今日のヤフズマーイはスゥラなぎです。
池間島には字池間と字前里の住所があります。
それは池間島がかつて池間村と前里村に分かれていたからであり、現住所はそれの名残です。

字池間1番地から40番あたりまではウイバラ地区にありますが、現在人は住んでいません。
字前里1番地はこの地区から始まり、若い住所に現在もも人が住んでいます。

今日は前里の始まりの地、スゥラなぎをヤフズマーイです。
スゥラなぎは赤線で囲んだ地域です↓↓↓
青色はマツヌブー。緑色はミジュンマヒダです。

ミジュンマ広場の真ん前にある與那覇家のマスギタです↓↓↓
左下に見える石は綱取りの石です。
「神石」という古老もいらっしゃいます。

スゥラから見たミジュンマ広場です↓↓↓
左側が與那覇家。右側は本村家です。

本村家のヤーヌッシバラ(家の裏側)です↓↓↓
まさにヤフズマーイです(笑)

前里ムトです↓↓↓
ミャークヅツで男衆が集まり酒を酌み交わしお互いの健康長寿を祈願する場所です。
こちらでは[前里ムト]と表記していますが、
言葉では「ムトゥ」と表現します。

前里ムトの神石です↓↓↓

勝連家の屋上から撮影したミジュンマ湾です↓↓↓
この景色が見られるのは現在二つある勝連家、古川(我那覇)家の三つしかありません。
池間島で唯一無二の場所です。

マイバイトゥガイと、マツヌブー方面です↓↓↓

ナナムイ御嶽方面です↓↓↓

魅惑のヒダガマ(小さい浜)マツヌブーに行ってみましょう。
右側の小道から入ります↓↓↓

この先がマツヌブーです↓↓↓

本当に小さな砂浜ですが、昔から残る集落近くの自然海岸はもうこちらしか残されていません。
他の海岸は全て護岸工事で舗装されています。


こちらはかつて与那覇家があった場所です↓↓↓
またわたくし事で恐縮ですが、
私、小学3年の時だったか、同級生がいるこちらのお宅でテレビに夢中になり、自宅に帰らず、島内のラジオで放送されたことがあります。

時間的には午後7時ごろ。内容はこうです。
[タカンミなぎの仲間広二くんがまだ自宅に帰ってきていません。広二くんの姿を見た人はご連絡下さい]

そうです。
私、行方不明の捜索放送をされたのです(笑)

学校から帰り、同級生の[のぼる]と遊びに出掛け、一度も家帰らずそのままのぼるん家でテレビ観賞に更けていたのです。

夢中になって観ていた番組は[ドリトル先生]
動物と会話できるドリトル先生に夢中になっていたんですわ(笑)

本人はワクワクしながらテレビに夢中。
家人は近所の人たちとドキドキしながら、あーでもないこーでもないと会話に夢中、だったか知りませんが、大慌てで家に帰ったら、家の前には人だかりが。

覚悟決めトボトボ帰ったら、
「あ~~!広二だ~~!広二だよ~~」と、恐ろしいほど数々の声が。

まるで天空の城ラピュタの一場面、
「あ~~パズーだよ。パズーが帰って来た!」
あれそのものです(笑)

オバーに背中を叩かれ泣いたのは言うまでもありません。(言いましたがね)

そんな思い出の場所がこちらです↓↓↓

前里ムトの横にあるこちらの建物をスゥラなぎと言うかどうかは置いといて、
こちらは池間島唯一の木工所になります↓↓↓
昔から名工のサダキさんが運営しています。

前里村発祥の地[スゥラ]
小さな地域ですが、とても魅力的にな地域です。
コロナが落ち着いたら、ぜひ池間島にお越しください