますか?」

 

いけだ「うーん、それは難しい。ぶっちゃけ序盤は主人公に魅力が無くて、チームの総長であるマイキー君と副総長のドラケン君がカッコイイだけの漫画だったのに、徐々に主人公のタケミチが成長していって格好良くなっていくのが良いんですよね。まぁ、何を差し置いてもマイキー君が格好良くて最強な漫画であることに変わりはないんだけど」

 

司会者「コロナが無ければ実写映画が2020年に公開予定でしたけど、2021年7月にようやく公開が決定したみたいですね」

 

いけだ「主人公のタケミチが北村匠くん、マイキー君が国宝級イケメン吉沢亮、そしてドラケン君が、我らがハイローで鬼邪高校の番長・村山良樹を演じた山田裕貴と来たもんですよ。こんなん絶対観るに決まってるでしょ!」

 

司会者「鬼邪高校の番長が別のヤンキー漫画に出るのは熱いですね」

 

いけだ「あと、アニメ化も決まってるし今一番熱い作品であるのは間違い無い。まぁ実写映画は出来ることならハイローのチームに撮って欲しかったけど」

 

司会者「そうなると、タケミチはチハルで、マイキー君がコブラ、ドラケンはヤマトですね」

 

いけだ「は?チハルだけは絶対に許さないわ。あとヤマトの人は別の役で出演してます。そもそもキャスティングは大満足なんだけど、演出がね。いかにハイローのスタッフがカッコイイもの作るのに長けてたのか、リベンジャーズの予告観ると気づくよ。まぁ、それでも普通に楽しみなんですが。これ以上、北村匠を爆死させないであげたい」

 

司会者「4月にアニメやって、吉沢亮がマイキー君で実写化なら大丈夫でしょう。それでは今年もそろそろ締めたいと思います」

 

いけだ「去年の『このマン』で漫画のコミュニティー作りがしたいって言って、コロナのせいもあって何も出来なかったけど、今年はオンラインで漫画読書会やったり出来たらいいなと思います。このエントリーを読んだ人も是非感想なんか送ってくれたりしてくれたら嬉しいです。」

 

司会者「読書会などを通じて良い新作と出会えると、またいいですよね。」

 

いけだ「頑張りたいですね。それではまた来年!!」

 

司会者・いけだ「んじゃらば!!」

 

 

いけだ「いやー、『波よ聴いてくれ』7巻も最高だったなぁ。続きが早く読みたいなぁ」

 

司会者「ランク王国の女性タレントみたいな入りかたしないでください。私が緑の怪獣ですか?!」

 

いけだ「ごめんなさい。毎回導入がワンパターンだったのが気になって・・・令和一発目の『このマンガが凄い!っと思うよ2019』です」

 

司会者「令和なのか西暦なのかはっきりして欲しいです。」

 

いけだ「2020年になってタイトルに2019と付くのは、2019年中に連載または完結した漫画が対象ということですから。とりあえず昨年のベスト10はコチラ」

 

第1位「岡崎に捧ぐ」※殿堂入り

第2位「波よ聞いてくれ」※殿堂入り

第3位「BEASTARS」※殿堂入り

第4位「アオアシ」※殿堂入り

第5位「ブルーピリオド」

第6位「ランウェイで笑って」

第7位「邦画プレゼン女子高生 邦キチ映子さん」

第8位「ロッキンユー!!!」

第9位「かくしごと」

第10位「いつかティファニーで朝食を」

https://ameblo.jp/iken926ss/entry-12433941556.html

 

司会者「冒頭で出てきた『波よ聞いてくれ』含む1位から4位の作品はすべて殿堂入りになりました」

 

いけだ「BEASTARSはマンガはあんなに面白いのに、なんでアニメは微妙なんだろうね。ストーリー知ってても『Dr. Stone』のアニメとかは凄い楽しめるのに。この辺にマンガとしての面白さとアニメの違いがあるような気がするけど面倒なので深掘りしません」

 

司会者「それでは早速20位から11位まで一気に発表しましょう」

 

20位「ランウェイで笑って」

19位「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」

18位「タイムスリップオタガール」

17位「来世は他人がいい」

16位「チェーンソーマン」

15位「テセウスの船」

14位「あさドラ!」

13位「いつかティファニーで朝食を」

12位「さよならミニスカート」

11位「ブルーピリオド」

 

