ハリー・フリードマンD.O.による頭蓋オステオパシー講座の通訳で蒲田に来ています。
頭蓋のクラスは、なぜだかいるだけで気分が上向き、一日中、何やら幸せな気分に包まれながら通訳しています。
29個の骨からなる頭蓋骨の細かな解剖や生理学、脳脊髄液の働き、脳と脊髄を包む硬膜のシステム、頭蓋から仙骨・尾骨、足先にまで至る液と膜のマトリックスなどなど、とにかく楽しい。
液と膜には叡智があり、施術者はきっかけとなるドアを開けるだけで、その人が持っている内在するメカニズムがほとんどの治療を行う、というフリードマン博士のガイドに従い、受講生さんたちが実習を積み重ねるごとに、部屋の空気が静謐に、柔らかく、深くなっていきます。
しっかりと解剖学的な基礎もおさえながら、ごくごく微細な液の波動と機能を尊重していく、絶妙なバランスをそなえた、贅沢な講座。
今回、機会を逃した方は、4月か5月にレベル1がもう一度、開講されることになりそうです。乞うご期待。