池本克之です。
いつも一緒にいる夫婦でさえも、
ほんのちょっとした行き違いで
揉める場合がある。
いつも一緒に過ごしているにも
関わらずだ。
また、1番近い存在でもあるのに。
もしかしたら、あなたにも
このような経験があるかもしれない。
「どうしてわかってくれないんだ…」
と思ったこともあるのではないか。
こんなに近い存在の人でさえも
わからないことは出てくる。
であれば、会社にいる部下は
もっと僕らのことを理解できないのでは
ないだろうか。
「社長は何を言ってるんだ？」
と思われても
しょうがない部分もあるのかもしれない。
なぜなら、人間には
それぞれ価値観があるからだ。
この人にはすぐに伝わるけど、
あの人にはまったく伝わらない…
なんてことはよくある。
（しかも、同じことを言っているにも
関わらずだ…）
固有の価値観を持つ個人が集まる
組織での意思疎通は、
そう簡単なものではない。
一緒に暮らす夫婦ですら
ギャップが生まれているのだ。
とはいえ、
価値観が違うという問題を
そのまま放置していても
どうしようもない。
問題は深くなるばかりだろう。
ストレスを抱える原因になり、
仕事のスピードまで落ち、
組織がうまく動かなくなる原因にも
なり得る。
では、どうしたらいいのか？
それには、やはり
あなたの価値観をスタッフに
伝えていくことが重要だと考えている。
あなたが仕事をする上で
大切にしていることや、
これだけはしてはいけないと
考えていること、
それ以外にも、行動指針や
あなたが考える
会社組織の秩序などもあるだろう。
そのようなことは、すべて
あなたの価値観である。
その価値観をスタッフに伝えない限り、
あなたとスタッフの価値観が
近づくことはない。
なぜなら、人間は
言葉で言わないとわからないことが
数多くあるからだ。
黙っていても伝わるだろうはない。
また、
「それぐらい考えればわかるだろう…」
というのも、
相手にとってはわからない場合がある。
問題が浅いときには
まだ何とかなるかもしれないが、
（とはいえ、多くの場合、
何とかするために社長が動いている
ように感じる...）
お互いの価値観のズレが大きくなれば
なるほど、
組織はうまく機能しなくなっていく。
価値観のズレが原因で
辞めてしまう人も出てくる場合だって
あるのだ。
（これは最悪だ）
組織で何か1つの大きなことを
成し遂げようと思うのであれば、
全員が同じ方向を向いておく必要が
ある。
そのためには、
あなたの価値観をスタッフに伝え、
スタッフもあなたの価値観を理解して
おくことが大切なのだ。
あなたの価値観がスタッフに伝わり、
理解されていれば、
今よりももっとラクに仕事が
できるようになる。
なぜなら、あなたが言うことも
より伝わりやすくなるし、
仕事をする上での行動指針
（これもあなたの価値観だ）
も伝えているので、
スタッフが間違った行動を取りにくく
なるからだ。
あなたは、自分がやりたいと思う
仕事に多くの時間を使えるように
なるだろう。
あなたの組織がこれからも
成長し続けていけるように、
まずは、社長であるあなたの価値観を
スタッフに伝えるということを
してみてはどうだろうか。
それは、あなたが理想とする
組織をつくることに繋がると
僕は信じている。
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