司会者「昨年上位にランクインした『ランウェイで笑って』や『ブルーピリオド』『いつかティファニーで朝食を』がベスト10圏外に降格しておりますが」

 

いけだ「ランウェイは初期の勢いからは完全に失速したなぁ。劣化AKB49どころか全然違うマンガになってしまった。」

 

司会者「アニメ化もして世間的には勢いありますけど、いけださん的には失速してるんですね。」

 

いけだ「ブルーピリオドはベスト10に入れても良かったんだけど、最新刊がまだ読めてないのと、鮮度の問題でベスト10に入れませんでした。あと『いつかティファニーで朝食を』は無事完結出来て良かったし個人的にはラストでしんみり泣けました。」

 

司会者「他は全部初登場ですが気になるのはありますか」

 

いけだ「うーん『チェーンソーマン』はこれからもっと面白くなるのかもね。浦沢直樹の

『あさドラ』は『20世紀少年』みたいないつもの浦沢直樹感あって、もうちょっと新しい事をしてくれないと面白くなれない気もします。むしろ思わせぶり病が酷くなっている気もする。」

 

司会者「なかなか辛辣ですね。それではベスト10の発表に入りたいと思います」

 

10位「個人差あります」

 

 

いけだ「平凡な既婚サラリーマンが、ある日突然女体化する話です」

 

司会者「えっ、エロ漫画ですか?」

 

いけだ「いや、全然そんなことはなくて『異性化』というこの漫画の世界では現実的に認められている原因不明の現象で、それに翻弄される夫婦を描いた社会派な漫画ですよ。昨今のジェンダーやフェミニズムに関する問題にもやもやしてる男性にこそ読んで欲しくて、現代社会のジェンダーに関する描き方も上手いし、最新刊でまた不穏で面倒くさい展開になってきて、これからもっと面白くなりそうです」

 

司会者「結構ギリギリな攻め方してますね。炎上しないか心配です」

 

いけだ「いや、タイトルどおり『個人差あります』って話ですから」

 

9位「マンガに、編集って必要ですか?」

 

 

 

 

司会者「売れない漫画家と新人編集者の交流を描いた漫画家マンガが9位にランクイン」

 

いけだ「1巻は正直様子見だったんだけど、2巻になって面白くなってきたのでベスト10入りしました。基本的に漫画家マンガは大好物なので、今後の展開に期待ですね。」

 

8位「金剛寺さんは面倒くさい」

 

 

いけだ「ストーリーが面白いわけでもないし、絵が上手い訳でも無い。ギャグが面白いのかどうかもよくわからないけど、なんか凄いんですよ、この漫画」

 

司会者「いやいや、そんなよくわかんないのに8位なんですか?」

 

いけだ「一番評価しやすいのは『いや、これ思いついても実際試さないだろ』っていうような実験的な漫画表現をひたすら連発してくる謎の勢い。正直よくわからないけど、なんか心に訴えてくるものはある。あらすじとか一切ここでは説明しないので、気になる人は是非読んでって感じです」

 

7位「邦画プレゼン女子高生 邦キチ映子さん」

 

 

司会者「去年7位の邦キチが今年も7位なんですね!」

 

いけだ「こんなにハイロー優遇してくれるんだもん。今年は2年ぶりにHiGH & LOWシリーズ最新作『HiGH&LOW THE WORST』が公開されて、自分も劇場に3回観に行ったわけだけど、邦キチでは異例の上映期間中にTHE WORST回やってくれたからね」

 

司会者「完全にハイローありきのランクインじゃないですか」

 

いけだ「はい、そうですよ。っていうかね、これだけ邦キチでハイロー取り扱ってくれて読者はどれだけハイロー観たのかって話ですよ。このブログの読者のハイロー履修率何パーセントだよ。バーフバリとかマッドマックスとか好きだったら絶対観た方がいいからな!えっ、俺がハイローハイローうるさいから逆に観ないの?曲がったキュウリの良さがわからないの?」

 

司会者「ちょっといけださん落ち着いてください!」

 

いけだ「確かにLDHアレルギーはなかなか超えにくい壁かもしれないけど、頭からっぽにして楽しめるドエンタメ映画なので是非観て下さい」

 

