社長のストレスを大幅に軽減するもの | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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ドクター・シーラボとネットプライスの2社を上場させた池本克之がビジネス哲学やライフスタイルを発信するブログです。


池本克之です。


あなたは、
「何度も同じことを言わないと
伝わらない…」
と感じた経験はないだろうか?


そういう僕自身もある。


何度も同じことを言うのは
体力が必要だし、
その度にエネルギーが奪われていく。


正直、疲れるだろう。


「何度言ったらわかるんだよ…」
「あの人には、何度言っても
伝わらない」


こうなってくると
だんだんイライラしてくる。


「この前も同じようなことを
言っただろう!」
と、イライラを爆発させてしまうときも
あるのではないか。


何度言っても伝わらないと感じれば
「もう、この人には仕事を任せられ
ない」となり、
社長のあなたがする場合もある。


そうなると、日々の仕事に加えて
スタッフの仕事まで
やらなければならなくなるので、
あなたの仕事がどんどん増えていく。


人を雇い、
自分が抱えている仕事を任せて
少しは精神的にもラクになれるのかと
思っていたら、
そうではないのだ。


このままでは今いる人も育たないし、
あなたの仕事が増えるばかりで
やりたいと思っている仕事にも
集中できなくなってしまう。


一体なぜ、このような状態に
なってしまうのだろうか?


どうして、何度言っても伝わらないの
だろう…?


その大きな原因は、
あなたとスタッフの価値観が
違うからである。


「これくらいわかるだろう」
と思うことでも
スタッフにはわからないことがある。


自分ではきちんと伝えたつもりでも
相手の捉え方が違っていて
正しく伝わっていないときもある。


このままでは、
仕事が進むスピードも遅くなるし
効率だって悪い。


では、どのようにすれば
あなたが何度も同じことを言わなくても
スタッフが正しい行動を取れるように
なるのだろうか?


その問題を解消するのが、
CCSだ。


CCSとは、
コーポレート・カルチャー・
スタンダードと言い、
日本語にすると「企業文化の基準」
である。


中小企業の場合、
社長であるあなたの価値観が
企業文化になることが多い。


しかし、人間の価値観というのは
普段、接しているだけでは
なかなか相手に伝わりにくい。


そこで、僕がオススメしているのが
社長の価値観を明確にし、
文書化して手帳にすることである。


なぜ、手帳にするのか?


それは、スタッフが仕事で困ったときや
どうすればいいのかわからなくなった
ときに、


手帳を見れば社長の価値観が
書いてあるので、
どのような行動を取ればいいのかが
すぐにわかるようになるからだ。


困ったときの心の拠り所にもなる。


また、あなた自身も
スタッフに何度も同じことを言わなくて
済むようになるので、
イライラすることや
精神的な負担もだいぶ減っていく
だろう。


自分の価値観を明確にするのは
時間がかかるかもしれない。


だが、それをすることによって
スタッフがあなたの考えている通りに
行動でき、
あなたの精神的な負担が減るのであれば
する価値はあるのではないか。


今後、もっと会社を伸ばしていくために
今、CCSに時間を投資するのは
とても賢い選択だと考えている。