心配していたとおりホテルを出発して聖ニコラス教会脇でトイレを探す羽目に。もう嫌だ。
ダム湖の名をベルサール湖という。対岸に林が見える。
足早にLU633(州道633号線)をクロスして左折、ベルサール湖沿いの小道を小走りに抜けて右折、走って橋を渡りそのまま左手の藪の中に直行して用を足した。
今日はポルトマリンからバラス・デ・レイまで25㎞を歩く。
朝のうちはLU633を左に見ながら霧の中を歩く。
陽気なおじさんたちが「ブエン・カミーノ」と声をかけて僕を追い抜いていく。後で知ったのだが、陽気なおじさんはお父さんで2人の息子と娘婿の4人で巡礼の旅をしていたのだ。なるべく家族と距離を置こうとする僕にこの組み合わせは驚きだ。
LU633は西へ何処までも延びている。右手は生け垣が続いていて僕のためにトイレになっている。
振り返れば100m後方に人影が、人目ばかりが気になる僕がいる。
LU633を横断する。
山火事の後が霧と相まって長谷川等伯の墨絵を見ているようだった。