司会者「そう言ういけださん、ハイロー以外で邦キチで取り上げられた作品何か観たんですか?」

 

いけだ「・・・えっ、いや・・・魔女の宅急便とかいつか観ようと思ってるんだけど、アマプラかネトフリで配信されたら・・・」

 

司会者「そういうことですよ」

 

 

6位「1122-いいふうふー」

 

 

 

 

いけだ「家庭外で恋愛をしても良い『公認不倫』を選択した仲良し夫婦が絆を確かめ合っていく物語なんですけど、不倫相手に花の剣山でペニスを刺されたりとか、しれっと怖いこと起きたりするんですよ」

 

司会者「それはタマヒュン案件ですね。」

 

いけだ「そのエピソード言うとドロドロしてそうですけど、昼ドラみたいなドロドロではなく、現実感無いエピソードを踏まえつつ『結婚』とは『夫婦』とはを問いかけてくる展開は上手ですね」

 

5位「北北西と雲と往け」

 

 

 

 

司会者「アイスランドを舞台にした日本人の探偵が主人公のミステリー作品ですね」

 

いけだ「主人公の弟がヤバいんだ。弟がある事件に大きく関わっている可能性があることで物語が急展開していくんですけど、弟がとにかく怖い。なかなか話が進まなくてもどかしいんですよ。まだ最新刊が4巻だから、そんなにダレてないけどそろそろ弟の話をちゃんと進めて欲しいですね」

 

司会者「絵がオシャレですし、アイスランドをしっかり取材して描けてるのは素晴らしいですね」

 

いけだ「舞台のチョイスが凄いですよね、アイスランドって。コレ読んで気軽に行ってみようとはならないけど、世界観にはゴッソリ引き込まれるもん」

 

 

4位「かげきしょうじょ!!」

 

 

 

 

司会者「宝塚音楽学校のような、紅華歌劇団の学校を舞台にした少女達の青春コメディが初登場4位」

 

いけだ「2019年の年末に1巻を読んで、ギリギリ滑り込みランクインさせました」

 

司会者「2015年連載開始の既刊8巻なので結構古いですけど、確かに最近注目度上がって来ていますよね。まだ1巻しか読んで無くてランクインとは飛ばしましたね」

 

いけだ「はい、飛ばしてます。これからが凄く楽しみなので4位に入れちゃいました。少しだけハチクロっぽさや金田一蓮十郎っぽさを感じる絵のテイストとかも大好きです。3月のライオンじゃなくてハチクロっぽい感じ。これ重要。」

 

司会者「学園モノですし、青春感はありますね。音楽学校で男子生徒がいないのは特殊ですが。それではベスト3の発表に参りましょう。」

 

 

3位「あせとせっけん」

 

 

いけだ「石鹸メーカーに勤める、重度の汗っかきであることがコンプレックスのOL八重島麻子と、その会社の商品開発部につとめるエース名取香太郎の二人の恋愛を描くラブコメディなんですけど、二人のキャラが愛らしく、ストーリーも不穏な事はほとんど起こらずほのぼのと読めるのが魅力です」

 

司会者「それでストーリーまわるんですか?」

 

いけだ「ちょっと不穏なことやピンチになっても数ページで解決してしまう『バクマン。』もビックリの安心感が逆に心地良いので、二人のすれ違いやドロドロが楽しみたい人には向いてませんね。」

 

司会者「いけださん、ピンチもすぐ解決する漫画の代表例を『バクマン。』にするの好きですよね。」

 

いけだ「それはもう代名詞みたいなもんでしょ。」

 

 

2位「王様ランキング」

 

 

 

いけだ「1位と2位は凄く悩みました。甲乙つけがたいけどジャンルが違い過ぎる。」

 

司会者「耳も聞こえず言葉も話せない。大剣を持つことすらも出来ない非力な王子ホッジが王位継承を目指して奮闘していくファンタジー作品ですね」

 

いけだ「言葉をしゃべれない主人公をここまで魅力的に描ける作品は凄いですよ。力も無くて、あるのは優しさと攻撃を回避する能力だけ。第一王子だったのに、周りの策略にはめられて王国から追放されてしまうのですが、様々なキャラクターとの出会いを経て成長してくストーリーに胸を打たれます。」

 

司会者「アニメ化も発表されて勢いに乗っている作品でもありますね」

 

