2024年8月8日(木)
抱卵したヤシガニです⬇️
言わずと知れた、、メスです。
卵はメスにしかない腹肢といわれる3本の細い肢に産み付けます。
赤線で囲ったのは腹肢ではなく、普段は胴体(甲羅部)とお腹の間に隠れている第5の脚です。一般的には脚として紹介されていますが、歩くのには使いません。役割は主にお腹の掃除です。
ヤシガニの腹肢は必ずお腹の左側にあります。
写真のヤシガニは右側から撮影しているので、細い脚が腹肢ではない証拠となります。
ナイトツアーや、ヤシガニパトロールでたくさんのヤシガニを見ていますが、ここ5年ほど抱卵したメスのヤシガニを見ていません。
池間島でメスのヤシガニを見る確率はオス10匹に対して１匹程度。つまりメスに出会える確率は10分の１です。
その中でも、抱卵したメスのヤシガニはさらに希少です。うじゃうじゃいるオカガニのメスとは違い、数が圧倒的に少ないです。
卵を見せてもらってありがとうヤシガニちゃん。
卵の形は「とびっこ」に似ています。
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