池本克之です。
僕ら社長の時間はとても貴重だ。
それなのに、
スタッフがしたミスの後始末や
何度言っても伝わらないイライラに
頭を悩ます、なんてこともあるのでは
ないか。
その度に、貴重な時間が奪われていき
重要な仕事をする時間が減っていく。
「どうして、何度言っても
わからないんだ」
「どうして、伝わらないんだ…」
このように悩んでいる社長は
とても多いように感じている。
何度も同じことを言うのは疲れるし、
正直、イライラすることもあるだろう。
「どうして、こんなことも
わからないんだ！」
と、イライラを爆発させてしまうときも
あるかもしれない。
その気持ちはよくわかる。
他にもやらなければならない仕事は
数多くあるのに、
スタッフとのやり取りに多くの時間を
奪われていては
重要な仕事がなかなか進まない。
このような状況なので、
会社の将来のことを考える時間を
確保するなんて
到底できないと思っている人もいるの
ではないか。
本当は、会社の将来を見据えて
経営をしていきたいと思っていても
それができない。
イライラは募るばかりで、
それと同時に不安もつきまとうだろう。
なぜ、こちらが言ったことが
伝わらないのだろうか？
どうして、何度も同じようなことを
言わないといけないのだろう？
その根本的な原因は、
お互いの価値観が違うからである。
お互いの価値観が違うので、
ある人には正しく伝わるし
ある人には違う捉え方をされてしまう。
そして、それが原因で
毎回同じようなことを言わなければ
ならなくなるのだ。
ということは、
なるべくお互いの価値観を合わせていく
ということが大切になるのではないか。
そのために活用できるのが
CCSだ。
CCSというのは、
コーポレート・カルチャー・
スタンダードの略で、
日本語にすると
「企業文化の基準」である。
中小企業の場合、
社長の価値観が企業文化になることが
ほとんどだ。
であれば、
あなたの価値観を明確にして
スタッフに伝えていくことが
とても重要になる。
また、これが
あなたが思う理想の企業文化を
つくることにも繋がっていく。
CCSがあることで、
何度も同じことを言わなければならない
イライラやストレスからも
解放されるようになる。
実際、僕もCCSを作成してから
イライラすることやストレスが減ったと
感じている。
スタッフがしたミスの後始末や、
何度言っても伝わらないイライラに
頭を悩ますということがなくなったので
会社の将来について考える時間が
増えたのだ。
また、将来に向けた仕事ができるように
なったことで、
着実に成長していける確信があり
気持ちは常に落ち着いている。
このような気持ちになれたのも、
CCSを作成して組織で共有している
からである。
あなたの価値観には
どのようなものがあるだろうか？
あなたが考える仕事のやり方には
どのようなものがあるだろう？
まずは、あなたの価値観を
改めて書き出してみることを
オススメする。
価値観を書き出すのは
時間がかかるかもしれないが、
今することで
「あのときにやっておいて良かった」
と思える日が必ずくるだろう。