いけだ「アニメ化されても主人公の声優は無しなのか、呻きや呼吸だけ誰かが表現するのかも気になりますが、なんと言ってもその主人公の魅力が最大のウリの作品ですから、それを殺すようなことはして欲しくないですね」

 

司会者「どういうところが魅力的なんですかね」

 

いけだ「何をやってもダメで、何度も転んで立ち上がるんですけど、言葉が喋れないぶん、鼻息を荒くしたりしてやる気を見せてくれたりするんですよね。そういう何気ない可愛さが読者を引きつけるんじゃないかと思います。大人も子供も楽しめる作品だと思うし本当に凄いと思う」

 

 

司会者「それでは『このマンガが凄い!っと思うよ2019』の栄えある第一位に輝いた作品がコチラです」

 

1位「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」

 

 

 

 

いけだ「まさかですよ。」

 

司会者「私もまさかだと耳を疑いました。高校生活に馴染めない非モテ女が主人公のコメディ漫画が1位をとるなんて」

 

いけだ「この漫画、第一次ブーム(たぶん2012~2013年くらい)の頃に1巻だけ読んで無理過ぎて切ってますからね。主人公が痛過ぎるし、ギャグもつまんないしオタク臭いし無理って」

 

司会者「しかし2018年あたりから再ブレイクしてTwitterなどで話題になってきました」

 

いけだ「Twitterで信頼できる趣味の合う漫画好きがしきりに面白さを熱弁してるのとか、『8巻まで我慢して読め。そこから先がマジでヤバい』とか言う人がいるのをみて、騙されたと思って7巻まで我慢して読んだんですよ」

 

司会者「我慢したんですか?!」

 

いけだ「まぁ、そんなに辛くは無かったですけど、7巻まではそこまで面白くなかった。でも8巻から天竺でした。13章から面白くなるFF13かよみたいな」

 

司会者「漫画好きをこじらせると、そんな苦労までして面白い漫画を求めるんですね。いったい、何処がそんな魅力なんですか?」

 

いけだ「7巻あたりまでは登場人物が少しずつ増えていくなかで。主人公で根暗喪女の黒川智子、通称もこっちの自己完結で終わる話がほとんどなんですけど、8巻の修学旅行編で確変が起きるんですよ。今まで少しずつ増えてきた登場人物達が、修学旅行の班行動などを機に、もこっちを起点にどんどん関係性を深めていくんですね。もこっちとも仲良くなっていくし、人間模様がとんでもない展開に加速していくんです。」

 

司会者「百合漫画みたいになっていくんですか?」

 

いけだ「そういう風に評する人もいると思うんですが、俺は百合っていう感じじゃなくて、男の少ない青春コメディって感じで楽しんでいます。あとギャグの精度も8巻あたりから凄い上がって来てヤバいんですよ。もこっちの中学からの同級生で、もこっちの弟の智貴に想いを寄せている小宮山さんの「智貴のおちんちん見たいな」ネタは大好物ですね。天丼されて笑うから」

 

司会者「下ネタじゃないですか!!」

 

いけだ「結局この漫画で一番笑えるのは下ネタです。それは揺るがない事実」

 

司会者「そのもこっちを取り巻く登場人物達はどうなんでしょう」

 

いけだ「キャラが増えすぎて、えっコイツどのタイミングで出たキャラだっけ?ってなるのが玉に瑕なんですけど、もこっちの高校入っての初めての友達である田村さんは好きですね。嫉妬深いところも含めて。あともこっちのキモさ中毒に陥ってしまい気になって仕方なくなってしまったけど相手にされないウッチーとかも良い。もちろんギャグメーカーである小宮山さんも最高です。アニメの話題で繋がれた声優志望のネモもストーリー的には欠かせない」

 

司会者「周りのキャラクターの魅力が作品を輝かせてるんですね」

 

いけだ「なんなら、もこっちのいないところで発生する場外乱闘まで面白くて、作者の頭のなかどうなってるんだって位良く出来ていて、つまらなかった7巻までに実は散りばめられてた伏線が次々と回収されていくのも快感です。」

 

司会者「確かに凄そうですね」

 

いけだ「これから大学受験編に入ってきて、もこっちの進路を巡り女同士のバトルみたくなりつつ、人間関係が加速していってもっと面白くなりそうなんですよね。この漫画で大学受験がこれほどまで機能する舞台装置になるとは、マジで作者すごいです」

