社長とスタッフの気持ちに温度差がある理由 | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

ドクター・シーラボとネットプライスの2社を上場させた池本克之がビジネス哲学やライフスタイルを発信するブログです。


池本克之です。


社長とスタッフの気持ちに
温度差があることで
悩んでいる人は多いのではないか。


こちらは一生懸命になって
やっているのに、
それが伝わらなかったり、


思うようにスタッフが
動いてくれなかったりすると
イライラする。


そんなスタッフを見て
我慢できなくなり
怒りをぶつける人もいるだろう。


そうなると、
スタッフとぎくしゃくしてしまい、
余計に動いてもらえなかったりする。


お互いの間に見えない溝が
できる場合も多くあるだろう。


そして、突然
「辞めます…」と言われることだって
あるのだ。


こうなってからでは遅い。


こうなる前に、
どうにかして社長の考えを
スタッフに理解してもらい、


同じ方向を向いて仕事をやれるように
する必要がある。


たとえ、今は人の問題で
悩んでいなかったとしても、


会社を今よりも大きくしたい、
伸ばしたいと思っている人は
必ず人の問題は付いて回るので
後回しにしないでほしい。


社長の考えがスタッフに伝わらないのは
一体どうしてなのだろうか?


それにはいくつかの原因があるだろう。


その1つは、
社長が話している内容の背景を
スタッフが知らない、
というのがあるように感じている。


例えば、
「来週から〇〇をやろうと思っている。
そのための準備をしてほしい」
と言ったとする。


しかし、スタッフからすると


なぜ、それをやらなければ
ならないのか?
それをやると何が変わるのか?
自分たちにはどのように影響するのか?


などがわからない。


突然やると言われても、
今の仕事もあるので
これ以上は無理だと思う人もいる。


「また余計な仕事が増える…」
と、思う人だっているだろう。


こうなってしまうと
やるとなったとしても
内心では嫌々やるので、
なかなか仕事が進まなかったり、


思ったような成果にならなかったり
する。


これは、とても勿体無い。


ここで重要なのは、
その考えに至った背景を
スタッフにも共有するということだ。


そうすれば、
あなたの考えがスタッフに
より伝わりやすくなる。


また、人間、
相手の背景を聞くと共感できたり、
動きやすくなったりする。


ただ単に、これをやる、と
言われるよりも


やる理由や、
やる目的を聞かされていれば
自分事にもなりやすい。


「自分の考えがスタッフに
伝わらない…」
「自分とスタッフの気持ちに
温度差がある…」
と感じている人は、


自分の考えの背景まで伝えているか、
もう一度確認してみてはどうだろうか。


お互いの認識を合わせて
気持ちを1つにしない限り、
組織で大きな成果を手に入れることは難しい。


後から後悔しないためにも、
今、できることから
お互いにやっていきたいものだ。