アホらしくて働けない | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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池本克之です。


ある会社で働いていた女性社員が
こんな本音を漏らしたそうだ。


「社長の車を維持するために
働いていると思うと
アホらしくて働けない」


と。


これは、
会社がどんな状況だったかというと、
危機的状況に陥っていたときだったそうだ…


組織で最も一丸となりたいときに
スタッフの心が離れていっている。


一丸となりたいと思っても
なれない。


これは、とても辛い。
もどかしくて、どうしていいか
わからない気持ちでいっぱいになるだろう。


しかし、どうしてこのような状況に
なってしまったのだろうか?


それは、
今までに会社の理念やビジョンを
スタッフに伝えてこなかったからである。


「え?たったそれだけ?」
と思う人もいるかもしれないが、


理念やビジョンといった
社長が実現したいことや
社長はどのような会社にしたいと
考えているのか?ということは
人がついていく上でとても重要になる。


決してバカにならないのだ。


もしかしたら、社長の頭の中には
ぼんやりとでもあったのかもしれない。


だが、それを言葉にして
口に出してスタッフに伝えてこなかった。


なので、スタッフも社長の考えが
わからずに、いつの間にか
気持ちが離れていってしまったのだ。


理念やビジョンは
社長だけが理解しているだけでは
意味がない。


もちろん、額縁に入れて飾っている
だけでもまったく意味はない。


あなたの言葉で
何度でも繰り返し伝え続ける必要がある。


そして、一緒に働いているスタッフが
あなたと同じように理解し、
行動することで
初めて意味があるものになるのだ。


スタッフ自身も、
自分の会社の理念やビジョンを
理解していれば
仕事をする上での行動が変わってくる。


仕事のパフォーマンスにも
大きな影響が出てくるだろう。


あなたもご存知の
パナソニックを一代で築き上げた
松下幸之助さんも、
理念をスタッフに浸透させることに
とても力を注いでいたそうだ。


自分だけが知っているのではなく、
スタッフ全員が同じ価値観を
共有することで、
初めて力が発揮されることを
知っていたからだろう。


何度も何度も繰り返し
伝え続けたそうだ。


理念やビジョンというのは
そう簡単には浸透しないのかも
しれない。


だが、諦めずに
何度も伝え続けることが大切だ。


そして、あなたが考える
理念やビジョンが少しずつスタッフに伝わり、
働いている人の気持ちが1つになったとき、


どんな危機的状況になったとしても
一緒に乗り越えていけるようになるだろう。


人間は、危険な状況や悪い状況に
なったときこそ、本性が現れる。


そのような状況になったときに
後ろを振り返ると誰もついてきて
いない…
とならないためにも、


あなたが考えていることは
必ず口に出して伝えていくことを
強くオススメする。

 

 

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