 

司会者「ものすごい熱量ですね。それではそろそろ『このマンガが凄い!っと思うよ2019』も終了のお時間となります」

 

いけだ「2019年は、ものすごい新作には出会えなかったかもだけど、これからが楽しみなルーキーがたくさん出てきて良かったです。まぁ、1位はオールドルーキーでしたけど。」

 

司会者「来年はベスト20の中から躍進する漫画も出てくるかもしれませんね」

 

いけだ「そうですね。また、それ以上に新作漫画をどんどんチェックしていきたいです。やっぱり新しい漫画をどんどん紹介することにも意味があると思うので。漫画好きのコミュニティー作りも2020年は進めて行きたいなぁ」

 

司会者「2020年の目標ですね!ありがとうございます。それではまた来年」

 

いけだ・司会者「んじゃらば!!!」

 

 

 

会場をあとにしたバスの中

 

レンタカーの予約ページを確認して俺は青ざめた

 

レンタカーの予約の日付が翌日の11時からになっていたのだ。

 

まずいまずいまずいまずいまずい

 

これから2日どうすんだ。

翌日のアクティビティ(キャニオニング)の現地集合の足も無い

 

詰んだ。

 

ワインまみれのテントから始まり

包丁忘れからの

レンタカー予約間違い

 

2008年から参戦してきた蝦夷の集大成がこれか・・・

 

小西と大沼に謝り

電池の少ないスマホで必死に代替案を模索する。

 

とりあえずレンタカーの予約はキャンセルし

翌日朝8時から借りられる大型車を手配。(お盆で小型車は無かった)

電車で行けるスーパー銭湯に行き

とりあえずリフレッシュ

もう運転しなくて良いのでビールを飲む

(運転にそなえ、昨晩は22時以降飲酒していなかった)

 

ネット予約が出来るようになったトリトン

最強過ぎる。タクシーでトリトンに向かい

待ち時間ゼロでトリトンを堪能した。

なごやか亭とトリトン

どちらかというと俺はトリトンの方が好きかな。

 

またタクシーに乗り

ホテルにチェックイン。

 

仮眠して、居酒屋。

からの

カラオケ

(ライジングサン2008~2018縛り)

 

 

深夜のダルマで〆

 

最近、道民や札幌勤務経験者にすこぶる評判の悪いダルマ。

どんなに評判が悪くても、俺はこの味と、ここの〆のお茶漬けが好きである。

 

ただ、今度北海道行くときは違うジンギスカンにチャレンジしたくなっていたりする。

 

翌朝は8時にレンタカーを受け取り

アクティビティの代わりに小西発案の海水浴に行くことにした。

 

ネットで調べた結果、札幌市内の若者が集う

海水浴場が車で40分程度のところにあるそうなのだ。

 

例年通り朝飯はセコマ飯である。

北海道の下手なビジホのバイキングよりセコマ飯だと俺は断言する。

 

 

海は、まぁ道産子女子大生たちで溢れていることを期待していたのに

マジでファミリーしかいなかった。

 

1週間前は凄い賑わっていたようだけど。

天気も微妙で人が少なかったのか。

 

それでも、北海道で初めて海水浴をして

(シュノーケリングとかで泳いだことはあるけど)

予想以上に楽しかった。

 

 

ラーメン食べて。次の計画を練るも。

午後からまさかの大雨。

 

行ける場所が制限されてしまい、札幌市内観光も検討したが

イチかバチかの賭けで

前からずっと行きたかった

ノースサファリサッポロに行くことにした。

 

 

 

東洋一危険な動物園とされるノースサファリサッポロ

 

命を落とす危険もあるという誓約書にサインして

ピラニア一本橋や、ワニ池・猛毒の虫沼をまたがされたりしたんだけど

ここがメチャクチャ楽しかった。

 

飛行機の時間さえ無ければ、あと1時間以上はいれた。

 

 

 

 

こうして、レンタカー予約間違いのトラブルは

臨機応変な企画対応で乗り切る事ができたのだった。

 

今年は渋滞で遅れることもなく

無難な時間に到着し

豚丼専門店で一杯やってフィニッシュ

 

このとき、俺たちは

最後にとんでもない試練が待ち受けていることなど

思いもしなかったのであった。