池本克之です。
優秀な人材が辞めていく原因には、
社員との間で個人的な関係を築かず、
仕事以外のコミュニケーションがない
というのがある。
誰だって人間なので、
仕事以外でも悩みを抱えることはある。
家庭のことや個人的な話だったり、
自分の両親など、色々あるだろう。
多くの上司や管理職は、
部下と話す時には仕事のことしか
会話をせず、
お互いに個人的な情報交換を
行っていないようだ。
自分の評価に直結する仕事の進捗や
成果だけに関心を持つために、
部下の生活環境や問題などに
目を向けることがない。
これでは仕事上の付き合いだけになり、
なんだか上司が遠い存在にも思える。
優秀な人材は仕事ができるだろう。
効率だっていいし、
優先順位だって間違っていない。
しかし、優秀だからこそ
抱える問題もある。
もちろん、仕事上でも問題は
あるかもしれないが、
プライベートで悩みがあった場合、
「これを言うと、会社に迷惑がかかる
かもしれない…」
などと思い、
遠慮して本音を言えないこともあるのだ。
それに、もともと上司とは
仕事の話しかせずにいれば、
そこまで心を開くというのもないのかも
しれない。
これでは、1人で悩みを抱えてしまい、
最後には「辞める」という決断をする
場合だってある。
本音を言えないまま
あなたの前から立ち去ってしまうのだ。
こんなのは本当に悲しい。
このような状態を回避して、
優秀な人材が辞めるのを防ぐには
どうしたらいいだろうか？
それには、以前からお伝えしている
面談が効果的だ。
なぜ、面談がいいのかと言うと、
お互いにじっくり向き合える時間だからだ。
1対1だからこそ話せることもある。
もちろん、
今までしたことがないという人は、
どのようにすればいいのか戸惑うだろう。
お互いに緊張して
うまく話せないという人もいるかもしれない。
だが、大切なのは部下の話を
聴くということだ。
今、困っていることはないか？
うまくいっていないことはないか？
気になっていることはないか？
など、上司が話すばかりではなく、
部下に話してもらう。
これが重要だ。
最初はギスギスしてうまくいかなくても
回数を重ねていくことで
お互いに少しずつ心を開けるように
なってくる。
（話を聴くことを意識するのを
忘れなければ）
仕事の話しばかりではなく、
時には仕事以外のコミュニケーションも
とても重要だ。
なぜなら、そこで
スタッフの悩みや困っていることに
早く気付けるようになり、
あなたの大切なスタッフが辞めていくのを
事前に防げるようになるからだ。
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