2023年8月30分(水)
晴れ☀️

池間島の旧盆、送りの日の様子です。
池間島では「ウクイ」=「送り」
沖縄本島では「ウークイ」
初日は「ンカイ」=「迎え」
沖縄本島では「ウンケー」

ウクイ(送り)にはディンバナ(あの世のおカネ)を燃やしつつ、ご先祖様を送ります。
写真は山里秀政⬇️
私の甥です。

こうして親族が集まり、ご先祖様をお迎えして、そして送ります。

右下に見える束があの世のおカネになるディンバナ⬇️

どっぷり暮れました⬇️
ディンバナ奉納には、けっこうな時間を要します。

これがディンバナ⬇️
和同開珎みたいな紋様を紙に打ち付けるので、
ウチカビ(打ち紙)と云われています。


少し遡って、こちらは午後7時20分ごろのミジュンマヒダです⬇️
【天が割れると台風が来る】
おじいたちが、よく話をしてくれました。
台風11号が近づいています。

マイバイトゥガイ方面⬇️

さらに遡って、ここは午後5時30分ごろのサミット会場⬇️
アキラ、サトル、ヒロシ、ケンジ、モリオさんがユガタイ(世語り)をしていました。

盛男先生(左側)は私の師匠。
池間島の歴史研究家です。


山口家バルコニーから撮影⬇️

おじゃまムシを決めこみました!(笑)
山口家(やー)です⬇️

山口家(やー)  良いねぇ~(^-^)❗
(午後7時ごろ撮影)

みんなノリノリ~~🎵
これがお盆だよね~~🎵

ハナちゃん、ヒトミ、旅行者、ユカリ、オサム、レナ、アヤカ、旅行者、ヒデマサ。
常識はずれの人以外は誰でもウエルカムの山口家(やー)   サイコーです!


各家庭でそれぞれのお盆の過ごし方があります。
普段池間島に住んでないがためにキジャイにもおいそれと生家に帰れない。
しかし、キジャイはなんとかカタチにしたいと思う島人も多いのでは?

ただ、帰省してしっかり旧盆を迎える人より、
そうじゃない人のほうが多い気がします。

池間島でも島から離れて暮らす人は多く、
残った親は高齢になり独り暮らし。
島外で暮らす子どもに誘われ引っ越す高齢者もいます。
そしてその先、この家は空き家へ。

お盆やミャークヅツなどのキジャイで帰省し、自宅を開ける人もいますが、引っ越した多くの家は閉めきったまま。
人影はみえません。

旧盆のあり方も昔と比べ変わっています。
ごくごく簡単に済ませるパターンが多くなっています。

なるべくなら、お盆は自分が生を受けた土地、家に帰り、ご先祖様や親族と共に過ごしたいものです。

明るいのは、島に残った若者がしっかり先祖をお迎えし、お送りし、島の旧盆を、伝統を守っていること。
自宅の庭でディンバナを燃やしていたジュンロウ。さすがです!  

それに、いつも伝統的な手料理、家族でキジャイを迎える山口家(やー)
ホッとする居心地が良い空間というか、家庭です。
これが島の旧盆という宴席、楽しませていただきました!

お盆気分も覚めやらぬまま、明日は台風11号の暴風対策に追われます。