【不登校】子供に関する悩みは、お母さんが幸せになるための糸口となる! | 不登校兄弟2人のママが伝える、親も子も自分らしく軽やかに生きる方法。

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【子育て・不登校・夫婦関係・生きづらさ】なんだかしんどい、我慢ばかりしている気がする、どうしてうまくいかないの?…こんな思いを抱えていませんか?心の仕組みと自分を知ることで、目の前の世界は一変します! UMIカウンセラー(訓練中):まわたり まい

こんばんは。

 

馬渡麻衣(まわたりまい)ですクローバー

 

【只今、UMIカウンセラー訓練中です♪】

 

 

 

子供の悩みはお母さんを幸せにするための糸口となる!

 

 

 

子供の不登校で私が最も辛かったこと、

 

それが長男の暴力でした。

 

 

 

あの頃の長男は常に眉間に皺を寄せて

 

朝起きてきたところからイライラしていました。

 

 

 

最初の一言が、「ママ!つまんない!」

 

私の腕をつかみ睨み付けながら叩き始め、

 

だんだんとグーパンチになる。

 

 

兄弟ゲンカの仲裁に入れば、

 

矛先は私に向かいグーパンチ!グーパンチ!

 

 

 

ゲームに飽きると、「ママ!つまんない!」

 

 

 

もう、こっちに来ると思っただけで構えてしまう。

 

 

 

何を言っても勘に触ってしまう。

 

 

 

どうしたらいいかわからず、

 

「そっか、つまんないんだね」と言ってみたけど

 

「つまんないんだね、じゃない!何とかしろ!」

 

 

 

返す言葉もなく黙っていると、

 

「無視するな!!」

 

そして、グーパンチ!グーパンチ!

 

 

 

始まると、だいたい一時間ほどは続いていました。

 

 

 

 

この頃、放課後等デイサービスで相談していた

 

心理療法師の方に、暴力が始まったら

 

何も反応せず無視してください

 

そして、

 

落ち着けたら「自分で落ち着けたね」って

 

誉めてくださいって指導を受けていた私は、

 

どんなに痛くても心を無にして目を合わせず

 

無視して耐えていました。

 

 

 

 

 

そしてもうひとつ、私が耐えている理由がありました。

 

 

 

 

長男はもともと、優しくて笑顔がかわいい

 

楽しいことが大好きな子だった。

 

 

 

その長男に、こんなことをさせてしまうほど

 

追い詰めてしまったのは私。

 

 

あの時、私が寄り添ってあげられなかったから。

 

 

長男の不安を受け止めてあげることができなかったから。

 

 

 

だから、辛くても逃げちゃダメ。

 

私が逃げてしまったら、長男をもっと傷つけてしまう。

 

 

 

ものすごい罪悪感でした。

 

 

 

 

普通に考えたら

 

もし自分に嫌なことをする相手がいたら

 

自分を守るために避ける、もしくは逃げますよね。

 

 

 

ただただやられているって、とても不自然です。

 

 

 

でも、このときの私は

 

子供との関わり方に完全に自信をなくし

 

藁をもつかむ思いで外側の指示に従うしかなかった。

(心理療法師さんの指示が間違えてるということではありません。それをするには、私の当時の意識では難しすぎたということだと思います。)

 

 

さらに、ものすごい罪悪感から

 

自分に逃げることを許さなかったんです。

 

 

 

とはいえ、いくら冷静に心を無にしようとしても

 

愛する我が子に殴られつづけるというのは

 

本当に辛く悲しいものです。

 

 

 

長男を理解したい。

 

理解したいのにできない。

 

理解したい気持ちをわかってもらえない

 

 

 

私の顔は、涙をこらえ辛さがにじみ出ていたと思います。

 

 

そんな顔でやられ続けることで、

 

私は被害者になり、長男を加害者にしつづけていたんですね。

 

 

 

長男も自分のつらさを私にわかってもらいたい。

 

なのに、わかってもらえない。

 

そう感じていたと思います。

 

 

 

 

お互いに、わかってよ、わかってよって

 

やり合っていたんですね。

 

 

 

そしてもうひとつ。

 

私は耐えていたことで、自分に対しても、

 

わかってもらえないと感じさせていました。

 

 

 

 

暴力を向けられて感じることは、

 

やっぱり痛い!嫌だ!悲しい!

 

本当は逃げたくて逃げたくてしかたなかったんです。

 

 

 

逃げてみました。

 

 

長男を傷つけてしまうことになるという恐さも

 

抱えたまま、しがみつく長男を振り切って

 

トイレに鍵をかけて閉じ籠りました。

 

 

 

長男はトイレのドアを蹴ったり物で叩きながら、

 

「出てきて!なんで無視するんだよ!

