サンゴの移植法は卵から育て養殖しものを海に返す方法や、生きているサンゴの枝をわざと折って培養したものを海に返すなど、何種類かあります。
それはいずれも陸上のプールで行われる人工養殖での方法です。
それらは時間も手間もお金もかかります。
加えて、元々その養殖したサンゴが生きていた海域での移植ではなく、別の不特定の海域に移植します。
そのためか【サンゴの生態系が崩れるのではないか】そんな懸念も持ち上がっています。
一方で、我々の移植法は、移植するサンゴが元々生きている海での移植です。
自分さえ楽しければ良い。
珊瑚礁とは何かも知らない。
サンゴはとてももろいとも知らない。
珊瑚礁の再生には長い年月がかかることも知らない。
珊瑚礁が海の環境の母体であることも知らない。
沖縄県の海で遊ぶ目的で旅行を計画するなら、そんな基礎的な事は事前に調べてから来島しろよ❗️
と、声をデカくして叫びたい。
珊瑚礁を守ることで人間が唯一できるのはサンゴを傷つけないこと。
移植は単なる傷の手当てにしか過ぎません。
せっかく再生したサンゴを踏みつけて折る。
怒りしかありません。
フナクスの珊瑚礁にサンゴを移植する最大の課題。それは、いかにして移植したサンゴを観光客から守るか。それに尽きます。
移植したサンゴが波浪で流されるのは想定内。
人工物て固定していませんから。
観光客が珊瑚礁に立つのも想定内。
海の環境に対して無知がほとんどですから。
それでも生きているサンゴを踏みつけのは想定外です。
まさかいくらなんでも、、、そんな思いです。
沖縄県では珊瑚礁に立たないのは常識中の常識。ただし、溺れる恐れがある場合はサンゴを踏みつけででも珊瑚礁に立てるなら立つ。
当たり前です。
溺れないためにも、サンゴを踏まないためにもライフジャケットの着用は必須です。
サンゴの移植後の課題【サンゴが踏みつけられる】の解決にもそれは有効だと考えます。
次回、フナクスにおけるサンゴの移植は9月8日です。