2024年3月25日(月)
晴れ☀️
午後3時の気温は手元の温度計で28℃

池間漁港からジャランミなぎへ。
(午後4時20分ごろ撮影)

今日の動画の撮影ルートです⬇️
青色のポイントからスタートして、
オレンジのポイントで止まります。

【ギダン坂】
気になりましたかね?
動画では「ヨシオ」とヒントめいた話をしましたが、ヨシオを漢字で書くと【義男】

それ以上の説明は要りませんよね!

というわけで誰が名付けたかギダン坂。
今から32年前に開通した池間大橋。
その大橋建設に伴う道路の拡張舗装整備で作られた道がギダン坂。

こんな立派な道になる前のギダン坂はというと、人ひとりが通れる程度のギンネム林の中のけもの道でした。

池間大橋建設に伴い変わったものは、人やモノの流通や医療面のほかに、集落内の風景もそうだと言えます。

ちなみに海岸通りもそうです。
岩と小さな砂浜しかなかった海岸の上に、あんな立派な道路ができるとは想像すらしなかったです。

アニメ【平成狸合戦ぽんぽこ】の中で多摩丘陵を開発する人間に対し「神や仏以上の力がある」と表現するシーンがあります。
まさに人間の仕業は恐ろしいものです。

午後4時20分ごろのミジュンマヒダです⬇️

南風なので少し波がありました。



今日はたくさんいました。


さて、下の写真はミヤコマドボタルです⬇️
今朝、我が家の庭先に姿を見せました。


池間島をはじめ、宮古諸島だけに生息しているホタルがミヤコマドボタル。

飛び立つ動作に入ったので、スマホのカメラを構えていたら、、

すぐに飛び立ちました⬇️
写真を拡大するとホタルの体の作りがよくわかりますよ。
胴体は幼虫時代の形【ギザギザ体】をほぼ引き継いでいます。
発光するのは最後尾から2番目と3番目の発光器。これも幼虫時代と変わりません。

そのホタルも激減しています。
環境省もホタルを準絶滅危惧種に指定しています。

池間島でホタルが激減している理由は、一番大きいのは海岸木の伐開だとみています。
次は除草剤。

ミヤコマドボタルの卵は一ミリ程度。
一見、何か分からないほど小さいです。
ちょっとでも除草剤の影響を受けた土地では生きていけません。
除草剤だけではなく農薬も同じ結果です。

その証拠に、農薬や除草剤をバンバン使うサトウキビ畑ではホタルは全く見られません。

ミヤコマドボタルは陸生ホタル。
幼虫はカタツムリの子どもや、リクニナなど、陸上の巻き貝を捕食しています。

成虫になり飛び始めると何も食べません。
水だけで一生を過ごします。
なので、飲み水がないと死んでしまいます。

ゲンジボタルは水生ホタルなので川や池の近くで見られるのは当たり前。
陸生ホタルなので水にあまり関係無いようにみえるマドボタルですが、池など水のある場所に数多く見られるのは、それが理由となっています。

6年ほど前はまだまだたくさん飛んでいたミヤコマドボタル。環境の変化に伴い急激にその数は減っています。

人や生きとし生けるもの健康に大事な土の変化。今まで人が住んでいなかった場所に建物が建つ環境の変化。

豊かな自然のバロメーターを知るにはホタルなど生き物の数がわかりやすいと私は感じています。

今年ミヤコマドボタルを見るのは3回目です。
単独なので3匹目といったところです。
ナイトツアーでいつも見られる池間島灯台近辺ではなく、我が家で3匹というのも皮肉。

もしかすると私に会いにきたのかね、、(笑)

6月から9月までホタルの最盛期を迎えます。