 

もう死にたい!なんでだよ!なんでだよ!」

 

こんなことを泣き叫んでいました。

 

 

 

長男の叫びが、どうなってしまうのかと本当に恐かった。

 

悲しくて悲しくて、たくさん自分を責めました。

 

 

 

実際に小さく声に出して自分を責める。

 

 

 

私のせいで、私のせいで…

 

でも痛かったよ、悲しかったよ、嫌だったよ…

 

本当に逃げて大丈夫なの?

 

私はまた長男を傷つけているんじゃないか…

 

でも痛いよ、つらいよ、悲しいよ

 

 

この繰り返し。

 

 

 

そんな自分に、

 

 

自分が悪いと思ってるんだよね

 

どうしても許せないんだよね

 

傷つけてしまうのが恐いんだよね

 

だから逃げちゃいけないと思っていたんだよね

 

 

でも悲しかったね、痛かったね、嫌だったよね

 

よく逃げたね

 

 

そう言ってあげました。

 

 

 

初めて、自分の思いに耳を傾け、

 

自分が自分の味方になり

 

寄り添うことができた瞬間でした

 

 

 

 

そして、自分の思いを認めたら

 

うわべではない本心で長男に伝えることができました。

 

 

「ママは叩かれると痛くて悲しい。嫌だよ。」

 

 

 

トイレに逃げ、思いを伝える。

 

 

 

何度かやっていると、長男はすぐに

 

トイレの前から離れて落ち着くようになりました。

 

 

 

その頃には、自分を責める気持ちも

 

「それでも精一杯がんばってた。もういいよ。」と

 

自分を許したいという思いが芽生え

 

前を向き始めた感覚がありました。

 

 

 

ここまでくると、

 

暴力からは本気で自分を守るんだという気持ちで

 

「嫌だよ。叩くなら離れる。」と

 

本気で言えるようになり、

 

長男も殴るのをやめるという素振りを

 

見せるようになりました。

 

 

 

 

やっと会話ができる状態になったんです。

 

 

 

 

長男の暴力が始まってから

 

ここまでくるのに5か月ほど。

 

 

 

私が逃げて、自分の思いを認めてから

 

おそらく1~2か月ほどです。

 

 

長男の暴力は、2~3日に一回ほどだったのが

 

1週間大丈夫だったな、次は3週間大丈夫だったな…

 

という感覚でどんどん減っていき、

 

気付いたら全く無くなっていました。

 

 

 

 

 

私は、それまでずっと

 

困難なときこそ自分に負けるな!

 

みんな頑張ってるんだ!と、

 

自分を鼓舞して生きてきました。

 

 

 

子供が生まれ、フルタイムで仕事をして

 

理想の妻、理想のママを心に描き

 

自分のことは二の次で突っ走っていました。

 

 

 

子供たちが不登校になる前の数ヶ月は、

 

もはや家では頑張っても笑顔が作れなくなるほど

 

いっぱいいっぱいで限界でした。

 

 

 

そんなとき、子供たちが不登校になり

 

ストップをかけてくれたんですね。

 

 

 

それでも、自分を責め続けて

 

この事態を私がどうにかしなければ、

 

しっかりしなければと、

 

奮闘していたんです。

 

 

 

長男の暴力がどんどんエスカレートし、

 

もうダメだ…となって、やっと、

 

私は私の思いをわかってあげるということを

 

することができたんですね。

 

 

 

長男が、私の生きづらさから抜け出すために

 

その役割をしてくれていたんです。

 

 

 

本当に辛かった。

 

 

でも、得たものは大きかった。

 

 

 

自分をわかってあげるということを知り、

 

やっと子供たちをわかってあげられる私が

 

生まれました。

 

 

 

自分と向き合い、自分を知ることの喜びを知り、

 

UMIのマスターコース、カウンセラーコースで、

 

たくさんの学びを得ることができました。

 

 

 

 

あの辛かった日々が嘘のように

 

笑顔が溢れる長男がいて、

 

家族みんなの雰囲気もとても良くて

 

居心地のいい家庭となり幸せを感じています。

 

 

 

今も我が家の二階のトイレのドアは

 

穴があいていますが、

 

その穴も今は辛い思い出ではなく

 

私が頑張っていた頃の思い出であり、

 

私と長男の関係性を築き直すきっかけとなった思い出です。

 

 

 

 

 

人生で起きるすべてのことは、

 

自分に必要があって起きているということ。

 

 

 

 

学び、成長するために起きている。

 

 

 

そこから何を得るかで

 

現実はこうも大きく変わるのだと、

 

振り返った今、痛感しています。

 

 

 

こんなことを改めて書いていたら、

 

子供たちの顔が見たくなってきますね(*^^*)

 

 

 

不登校はお母さんへのギフト。

 

本当にそのとおりだと思う。

 

 

 

 

長文、最後までお読みいただきありがとうございました。