2023年2月25日(土)
曇り☁️たま~に小雨🌂
午後9時25分の気温は手元の温度計で17℃
湿度は66%
風は北東の風15m(池間島灯台午後9時25分発表)
昨日のブログにも書きましたが、
明日は池間大橋が開通して31周年を迎えます。
今日も強い北風が吹き荒れる池間島。
少しは風が収まっていることを願うばかりです。
いつも思うことですが、
風上側と風下側とでは海の状態が全く違う、、
ということ。
この違いを皆さんにはよく知っていただきたいです。
今日、水難救助員資格更新の講習会に参加しました。
この講習会で沖縄県警の担当者の話で、印象に残ったのが「沖縄県で水難事故を起こす旅行者の多くは、50代から70代が圧倒的多数」
その理由は「今まで大丈夫だったから」
要するに[若き頃の自分だと今も勘違いしている]
のが最大の原因のようです。
亡くなる人の多くも、その年代。
海難事故の件数では20代、30代の若者がやはり多いです。
しかし、死亡率となると50代から70代の人たちよりは低い数値になっています。
なぜか
体力があるからだと分析されています。
フナクスでも、年配者のシュノーケラーが多く見られます。
「ライフジャケットを着用してください」と、我々が注意を促しても「いや要らないです。これまで危ない目に遭ったことはないから」と反ってきます。
いざ危機的状況が起きても体力が無いため命を落とす。
今までできていた危険回避術ができなくなる年齢に達していることを知らない50代以上の人たち。
海で亡くなった人の年齢層。
最悪は70代。次に60代。その次が50代。
ハッキリと沖縄県警の統計に表れています。
今まで大丈夫だったのは、若くて体力があったから。
これまでマリンクラブでさんざん注意してきたことが、沖縄県警の統計と合致。
年配の人たちの過信が事故に直結すことが明白になっています。
「今まで大丈夫だったから」は海には通用しません。
逆に「今まで事故がないのは幸運」だと自覚したほうが、年配者が海で死なない唯一の選択肢かもしれません。
ダイビングやボートエントリーでの自己健康申告書にもウソを記入する人か多いそうてす。
その理由は、本当のことを記入するとダイビングやシュノーケリングができなくなるから。
せっかく予約もして、楽しみにしていたマリンレジャー。
せっかく来たのに申告書の記入ひとつでツアーに参加できないのは損
だから参加者はウソの申告を記入する。
ウソの申告をしたツアー参加者が死亡しても、その責任はショップ側にもある、、、
そんな理不尽極まりない法律が私たちに突きつけられています。
要は「プロならツアー参加者の体調も見極めろ」
らしいです。
医者でもあるまいし、、、
いや、医者でも診察や検査結果をみないかぎり、
患者の健康状態なんてわからないはず。
外見だけで「あ、この人は心不全だ」「高血圧だ」なんて解るわけありません。
せめてこのブログをみている皆さんには、マリンレジャーをする場合は正直な体調の記入をお願いしたいです。
それは自分の命に関わることですからね。